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■おいおい、カンボジア。。。

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確かに共産主義が嫌われるのも無理ないな~と思ったカンボジアの悲劇。。。

ポルポト派による戦後最悪の大虐殺の歴史。

もう見ていて唖然とするばかり。
人間が出来る行動じゃないですよ、コレは。。。
今まで詳しくは知らなかった訳ですから、あまり偉そうなことは言えませんが、調べてみて吃驚です。

総人口800万足らずのこの小さな国で、実に、200万から300万近くの人間が虐殺されたとの話。
しかも、知識層は6割以上が虐殺されたとか。




そもそもの原因は、当時のシアヌーク国王が南ベトナムに存在していた反国王派の拠点を叩こうと、北ベトナム軍の基地を作ったことでしょう。
この結果、カンボジアはベトナム戦争に巻き込まれます。
それを破壊し我が物とするため、アメリカ軍は親米派のロンノル将軍(当時の国防相)に巨額の軍資金を提供し、バックアップをすることを約束して、シアヌーク国王を追い出しました。
結果、アメリカはその北ベトナム軍基地を爆撃し、カンボジアは内乱状態に陥ります。

一方、亡命したシアヌーク国王は、国外からロンノル政権打倒を呼び掛けます。
これに賛同したのは、北ベトナムと国内に潜伏するカンプチア共産党、つまり後のクメール・ルージュ。
ベトナム戦争が激化する最中、カンボジア国内は、熾烈な戦闘が至る所で繰り返され、5年越しの内戦状態に突入してしまいます。

内戦によって首都プノンペンは物や食料の不足が深刻化、民衆の不満は高まります。
その上、テロや内乱やらで国土の6割は解放勢力の手に落ち、主要幹線はいたるところで切断。
北ベトナム軍がカンボジア領内に入り込み、それを追撃してきた南ベトナム軍、アメリカ軍と間で猛烈な戦闘が生じます。
結局のところ、このような事態で大被害を被ったのはカンボジア人でした。


そして、ベトナム戦争にアメリカが負けた時点で、悲劇が開始されます。
親米派だったロンノル政権はアメリカの後ろ盾を失って失墜。
その後に政権を握ったのはクメール・ルージュ(赤いクメール)と言われるポル・ポト派だった訳です。


1975年、4月17日。
ポルポト派による政治が始まります。
国民はようやく内乱が終わることを期待していた訳ですが……



彼らがまず行ったことは、適当な理由をつけて都市部の住民を全て農村部へ退去させることでした。
病院で寝ている患者も老人も何もかも、着の身着のままで。
逆らうと殺されてしまうため、全員が仕方なく歩きます。
酷い場所では一ヶ月以上も歩き続けなければなりません。
赤ちゃんや老人、病人はこの強行軍に耐えられずに亡くなりました。

と同時に、彼らは新国家設立のための協力者を募集します。
前政権の将校、医師、教師、技術者、僧侶、そして海外で勉強していた人たちはカンボジアの発展のために知識と技術が必要だと言われ、望んで名乗り出ていきました。

ですが、これはクメール・ルージュによる罠で、彼らは全て皆殺しに遭いました。

そして国民に対する弾圧が始まります。
休日のレジャー・音楽・映画、恋愛などは、資本主義的行為とされ全面的禁止。
貨幣は撤廃され、米が通貨として扱われ始めました。
宗教は全面的に禁止。宗教家は寄生虫や黄色い衣装を着た怠け者とか蔑まれ、農作業やダムの工事現場に追いやられた挙句、寺院はことごとく豚小屋や集会場に、モスクは倉庫となりました。
教育も一切消滅しました。
授業は、一日30分程度、それも革命の歌やスローガンを連呼するための時間となり、国民に課せられた使命は、農作業や土木工事など、ただアリのように黙々と働き続けることだけとされました。

都市に住みメガネをかけているだけで知識階級と見なされ殺されたとも言います。

(上記の条件に当てはまっているので、この時点で私、確実に殺されています。ついでに、国家のための知識人が必要といわれれば望んで出頭しそうですし。。。)

このような政権の手でまともな国家運営が出来る筈もありません。
あっさりと行き詰まり、絶望的な中で崩壊を迎え始めます。
が、何故かクメール・ルージュの人たちはそれを大人が信用出来ない所為だと考えます。
その結果、大人は信用されず、頭の中に旧来の知識を全く持たない子供だけが重視されるようになりました。
子供が大人よりも重大な仕事につくことになり、子供兵士、子供看守、子供医師という特異な存在が次々と生み出されました。

