■ギリシアと日本。。。
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ギリシアと日本の財政赤字だけを混同視して、日本も破綻を起こすと叫ぶ……そういう論調が世の中に蔓延しております。
まぁ、三橋貴明氏の読者ならば論外と言った風潮ではあるんですけれど。
それでも、三橋氏の理論はちょっとだけ難しく、理解できない方も多いと思うのです。
だから、私がギリシアと日本の何が違うかをご説明いたします。
まず、最初に国家というものを模式したこの図をご覧下さい。

簡単に説明しますと、第一次産業・第二次産業・第三次産業という労働者が国家生産力を生み出し。
税金で生計を立てる公務員と、労働しない人口がその生産力の範囲で生活をしている。
これが、単純化した国家模式図という訳です。
あ、ちなみにこの場合、公務員というのは全く生産力のない人間として扱っております。
軍隊・警察・消防・戸籍を扱うなど……生産性のないけれど必要な仕事を公務員が担当しているものとお考え下さい。
国営農場で働く社会主義国家を考える場合、かなりややこしいことになりますので、却下です。
では、国家の生産する能力が、国民を養うよりも大きい場合、どうなるでしょう?
……答えは簡単で、それらの生産物を輸出してしまえば良いのです。
勿論、この国際貿易が盛んな今、輸入も輸出もそれぞれの国家がそれぞれの相手と行うことで、もの凄い物資・資本の行き来となっているのが現実なのですけれど。
それを今回は問わず、輸出入を相殺することで単純に生産力余剰分を輸出に充てていると考えます。
つまりが、貿易黒字国はこういうことです。
↓

あくまで比率の印象論でしかありませんけれど、国際収支黒字部分ってのが生産力余剰部分です。
逆に貿易赤字国はどうなっているかと言うと……

国家生産力では国民生活をカバーし切れず、輸入しないと国民生活が維持できない。
そういう状況こそ、国際収支が赤字化しているという意味なのです。
まぁ、実際のところ、何処かの国家債務は何処かの国家債権ですから、赤字だけを責める訳にもいきませんけれど、国家間のやり取りを単純化すればこういうことです。
では、日本とギリシアの違いを簡単に説明すると……
まぁ、話の流れで分かるとは思いますけれど、国際収支が赤字か黒字かの差だけです。
日本の経常収支は210,500,000,000ドル……何か庶民には信じがたいような額ですね。
つまりは、これだけ日本国という国家は海外から資産を吸い上げております。
逆にギリシアは……マイナス44,400,000,000ドル。
こちらも庶民には信じがたい額になっているのは間違いないんですけれど。。。
日本は2105億ドルの利益、ギリシアは444億ドルの赤字って訳です。
人口が違うので、単純な比較は出来ませんけれど……黒字は国家余力があり、赤字は国家余力がない。
単純にそう考えて間違いないと思うのです。
……ただしアメリカは別格です。あれは自国でドルを刷れるので、好き放題出来るという特権付きですから。。。
要は、そういうことです。
現状の国民生活水準を支えきれるだけの国家生産力がない場合、貿易赤字は膨らみます。
逆に国民生活水準以上の国家生産力がある場合、貿易黒字が膨らみます。
だからこそ、現在の日本はまだまだ公務員を増やしても……非労働者を増やして養っても問題ない国家であるというのが言えるのです。
ま、それもこれも防衛をアメリカに任せっきりだったお陰で築いた繁栄とも言えますけれど。
ちなみに、政府の発行する赤字国債ってのは単なる国家の経済を安定させるだけの役割ですから、そこまで重要ではありません。
何しろ、政府は通貨発行権を持っているのですから、国家が赤字国債で潰えることはあり得ません。
一気に発行しすぎるとインフレにはなるかもしれませんけれど……潰えることだけはあり得ないのです。
あ、ちなみに国際収支の統計データはNation Masterから盗りました。
勿論、国際収支赤字を回復するための方法は幾つかあります。
1・生活水準そのものを低下させる。
……簡単ですね。
現状の生産力では、現状の国民生活を支え切れないからこその赤字なのです。
だったら、生活水準を下げれば、現状の生産力のままでも赤字を削減出来ます。
本当に、言うだけなら簡単極まりない手法です。
2.生産力を向上させる。
これも簡単です。
要は生産性のない公務員を減らすか、非労働者を働かせるか……二択です。
……IMFは主に1を強引に推進するから嫌われるんですけれど。。。
実際の話、2を遂行しようとしても、国家内での生活水準……即ち需要そのものを削らないといけない状況なので、単純に公務員を減らしたところで……失業者が増えるだけというのが実情なんですよね。
だから、非労働者を職に就かせることもままならないのが現状であり……
IMFとしては1を強引に推進する以外に方法はない……と。
通貨が暴落して輸入に頼れなくなれば……自然と生活水準は下がり、尚且つ輸入が減ります。
逆に、通貨安により輸出が増えるので生活水準が下がったまま、輸出産業が盛んになることで国家生産力が増加する。
神の見えざる手というヤツでしょうか?
上手く出来ているものです。
……多分、考え方は間違いないと思うのですけれど、この辺りは実のところあまり自信なかったり。。。
最後に加えるならば、日本はデフレ不況中であり、生産力が需要によって制限されています。その上でなお、国民全てを現在の生活水準で養った上で、まだ対外収支を黒字化するほどの余力が残っているということです。
どんだけとてつもないんだ、我等が日本国!!
それでも、国家破綻という話題が国内で最も叫ばれている国家のような……ジンバブエの方が多いかな?
まぁ、それほどまでに国民が慎重派と言うか、マスメディアが頭悪いというか。。。
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まぁ、三橋貴明氏の読者ならば論外と言った風潮ではあるんですけれど。
それでも、三橋氏の理論はちょっとだけ難しく、理解できない方も多いと思うのです。
だから、私がギリシアと日本の何が違うかをご説明いたします。
まず、最初に国家というものを模式したこの図をご覧下さい。

