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■私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。

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この小沢一郎氏の発言が私にはどうしても受け入れられません。
特に、天皇陛下の国事行為は内閣の助言と承認をもって行うことという部分。。。

確かに憲法にはそう書かれております。
おりますが……何か、違う。
何処か、気に入らないし、受け入れられない。

その理由がようやく分かりました。


その理由とは……天皇陛下をどう捉えているかにあったのです。

私が今まで様々なインターネットから各政党の天皇陛下の意見を見た上で要約しますと、天皇陛下の捉え方というのは凡そ五つに分類することが出来るのです。
上から順番に、敬意の多寡で並べてあります。。。

1.天皇陛下は現人神であり、日本人全ての上位者であり逆らえない存在。
……所謂戦前の教えであり、そして今でも本気の右翼の方々はこういう捉え方をしているでしょう。
私は流石にそこまで信仰の対象とは思っておりませんが、そういう考え方も別に否定は致しません。
まぁ、そういう方々からしてみれば、この小沢氏の発言は死刑に値するレベルではありますけれども。。。

2.天皇陛下は日本国の象徴であり、日本国そのものの代表なのだから、国家を愛し敬うのと同じレベルで天皇陛下をも敬わなければならない。
……これが現在の右翼と呼ばれる方々の基本的な考え方だと思います。
ついでに言えば、その敬意の根源が長々と続いてきた日本の歴史に対してだったり血筋に対してだったりしておりますけれど、その辺りはまぁ、私から見れば些細な差です。
兎に角、その存在ゆえに尊敬に値すると上位者として天皇陛下を敬うのがこの分類です。

3.天皇陛下は一人の日本人に過ぎないけれど、その責任と職務は尊敬に値する。
私がこの考え方です。
自由とは紛れもない我々の権利であり財産でもあります。
加えて、全ての人間は生まれながらにして平等なれどその価値は義務の多さと責任の重さによって変わってくるのです。
である以上、生まれながらにして重い責任を背負い、多大な義務を背負っている存在はその義務と責任の対価として、誰よりも尊い価値を有していると認めざるを得ません。
その責任と義務をもって、天皇陛下を尊敬に値する目上の方だと敬うという考え方なのです。

4.天皇陛下もただの一人の人間に過ぎない。
日本共産党の考え方ですね。
この理論に従って、皇室を撤廃しようとしております。
ま、考え方としてはそういう考え方もあると思います。
実際、生まれながらにして背負わざるを得ないその責任と義務は……考えるだけで気が遠くなります。
そうである以上、天皇陛下や皇室の方々をその責務から解き放とうと考える人間が居てもおかしくはないでしょう。
ま、日本共産党がただ人類皆平等の考えだけでこの視点を持っているかどうかの確信は持てませんが、理論としては一考の価値はあると思っております。

5.天皇陛下は人権も意志も認められないただの政治の道具である。
これこそ、私が見る限り小沢一郎氏の発想だと思うのです。
天皇陛下は政治の道具でしかない。
そこには意志も発言権も何も無く、ただ内閣の助言と承認という形式に基づいて逆らわず動けば良い。
そういう発想です。

そもそも、宮内庁長官に意見するなら辞表を提出してからにしろ……上司の間違いを指摘するだけで職を賭けろ……即ち組織の上限関係を絶対視しないならば組織から外れろという発想は独裁的な発想です。
勿論、決定的な命令に従わずに反抗するならば組織には必要ない存在かもしれませんが、宮内庁は突然の民主党の要請にしっかりと応じた上で内閣府に対して諫言をしたのです。
ま、そもそもが内閣の人間でもない一幹事長如きがそれに反論するってのも本来おかしな話なのですが、それを言い出すと多分三権分立の最初から話をしなければならないので飛ばしますが……
命令には従った上で、次からはそういうことが無いように意見する。
これは……間違っていますか??
裁判所からの指示や、法的根拠に基づく指示、もしくは業務上の君が代起立に従わずに自己の意志を通そうとするような、義務を無視して自分の意志を貫く行為ではありません
義務を果たした上で、上司に意見をしただけです。
それなのに、そうやって上司に意見すること自体がおかしいと斬り捨てる。
それは、間違いなく部下を人間ではなく道具としか思っていない独裁者の思考です。
日本には思想・言論の自由があります。
私が職場で上司批判をしようとも自由です。
と言うか、よく上司に対しても意見をしております。
この画像はこういう風にした方が意図が伝わるのではないか?とか、そういう風に。
これで職を賭けろと言われているんですよ、早い話が。。。
しかも、別に上司でも何でもない、行政府からしてみれば、全くの赤の他人から。。。

