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2011年07月05日

■任命責任は何処へ行ったの？？

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菅総理の求心力低下…目玉の復興大臣人事が裏目に(07/05 11:46)

　「上から目線」の発言で批判を受けていた松本復興担当大臣が、自らの発言の責任を取って辞任しました。東日本大震災からの復興を担う大臣のわずか1週間あまりでの辞任は菅政権にとって大きな打撃で、菅総理大臣の求心力が一層低下するのは確実です。

　今回の辞任劇に対しては、野党からだけではなく、与党からも総理の任命責任を問う声が上がっています。
　自民党・石原幹事長：「この大臣を任命した菅総理の責任。そして、菅内閣には一日も早く退陣して頂くことが、東日本の震災された地域の復興・復旧に一番資するのではないか」
　鳩山前総理大臣：「当然（菅総理の）任命責任は大きい。早く国益のために、すでにめどが基本的には立っている状況ですから、次の方にバトンを渡される時ではないか」
　復興担当大臣の突然の辞任に菅総理は、後任人事に着手しています。関係者によりますと、菅総理はまず、仙谷官房副長官に打診しました。しかし、仙谷副長官は固辞している模様です。このほか、亀井総理補佐官らの名前も挙がっていますが、官邸の関係者は「最後は総理の兼務も選択肢だ」と後任選びが難航する可能性も示しています。与党内には「内閣への影響は大きい」という声が出ていて、菅総理の退陣時期にも影を落としそうです。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210705015.html

他のことはまぁ、兎も角。
被災地復興などは本当に時間との勝負です。
復興が長引けば長引くほど、被災者は避難生活という……望まない生活を続けさせられ、そして彼らへの補給物資だけで税金が次々と消滅して行くのですから当然でしょう。
勿論、政治そのものが時間との勝負であるのは事実なのですが、短期長期を問わない災害復旧や、傷病認定・薬の使用許可・保健適用などの人命のかかわる保険関係は本当に時間が命に関わる……まさに時間との勝負なのです。

で、ですよ？

その時間との勝負であるハズの、国家危急の問題を前にして、肝心の復興大臣がたったの一週間で辞めてしまった訳です。
民主党がダメなのか、菅内閣の人事がダメなのかは……まぁ、ここでは言及しないことにします。
多分、両方とも……という答え以外は出てこないので。。。
大臣が全てを動かすわけではありません。
ですから、大臣が居なければ復興しない訳ではありません。
が、それでも……復興大臣が僅か一週間で変わってしまえば、引継ぎや命令系統の混乱で復興はますます遅れるでしょう。
……時間との勝負であるハズの復興が、人事の問題で遅れるのです。

これは、任命責任以外の何なのでしょう？？

比較すら無意味だと知っている上で言わせて貰えば……
ちゃんと仕事をしてきた後にちょっと泥酔会見をやっちゃっただけで大問題となった故中川氏と。
緊急の仕事にちょっと手をかけただけでやめてしまった松本大臣と。
さて、どっちが問題なのだと思いますか？？

しかし、民主党が政権与党になってからというもの。
有り得ないとしか言いようのない事態が次々に起こっていて……
自民党の大臣を辞任に追い込んだ数々の大問題が見事に霞んでいってますよね～～。
どれだけ、自民党の風当たりが強かったのか。
そして、どれだけ民主党が無能揃いなのか。。。
あの頃のマスメディア報道と現在の問題をしっかりと突き合わせてみたいと思う今日この頃なのです。。。

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