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貧富の格差を語る上でジニ係数が用いられることがあるのは承知の通りなのですが……
えっと。
分からない人のためのジニ係数講座。
ジニ係数とは、主に社会における所得分配の不平等さを測る指標であり、ローレンツ曲線をもとに、1936年、イタリアの統計学者コッラド・ジニによって考案されました。
所得分配の不平等さ以外にも、富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどに応用される。
んで、その数値は……このローレンツ曲線を用いて計算します。

んで、社会に所得格差が存在しなかった場合、ローレンツ曲線は45度線(均等分配線と呼ばれる)と一致する。45度線とローレンツ曲線とで囲まれる部分の面積の二倍をジニ係数と呼ぶらしいのです。
所得格差が存在しない場合、ローレンツ曲線は45度線と一致するので、ジニ係数は0になりまして。
一方でたった一人に全ての富が集中している場合(=最も所得格差が激しい場合)、ローレンツ曲線は、"┘"の形になるので、ジニ係数は1になるとのこと。
その上で。
日本の数値推移がコレ↓↓↓です。

社会保障による改善は働いているものの、ジニ係数は増えている……格差は向上しているということです。
逆を言えば、税制によって辛うじて格差が増加するのを防いでいるという状況でしょうか。
ですが……世界各国と比べると……

真ん中あたりであり、それほど格差が酷い訳でもなければ、平等という訳でもない実態が分かると思います。
ま、中国とかはないのですが。
このグラフにおいて格差が拡大している代表としては、アメリカが筆頭という様子ですね。
しかし。
しかし、です。
このジニ係数、果たして日本の富の偏在を語る上で正確なのでしょうか??
私がこのジニ係数を知ったのは、三橋氏のブログの上であり、マスメディアが語るほど日本の貧富の格差は酷くなく、拡大もしていないという論調のときでした。
そして、その話にだけは違和感を覚えたものです。
その違和感の原因を調べてみたのが、今回のエントリというところですが。。。
まず、違和感の原因を挙げていきますと。
日本の貯蓄の偏りは、このグラフが示すとおり……

……ですが、60歳以上に収入が存在するのでしょうか??
彼らは主に年金で暮らしている訳です。
しかし、こういうデータも存在します。

高齢者の生活保護が増えているというれっきとしたデータです。
つまり……
生活保護対象となった貧民層以外である、高齢者の中でも一部の高齢者が貯蓄をどんどん増やしているという日本の実態が浮き彫りになってくるのです。
収入がない筈の高齢者間においても格差が広がっている訳ですね。
さて。
ジニ係数でコレは語られる問題でしょうか……
貯蓄がどんどん減耗している若年層。
逆に貯蓄がどんどん増えていく60歳以上の高齢者。
同時に生活保護を受ける人数が増えていく60歳以上の高齢者。
しかし、ジニ係数は社会保障と税によって貧富の格差が改善していると訴えている。
ちなみに格差を是正しているハズの医療費について、年代別の医療費はこうなっております↓↓↓。

で、後期高齢者は医療費を払う額も少ない……と。
……おかしくないですか??
高齢者に医療費や社会保障が使われる額が多くなった一方、ジニ係数の改善は税と社会保障や税によって進んでいる。
しかし、高齢者への納税はこうなっている。

納税者は高齢者に少なく。
医療費は高齢者に多く。
貯蓄額は高齢者が増え続け。
税と社会保障によるジニ係数是正は増え続けている訳です。
……明らかにおかしいでしょう??
収入がないハズの世帯が税を納める額が少なく、社会保障は多く、だけどジニ係数による改善は進んでいる。
私には……もはや日本の社会格差を語る上でジニ係数を用いるのが間違っているとしか思えないのですが。。。
今日のは問題提起であって結論を言うつもりはありません。
ま、自分なりの結論はありますが……それを押し付けるのもどうかと思うので。
本記事に1クリックの価値くらいは見出せたって方は、ブログランキングよろしくお願いします。
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分からない人のためのジニ係数講座。
ジニ係数とは、主に社会における所得分配の不平等さを測る指標であり、ローレンツ曲線をもとに、1936年、イタリアの統計学者コッラド・ジニによって考案されました。
所得分配の不平等さ以外にも、富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどに応用される。
んで、その数値は……このローレンツ曲線を用いて計算します。

んで、社会に所得格差が存在しなかった場合、ローレンツ曲線は45度線(均等分配線と呼ばれる)と一致する。45度線とローレンツ曲線とで囲まれる部分の面積の二倍をジニ係数と呼ぶらしいのです。
所得格差が存在しない場合、ローレンツ曲線は45度線と一致するので、ジニ係数は0になりまして。
一方でたった一人に全ての富が集中している場合(=最も所得格差が激しい場合)、ローレンツ曲線は、"┘"の形になるので、ジニ係数は1になるとのこと。
その上で。
日本の数値推移がコレ↓↓↓です。

社会保障による改善は働いているものの、ジニ係数は増えている……格差は向上しているということです。
逆を言えば、税制によって辛うじて格差が増加するのを防いでいるという状況でしょうか。
ですが……世界各国と比べると……

真ん中あたりであり、それほど格差が酷い訳でもなければ、平等という訳でもない実態が分かると思います。
ま、中国とかはないのですが。
このグラフにおいて格差が拡大している代表としては、アメリカが筆頭という様子ですね。
しかし。
しかし、です。
このジニ係数、果たして日本の富の偏在を語る上で正確なのでしょうか??
私がこのジニ係数を知ったのは、三橋氏のブログの上であり、マスメディアが語るほど日本の貧富の格差は酷くなく、拡大もしていないという論調のときでした。
そして、その話にだけは違和感を覚えたものです。
その違和感の原因を調べてみたのが、今回のエントリというところですが。。。
まず、違和感の原因を挙げていきますと。
日本の貯蓄の偏りは、このグラフが示すとおり……

……ですが、60歳以上に収入が存在するのでしょうか??
彼らは主に年金で暮らしている訳です。
しかし、こういうデータも存在します。

高齢者の生活保護が増えているというれっきとしたデータです。
つまり……
生活保護対象となった貧民層以外である、高齢者の中でも一部の高齢者が貯蓄をどんどん増やしているという日本の実態が浮き彫りになってくるのです。
収入がない筈の高齢者間においても格差が広がっている訳ですね。
さて。
ジニ係数でコレは語られる問題でしょうか……
貯蓄がどんどん減耗している若年層。
逆に貯蓄がどんどん増えていく60歳以上の高齢者。
同時に生活保護を受ける人数が増えていく60歳以上の高齢者。
しかし、ジニ係数は社会保障と税によって貧富の格差が改善していると訴えている。
ちなみに格差を是正しているハズの医療費について、年代別の医療費はこうなっております↓↓↓。

で、後期高齢者は医療費を払う額も少ない……と。
……おかしくないですか??
高齢者に医療費や社会保障が使われる額が多くなった一方、ジニ係数の改善は税と社会保障や税によって進んでいる。
しかし、高齢者への納税はこうなっている。

納税者は高齢者に少なく。
医療費は高齢者に多く。
貯蓄額は高齢者が増え続け。
税と社会保障によるジニ係数是正は増え続けている訳です。
……明らかにおかしいでしょう??
収入がないハズの世帯が税を納める額が少なく、社会保障は多く、だけどジニ係数による改善は進んでいる。
私には……もはや日本の社会格差を語る上でジニ係数を用いるのが間違っているとしか思えないのですが。。。
今日のは問題提起であって結論を言うつもりはありません。
ま、自分なりの結論はありますが……それを押し付けるのもどうかと思うので。
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