ふざけた話としか思えません。

そもそも、天皇陛下は内閣の助言と承認で動く訳ですけれど、まず小沢一郎氏は内閣府の人間ですか?
そして、宮内庁長官に対して、行政府として何か発言できる立場ですか??

憲法を持ち出す前に、小沢一郎氏は自分の立ち位置を行政府の上に置いているのが明白なのです。
そしてそれは同時に天皇陛下よりも自分の立ち位置を上においているのでしょう。

大体が、内閣総理大臣は国会の議決によって、天皇陛下によって任命されるのです。
あくまで、俗な言い方をすれば雇われ社長に過ぎません。
そして天皇陛下は確かに内閣の助言と承認によってしか動くことを認められていませんけれど、それはあくまで陛下ご自身は憲法によって行動を制限されているため、陛下ご自身の意志が内閣の助言の正当性を認め、自ら行動する意志をお示しになったのを、内閣の承認によって憲法の束縛から天皇陛下が解放される。
あくまで憲法>陛下>内閣の順番です。
ここで内閣>陛下と勘違いをしているのが明白なのが、私の癇に障ったのでしょう。。。


私は人間の価値は責任の重さによって決まると思っております。
だからこそ、責任の重い職に就いている方は尊敬出来ると思っておりますし、責任が重い職に就いても責任を全うしようとしない人間は侮蔑に値すると思っております。
同時に、本当の責任の所在を理解していない人間も侮蔑に値すると思っております。
内閣総理大臣として日本の行政に対する責任よりも、党の代表として票の獲得に対する責任の方が重いと勘違いしている人間とか……
国務大臣として日本国の立法に対する責任よりも、幹事長として党の運営責任の方が重いと勘違いしている人間とかね……

まぁ、別に誰とは言いませんけれども。。。


以上の理由を持ちまして、私は小沢一郎氏を尊敬できないばかりか、むしろ侮蔑し、更には嫌っている訳です。。。


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■コメント

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


小沢一郎の天皇観については、平行線でしょうから、意見は特にありませんが、

>命令には従った上で、次からはそういうことが無いように意見する。これは……間違っていますか??

については、意見はすればいいと思いますが、内閣に無断で記者会見する権限はないと思いますよ。

宮内庁に限らず、財務省も外務省も同じかと思います。一般企業でも社長に相談なく、一部長が事業内容を発表し、しかも勝手に経営陣を批判するなどあり得ないと思います。

内閣府という組織内に身を置いているのですから、30日ルールを破る事態となったことについて官房長官から記者会見でご説明願いたい、と申し出るべきでしょう。

宮内庁長官の無許可の記者会見は「天皇陛下のご体調を配慮した忠臣を解任することはできないだろう」という計算のもとに行われたものと考えます。

天皇の威を借りているからこそ、こんな記者会見ができるのだと思います。他の省庁ならば辞表以前に解任だと思いますよ。


■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


ちなみに、30日ルールも重要ですが、鳩山首相も含めて、内閣の突然の総辞職が頻繁に起こっています。その場合、ご予定に関わらず深夜に各大臣の認証式をやられるケースも多くあります。

外交だけでなく、政治の面でもご負担が大きいと思います。認証式は後日にするとか、宮内庁だけでなく内閣全体で天皇陛下の負担について考えるべきとは思います。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