そうした子供兵士たちは旧来の知識が無いからこそ、あっさりと洗脳の虜となります。
彼らは13才程度の子供で、徹底的な洗脳によってポル・ポトを神とあがなう狂信的集団になっていたのです。
命令があれば肉親でも殺せるのです。

子供たちはスパイと化し、子供たちは虐殺者と化し、子供たちはポルポトの手先と化しました。
こんな国家でまともに生産力が発揮できる筈もありません。
何しろ、農作物を作る知識を持つ大人が居ないのです。
行政を行う大人が居ないのです。
病気を治す大人が居ないのです。
そして、子供に道徳を教育する大人が居らず、洗脳教育のみが施されるのです。
餓死、病、怪我、そして虐殺。


結果として、総人口の1/3が虐殺されたとか。。。

証拠として、今のカンボジアの人口層がこんな感じみたいです。

800px-Pyramide_Cambodge.png

……少子化が問題とか、そういう次元の人口比の狂い方じゃありませんね。


ちなみに、朝日新聞は頑張ってこの国を擁護していたみたいです。

asiayasasisa1.jpg


……まぁ、ここまでは某2ch板からの知識なので、私個人の見解を入れると。

ポルポトにあったのは、酷い劣等感と、それを埋めるための肥大した自尊心だったのでしょう。
劣等感故に他者を信用できず、自尊心を満足させるために権力を求めた。
一国を手にしてもそれは変わらなかったのでしょう。
自分自身の知恵に劣等感がある。だから知識人と対等に協議して良い政治を進めるというのは自尊心が許さない。
……だから、殺す。

都市部に人間を集中していたら、反抗される恐れがあるから隔離し、文明から遠ざける。
……だから、都市部から強制的に排除する。

変な知識を与えたら逆らわれる。
……だから、教育を廃止する。

お金を溜める人間が出てきたら武器を買われて叛乱を起こされるかもしれない。
……だから、紙幣を廃止する。

彼はそもそもの意味で人間や国家を理解できていなかったのでしょう。

人間という生き物は、強制的に働かせるよりも自発的に働かせた方が良く動きます。
人間という生き物は、罰則よりも利益を与えると良く働きます。
人間という生き物は、一方的に搾取するよりもお互いに利益があると理解させた方が逆らいません。
人間という生き物は、謂れなき罰則には反発しますが、理を説いた罰則には反発は少ないものです。

同時に、利益を与えすぎても働かなくなるとか、利益を与えすぎるとそればっかり求め始めるとか、罰則を条件付でも緩和するともっと緩和させろと要求が大きくなってしまうとかも続きますけれど。。。
その辺りの調整も考えないといけませんけれど。

また、国家というものは……
国民を動かすよりも動いてもらうと思った方が上手く行きます。
搾取するよりも、相互利益を考えた方が収益は多くなります。
人口を減らして労働力を削減するよりも、人口を増やした方が収益は増えるのです。

こんな当たり前のことすら理解出来ない人間が、国家運営するなんてそもそも不可能だったという訳でしょう。


そして、何より。

社会ってのは法律で成立している訳ではありません。
法律があるからこそ、同じように社会生活を行っている人間は犯罪を起こすことはないだろうという、相互信頼によって成り立っているのです。


だからこそ、他人を信頼しない人間に、国家を上手に動かすことなんて不可能なのです。
生憎と、ポルポトは人間不信だけはとてつもなく上手だったようですから、こうして叛乱の芽を潰し、国家を疲弊させながらも自分の権力だけは保つという自衛手段だけには長けていたみたいですけれど。。。



今日の結論。

国家や人間をよく理解出来ない人間が国家を動かすと、こういうことになりかねませんという話でした。


PS:
ついでにさっき見た動画を添付します。。。



……日本って平和ですよね~~。


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■コメント

■Re: おいおい、カンボジア。。。 [キョウシュウ]

>ポルポトにあったのは、酷い劣等感と、それを埋めるための肥大した自尊心だったのでしょう。
劣等感故に他者を信用できず、自尊心を満足させるために権力を求めた。


どっかの国に、似たような人いませんでしたっけ?
え~っと…白地に赤い丸のある国旗の国だったと思いますけど……________

■Re: おいおい、カンボジア。。。 [umama01]

鳩山は本気で理想を追っていた気がします。
勿論、内部派閥に催促されながら……ですけれど、一応は。
ま、現実を見る視力はなかったようですが。。。
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