簡単に説明しますと、第一次産業・第二次産業・第三次産業という労働者が国家生産力を生み出し。
税金で生計を立てる公務員と、労働しない人口がその生産力の範囲で生活をしている。
これが、単純化した国家模式図という訳です。
あ、ちなみにこの場合、公務員というのは全く生産力のない人間として扱っております。
軍隊・警察・消防・戸籍を扱うなど……生産性のないけれど必要な仕事を公務員が担当しているものとお考え下さい。
国営農場で働く社会主義国家を考える場合、かなりややこしいことになりますので、却下です。
では、国家の生産する能力が、国民を養うよりも大きい場合、どうなるでしょう?
……答えは簡単で、それらの生産物を輸出してしまえば良いのです。
勿論、この国際貿易が盛んな今、輸入も輸出もそれぞれの国家がそれぞれの相手と行うことで、もの凄い物資・資本の行き来となっているのが現実なのですけれど。
それを今回は問わず、輸出入を相殺することで単純に生産力余剰分を輸出に充てていると考えます。
つまりが、貿易黒字国はこういうことです。
↓

あくまで比率の印象論でしかありませんけれど、国際収支黒字部分ってのが生産力余剰部分です。
逆に貿易赤字国はどうなっているかと言うと……

国家生産力では国民生活をカバーし切れず、輸入しないと国民生活が維持できない。
そういう状況こそ、国際収支が赤字化しているという意味なのです。
まぁ、実際のところ、何処かの国家債務は何処かの国家債権ですから、赤字だけを責める訳にもいきませんけれど、国家間のやり取りを単純化すればこういうことです。
では、日本とギリシアの違いを簡単に説明すると……
まぁ、話の流れで分かるとは思いますけれど、国際収支が赤字か黒字かの差だけです。
日本の経常収支は210,500,000,000ドル……何か庶民には信じがたいような額ですね。
つまりは、これだけ日本国という国家は海外から資産を吸い上げております。
逆にギリシアは……マイナス44,400,000,000ドル。
こちらも庶民には信じがたい額になっているのは間違いないんですけれど。。。
日本は2105億ドルの利益、ギリシアは444億ドルの赤字って訳です。
人口が違うので、単純な比較は出来ませんけれど……黒字は国家余力があり、赤字は国家余力がない。
単純にそう考えて間違いないと思うのです。
……ただしアメリカは別格です。あれは自国でドルを刷れるので、好き放題出来るという特権付きですから。。。
要は、そういうことです。
現状の国民生活水準を支えきれるだけの国家生産力がない場合、貿易赤字は膨らみます。
逆に国民生活水準以上の国家生産力がある場合、貿易黒字が膨らみます。
だからこそ、現在の日本はまだまだ公務員を増やしても……非労働者を増やして養っても問題ない国家であるというのが言えるのです。
ま、それもこれも防衛をアメリカに任せっきりだったお陰で築いた繁栄とも言えますけれど。
ちなみに、政府の発行する赤字国債ってのは単なる国家の経済を安定させるだけの役割ですから、そこまで重要ではありません。
何しろ、政府は通貨発行権を持っているのですから、国家が赤字国債で潰えることはあり得ません。
一気に発行しすぎるとインフレにはなるかもしれませんけれど……潰えることだけはあり得ないのです。
あ、ちなみに国際収支の統計データはNation Masterから盗りました。
勿論、国際収支赤字を回復するための方法は幾つかあります。
1・生活水準そのものを低下させる。
……簡単ですね。
現状の生産力では、現状の国民生活を支え切れないからこその赤字なのです。
だったら、生活水準を下げれば、現状の生産力のままでも赤字を削減出来ます。
本当に、言うだけなら簡単極まりない手法です。
2.生産力を向上させる。
これも簡単です。
要は生産性のない公務員を減らすか、非労働者を働かせるか……二択です。
……IMFは主に1を強引に推進するから嫌われるんですけれど。。。
実際の話、2を遂行しようとしても、国家内での生活水準……即ち需要そのものを削らないといけない状況なので、単純に公務員を減らしたところで……失業者が増えるだけというのが実情なんですよね。
だから、非労働者を職に就かせることもままならないのが現状であり……
IMFとしては1を強引に推進する以外に方法はない……と。
通貨が暴落して輸入に頼れなくなれば……自然と生活水準は下がり、尚且つ輸入が減ります。
逆に、通貨安により輸出が増えるので生活水準が下がったまま、輸出産業が盛んになることで国家生産力が増加する。
神の見えざる手というヤツでしょうか?
上手く出来ているものです。
……多分、考え方は間違いないと思うのですけれど、この辺りは実のところあまり自信なかったり。。。
最後に加えるならば、日本はデフレ不況中であり、生産力が需要によって制限されています。その上でなお、国民全てを現在の生活水準で養った上で、まだ対外収支を黒字化するほどの余力が残っているということです。
どんだけとてつもないんだ、我等が日本国!!
それでも、国家破綻という話題が国内で最も叫ばれている国家のような……ジンバブエの方が多いかな?
まぁ、それほどまでに国民が慎重派と言うか、マスメディアが頭悪いというか。。。
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