多分、宮内庁は意見したけれど、無視されたんじゃないでしょうかね??
絶対に30日以内の会見を断った時、まずは一悶着あったことでしょう。
確かに宮内庁長官のやり方も序列的には正しくなかったかもしれませんが、民主党政権が官僚の言葉を一切受け付けなかっただろうことは(例え辞表をもって進言しても)当時の民主党運営を見れば容易に想像出来ます。
私にはコレは宮内庁による苦肉の策としか思えません。。。

世論によって政治が決まる以上、世論を巻き込む手法自体は確かに有効でしょう。
世論が宮内庁長官が間違っているという流れになったならば、間違いなく民主党政権によって宮内庁長官はクビにされていたでしょうから、彼は自分のクビを賭けて最も効果的に上役に進言したのだと私には思えます。
そして実際、世論は彼に味方し、彼のクビは免れました。
つまり、民主党的な言葉で言えば「民意」が彼を罷免させなかった訳ですね。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


>そして実際、世論は彼に味方し、彼のクビは免れました。
>つまり、民主党的な言葉で言えば「民意」が彼を罷免させなかった訳ですね。。。


その通りです。それが問題の核心です。

井伊直弼が天皇の許可なしに日米修好通商条約を結んで桜田門外で殺され、
浜口雄幸はワシントン条約で天統帥権干犯だとして狙撃されています。

皇室の権威は時の政権を吹き飛ばし、国の根本を揺るがす力があります。
だからこそ、皇室をめぐって国内に争いが起こらないようにしなければなりません。

そのために天皇家の安泰と権威の保持は、民主的に選ばれた内閣の職務とし、
民主的に選ばれた政権以外に錦の御旗が与えられることはありません。
この仕組みこそ、天皇家の権威と民主主義政権の正統性を併存させる要です。

天皇も高齢になられていますからご体調の問題は重要です。
それ故に、時の内閣と宮内庁は連携を密にして負担の軽減を図る必要があります。
無断で記者会見して、問題を大きくすることがご体調管理の方策ではありません。
むしろ天皇陛下の心痛の種を増やしたかもしれない。

宮内庁の役目は、天皇家の安泰のために時の政権を監督するのではなく、
時の政権の天皇家の安泰や権威を保持する行動を中立的な立場で支えることです。

この問題で、小沢氏がもし狙撃されるなどの事態が起こればどうするのか。
狙撃されてはいませんが、嫌がらせや抗議の電話・メール・手紙などは殺到したでしょう。
天皇家の問題で政治的な争いが起こったり、そこからテロにつながったりということは、
絶対に避けなければいけません。

愛子さん問題で学習院に抗議が殺到したりと、最近の宮内庁は皇室の安泰のためなら、
社会に混乱が起こっても問題なし、として対応している感があります。
これは一部に東宮バッシングが起こるなど天皇家の権威を傷つけます。

宮内庁長官が皇室をめぐって政権と対立する、少なくとも、対立の図が
社会に漏れるということは絶対にあってはならないことだと考えます。

※長い返信で恐縮です。



■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

私個人としましても、宮内庁長官の行動に問題があったのは否めないとは思っておりますよ??
ですがそれ以上に、小沢一郎氏の行動に問題があったのが明白であり、しかもそれを全く理解していない倣岸な記者会見。。。

別に記者連中に同情するつもりは欠片もありませんけれど、氏の行動を私自身が納得できる理屈が欠片も存在してないのです。
立法の人間が行政に口出ししている時点でアウト、内閣と天皇陛下の序列を理解していない時点でアウト、部下は命令に従うだけの人形ぐらいにしか思っていない時点でアウト。
まだ幾つかアウトが続きそうですけれど、この時点で3アウトチェンジなのです。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]

これこそ日本のメディアの悪癖・最大の問題だと思うんですけど、小沢氏は行政府に属さないので、そもそも小沢氏に意見を聞いても仕方がない。小沢氏が内閣に要請したのならば、筋論としては、小沢氏の意向を汲んだ内閣に最終責任があり、なぜその決断をしたのか、内閣に聞くべきかと思います。(行政府に意見する権利は、全ての国民に認められている前提ですけど)

