左舷紅翼

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Comment: 円を大量に刷る行為について少々疑問に感じまして長文で失礼いたします。・円を刷る行為についてどうせなら刷ったお金で、日銀がそのまま国債を買ってしまえば良いのです。あっという間に財源が確保できます。といいますか、日銀が潤沢にお金を持っていたところで国債かCPを買うくらいしか使い道がないわけで（銀行に貸してもどうせ銀行が国債を買いますし…）刷ったお金を国に受け渡すなら国債一択です。 ……この時点で「国債増やさないよ！」という鳩山さんの主張とは食い違ってしまうのが、やや難なのですが。・では、それでインフレになるのか上記の行為は、インフレを起こす悪魔の手法、などと突っ込まれるのですが現状、国債だけで年に2兆弱ほど日銀が買い取っているにも関わらず我が国はインフレになっておりません。 ……といいますか、ここ十年ほどデフレが続いています。おそらく、人為的にインフレを起こすには数十兆単位の買い取りが必要です。・仮にインフレになったとして、中小企業に損なのかインフレの程度にも業種にもよるとも言える話で恐縮なのですが。破滅的なインフレを起こすには、財源どころか国家予算級の増刷が必要なのでほどほどのインフレ（3％くらいでしょうか）が起こっていると仮定します。この状況ですと、多くの企業にとっては得です。というのも、インフレ状態のときは時間が経つにつれて物価が上がるので将来の物価高を嫌って、消費行動が活発になるからです。さらに、現在高止まりしている実質金利（名目金利ーインフレ率）が下がります。借金をしている企業（していない企業は稀でしょう）や設備投資をしたい企業には魅力があるはずです。これらは大企業にも得になるのですが、内部留保が少ない企業ほど現金の価値が減っていくインフレは相対的に有利になります。長々と書いてきましたが、以上の観点から私は日銀がどんどんお金を刷ることは問題ない上に大いに経済を助けるので是非やるべきだ、と考えております。ご覧の通り、リフレーション派的な言をしておりますがこんな風に考える人もいるのだなぁ、くらいに読んで頂ければ幸いです。
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