左舷紅翼

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Comment: 質問の件。企業や民間がお金を返せば、今まで預金していた額を銀行は[下線]また何処かに貸し出さなければなりません。[/下線] 同様に、企業や民間が貯蓄としてお金を預ければ、銀行にとって[太字]預金総額が今以上に増えます。[/太字] [下線]そのお金の行き場所は結局のところありませんから[/下線]、現状のままだと結局は国債発行して国内流通させる必要がある訳です。 [色:006600]緑の文字色を追加した部分[/色]の説明が足りなかったようです。。。そして、ご質問の貯蓄性向のお話ですけれど。現在の国民の貯蓄性向は２％になっています。つまり[下線]現状ではほぼ企業が貯蓄している[/下線]計算になりますね。企業が貯蓄するということは、[太字]設備投資や新規雇用をしなくても生産力が十分に足りている。[/太字] つまり、工場で１００造れるのに８０しか売れないから８０しか造っていない状況なのです。ここで１２０売れる市場があれば、工場は残り２０を造るために設備投資をするか、新規雇用をするでしょう。要は、[太字]設備投資が行われない＝供給力に需要が追いついていない。[/太字] という等式が成り立つ訳です。簡単に言いますと、[下線]ご質問の「貯蓄性向が高い」ということ自体が２．の範囲内[/下線]なのです。法人税が足りなくなるというお話ですが、国内の生産力余剰分以上に外需が増加すれば、企業は生産力を向上させるために投資をしなければなりません。今問題となっている海外工場での生産になったとしても、その工場の生産設備に必要な資本財は日本の中小企業から出ます。 [下線]生産拠点の増加に伴い、日本国内の中小企業への需要が高まる[/下線]という訳です……それでも、[色:0000FF]国内で生産拠点が作られるよりは効率が悪いですから、お奨めできる状況ではありません[/色]けれども。。。
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