内閣と天皇陛下との関係は、小沢氏の言っていることの方が筋は通っていると考えます。まったく感情(忠誠心・尊敬の心等)を抜いて、日本の政治システムとして論じるならば、皇室は内閣の管理下にあると解するべきです。

しかし、そのように理屈で表現すると、感情的には不敬だ、という反発につながり、戦前「天皇機関説」が否定されるに至ったものと考えます。「君臨すれども統治せず」は君臨するので、権威としては日本で最高の位置にある訳ですが、統治については世俗権力の頂点にある内閣総理大臣の意向に沿っていただくということかと考えます。

そして、くどいですが、その権限は正当な民主的手続きによって選出された内閣総理大臣(小沢氏ではないですよ)にある、と考えます。


もっとも小沢氏の記者会見の恫喝などは、ああいうことやるからメディアと仲が悪くなる、国民に支持されない、と思います。これは小沢氏の欠点ですね

宮内庁長官に対する発言については、小沢氏の意見に賛否はあるでしょうが、最終的には政府公式見解の方が重要で、結局クビを切らなかったということが結論なのでしょう。


※長かったので短くしましたが、それでも長い。すみません。
 まだ意見が思いつくようだったら、次は私のブログで・・・。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

その内閣の管理下って感覚で民主党政権が動いたからおかしくなったんですけどね。
あくまで内閣は天皇陛下に任命された位でしかなく、天皇陛下に対して働きかけられるのは助言と承認のみ。
システム的には内閣の管理下にあるかもしれませんけれど、それを表に出すとアウトです。
天皇陛下を担ぐ権力の暴走を封じるために、陛下は憲法によって動きを封じられている。だから内閣が助言と承認を行っている……と解するべきだと思うのです。

ちなみに、小沢氏に意見を聞いても仕方ないってのは事実ですね。
あの記者会見をどちら側から言い出したかは知りませんけれど、はっきり言って意見を聞く方も言う方も筋違い。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


>システム的には内閣の管理下にあるかもしれませんけれど、それを表に出すとアウトです。

その意味でも内閣は皇室の権威が保持され、国民の信頼を得続けられるよう慎重に事を運ぶべきでしょうし、宮内庁はその内閣の指揮下にあって、内閣を補佐する組織だということをきちんと認識すべきと思います。


■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

では、当の内閣によって皇室の権威が蔑ろにされる場合が出たならば??
今までに一ヶ月ルールが破られた事例は22件もあります。
尤も、天皇陛下の御体調が悪化してからは1件。
これはスマトラ島大震災のみでしたけれど、実際のところ、事情を鑑みて仕方ないと判断されたならば、宮内庁としても折れることがあるということでしょう。

だと言うのに、今回の件は。
1.中国国内での政治利用と思われる行動。
2.一ヶ月ルールを無視しての強行。
という風に、皇室の権威を失わせようとする行動に取れる訳です。
である以上、皇室の権威保持と天皇陛下のお仕事管理を業務とする宮内庁が反発するのは必至。
お役所ってのは内々で済ませる癖があるにも関わらず、独断で記者会見を開くほどの事態になったということは、民主党内閣の強行があまりにも酷かったと容易に想像がつく訳なのですけれど。。。

……基本的に官僚ってのはルールに従って動くだけですからね。
その裏方がルールを破って表に出て来たってことは、よほどのことがあったとしか思えないのです。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


私とumama01さんとでは、問題視している点が違うかもしれませんが、とりあえず以下の通りです(相変わらず長くて恐縮です)。

>1.中国国内での政治利用と思われる行動。
>2.一ヶ月ルールを無視しての強行。
>という風に、皇室の権威を失わせようとする行動に取れる訳です。
>である以上、皇室の権威保持と天皇陛下のお仕事管理を業務とする宮内庁が反発するのは必至。

