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大雪再び 全町民孤立の山梨県早川町、高速開通も孤立なお 「食料乏しい」「燃料は…」
産経新聞 2月18日(火)17時9分配信
大雪の影響が深刻な山梨県内では17日深夜に3日ぶりに中央自動車道が開通し、寸断された物流は徐々に戻りつつある。だが一般道の除雪は進まず孤立状態が解消されない地域は少なくなく、18日午前段階で、17市町村2051世帯に上る。県西部の南アルプスの麓に集落が点在し、全町民1183人が孤立した早川町では、食料や燃料の不安を訴える声が出ている。
「食料が乏しくなっているけど、明日からまた雪の予報で、買い物に行けず心配」。早川町で美容院を経営する遠藤貴美子さん(50)は大雪の予報を受け、13日に食料品を大量に買い込んだが、それも底をつきつつあるという。
14日から降り始めた雪はあっという間に胸の高さまで積み上がり、道路が雪崩などで寸断されて町全域の668世帯1183人が孤立状態に陥った。
孤立から5日目を迎えたが、道路の除雪が進まず、周辺の道路はようやく車1台が通れるようになった程度。雪崩の危険もあるほか、除雪の妨げになるとして、車で通行しないよう呼び掛けられているという。
遠藤さんは「台風などで町が孤立することはこれまで何回もあったので驚きはないけど、雪の多さには本当にびっくりした」と話す。
同町では14日から一部が停電し、18日も約80世帯で続いた。町では新潟県から除雪車と作業員の派遣を受け、町につながる唯一の県道の除雪作業を進めているが、雪崩が起きている場所もあり、難航している。
町によると、灯油や軽油、乾電池などの物資が不足したため、18日午後、自衛隊ヘリが搬送した。食糧や水は今のところ足りているが、孤立が続けば、ヘリ輸送の依頼も検討する。
同町はもともと甲府市などより雪の多い地域だが、辻一幸町長(73)は「こんな大雪は初めてだ。道路が開通すれば医療機関にも行けるようになるので安心するのだが」と話した。
同町でガソリンスタンドを経営する辻育久さん(66)は「今は客は誰も来られないが、道路が動きだせばガソリンは1日ももたない。県道が開通したらすぐにでも補給しないと間に合わない」と話す。
温泉旅館「慶雲館」では週末を利用した宿泊客6人が足止め状態となり、20日まで休業することにした。従業員の小薗智己さん(60)は「雪だからしようがないけど、一刻も早く道路が開通してほしい」と疲れ切った様子で話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140218-00000577-san-soci
北の方の県がどうなっているかは分かりませんが、うちの職場周辺の場合、除雪は建設業者のお仕事です。
しかし、その建設業者さんもそろそろ人手が足りなくなっていて、除雪車という名のタイヤショベルも台数が少なく、雪に閉ざされたまま動けないこともしばしばあります。
田舎の所為、でしょうけれど。
以前に私が「建設業者は準公務員」と言っていたのは、そういう背景があるからこそです。
土砂災害、豪雪、水害など……数多の悪条件から道路や民家などを守ってくれる仕事です。
……正直、デフレ期に公務員を削減しなければならないにしても、土木建設業者の一定数確保は絶対に必要だと思っているくらいです。
だからこそ私は、公共工事の削減には反対します。
公共工事は社会インフラを整え、住民の生活を向上させるだけでなく……災害時、瞬時に動ける人でを地元で確保するという意味もあるのです。
国外の敵と戦うのが自衛隊の役割なら。
国内の災害と戦うのが建設業者の役割です。
勿論、緊急の場合は自衛隊が頑張るのですが、長期戦となると全て建設業者の役割になります。
その辺りをしっかりと考えて、公共工事削減を語ってほしいものです。
……そう。
公共工事削減を叫ぶなら、災害時に孤立したまま延々と家に帰れないリスクを背負え、ということです。。。
まぁ、そんな人でも助けるのが自衛隊、そんな人んちの前でも仕事があるなら道路復旧するのが建設業者、なのですけれども。。。
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