私の意見としては、国家主席になるかもしれないので、ぜひ天皇にお会いしたいといわれることは、光栄なこととも思います。アメリカ大統領と写真に収まることを国内の政治に利用するケースは多いですよね。日本だけに限らず、です。それと似たようなものかと。

日本の皇室は世界中のどの王家よりも歴史が深く、ヨーロッパの多くの王家から尊敬を集めています。世界で唯一のエンペラーで、世界最大の宮殿に住み(バチカンには負けるのだろうか・・?)、国民の尊敬や親近感の度合いも世界でトップクラスです。

一方の相手は、たかが中国共産党の一政治家。経済成長が頓挫し、民主化運動が再燃したら、たちまち権威も権力も失いかねない身。レベルが違います。そんなことで皇室の権威が揺らぐはずがないと考えます。次の国家主席だから天皇陛下に北京に来いといわれれば、ふざけるな、と言い返しますが・・・。

もちろん、無理やり天皇の予定を割いたんだ!と意気揚々と帰った可能性もありますが、それがどうした、とも思います。

ただ、私と意見は違いますが、1・2が皇室の権威を失わせる、民主党政権の対応は不適切だと主張されることを否定する意志はないですよ。天皇の行動は内閣が責任を負いますから、野党が問題だとして国会で議論すること自体は違和感はないですし、選挙で審判を受ける際に、この問題を重視する有権者は民主党に投票しないとdしても、それはそれで問題とは思いません。


この問題に関する日本政府の対応については、umama01さんは「民主党内閣の強行があまりにも酷かった」と考えておられる。私は「宮内庁の増長」と考えていますが、どちらも想像ではないでしょうか。

ですので、原理原則に立ち返って考えるべきではないかと考えます。

umama01さんの最新の記事でも、「法に違反する行為を行った者は人種の差別なく逮捕され、罪状が着せられる。これが、平等です。」とありますよね。

このご意見には私も同意です。それを準用させていただくことが適切かは分かりませんが、宮内庁だからといってルール違反が許されるということはないはず。財務省は92兆円の今年度予算について反発しているでしょう。しかし、何も言わない。それがルールです。

ご主張の本旨は、そのルール違反をやったのだから、余程のことがあったのではないか、皇室の権威を失わせようとする動きがあるのでは、ということと思いますが、私の意見としては、①まずルール違反は許容できない、②宮内庁に内閣を監督する役目はない、③ことに皇室という最も慎重を期すべき問題で宮内庁が独断で暴走するなど絶対に許せない、というスタンスです。

その理由は、すでにこれまで記載していますが、別の政治利用に至ると恐れているからです。宮内庁の発表内容は、

①中国の周副主席と天皇陛下が会われる。
②天皇のご体調を考え、一カ月ルールを設けていた。
③一カ月ルールに反しているが、内閣から日中外交の重要性に鑑み要請を受け、応じた。
④今後は、一カ月ルールを遵守するよう内閣を通じて中国政府に伝えるよう求めた。
⑤これは政治利用の懸念がある。

ですが、最低でも⑤は余計です。自民党が言うならばともかく、宮内庁が言及できるレベルをはるかに超えている。これで倒閣運動やテロが起これば、もう戦前か幕末か、革命やクーデターの火種を作ろうとするものです。全く別種の政治利用につながります。

かつ、私の意見としては、お手打ち覚悟の諫言ならば、辞表を用意すべきというところでしょうか。公職にある以上はルールに従うことは義務かと。義務を果たさない宮内庁長官に弁護の余地はないと思います。公職を離れれば言論の自由があるのですから、いくらでもコメントできるでしょう。

※もっとも、あの政権は皇室に対してどうだったとか元宮内庁長官が言い始めて、それで国民の投票行動が変わり始めれば、立憲君主制も終わりだなとも思いますが・・・。

皇室の権威を保持することは内閣の役割ですが、それを監督するのは国会です。宮内庁ではない。①~④でとどめておけば、後は自民党が引き受けたでしょう。国会で内閣が責任を追及されることは構いませんが、宮内庁が内閣を批判したという点を問題視している訳です。

そして、⑤の発言ゆえに、宮内庁長官の反民主・反小沢といった個人的な思想や、皇室をバックにすればどんな発言も許される、といった増長があるのではと疑う次第です。



■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

まず、最初の政治利用ですけれど。
どうも勘違いがあるみたいですけれど、今回の天皇陛下政治利用は日中間の関係に対する政治利用ではありません。
中国共産党内部において、次の主席を決めるための政争に対して天皇陛下が使われているのです。
そしてそれを強行したのが、小沢一郎氏。
自身の権力強化というか、自分自身が中国とのパイプを手に入れるために今回の件を強行したと見られております。
この時点で話が変わってきませんか??
お言葉を借りるならば、他国の、しかも一政党の政争争い如きに天皇陛下を使った訳です。

と言うか。
私が指摘しているのは小沢一郎氏の言動。
liberalistさんが指摘しているのは宮内庁の言動。
どうもかみ合わない訳ですね。

私の視点から見ると、まず小沢一郎氏の瑕疵があり、だからこそ仕方なく宮内庁長官が立った訳です。
勿論、宮内庁長官の行動に問題がないとは思いませんが、彼が裁かれるならば同時に小沢一郎氏の強行姿勢が問題とならなければならないのです。

ですから、今回の問題での正解は。
小沢一郎氏の天皇陛下政治利用が追求されると同時に、宮内庁長官の越権問題が発生する訳です。
現時点で小沢一郎氏が全く天皇陛下政治利用の責任を取ろうとしていない時点で(現内閣でも構いませんが)、宮内庁長官への越権問題は発生させる訳にはいきません。
双方に瑕疵があるのですから、片方だけ罰するのならば、それこそ法の平等性が失われます。
民主党ならば越権行為だろうと無法だろうと許される。
そういう中国共産党的な人治国家の出来上がりになる訳です。

そもそも私の観念では、より重い立場の人間の方がまず責任を取るべきという感覚ですから、まず内閣府自体が今回の天皇陛下の政治利用責任を明確にするべきなのです。
実際、陛下のお言葉を政治利用したとされて、過去に数名の議員が辞職に追い込まれております。
それと同等の責任追及がなされて初めて、宮内庁長官の責任が追求されるべきでしょう。
結局、民主党政権ってのは責任を取らない政権ですから、私の理論を突き進めても宮内庁長官が辞任に追い込まれることはあり得ないと思いますけれども。。。

という訳で、まず私は小沢一郎氏の問題追及をすべきという立場です。
と言うか、この問題が明確になった時点で、宮内庁長官が自ら辞表を提出するのが最も適切な形だとは思っておりますけれど……生憎とこの問題は明確に責任問題にならず、立ち消えしてしまった訳ですが。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


まず、あくまで筋論で議論すべきではありませんか。

小沢氏の権力強化、中国とのパイプ強化等は、推測の域を出ないのではないでしょうか。証拠がない見方ですし、仮にそうだとしても、天皇陛下と習副主席との会談をどのように扱うかは最終的に内閣の責任で決めることです。小沢氏には権限がありません。

私の側の結論としては小沢氏にとらせる責任がそもそもない、というものです。

私の考えとしては、「責任」とは辞めることではなく、与えられた職責を全うすることかと思います。職責を全うできなかった、責任を果たせなかったから、「責任をとって」辞任する、ものと考えています。

それを前提にですが、小沢氏は民主党幹事長として訪中しています。民主党がどのような外交方針を掲げようと、その方針に基づいて内閣に何かを要望しようと民主党の自由です。これは与党だけでなく、先日の菅談話の際に、谷垣総裁が「賠償問題に発展しないように」と申し入れたように、各党に内閣に要望する自由があると考えます。

しかし、小沢氏が何かの責任を負っていたかというと、行政府の代表ではない以上、与えられた職責はありませんから、そもそも、とるべき責任がないと考えます。民主党幹事長としての責任を追及しようにも、民主党の党首(鳩山首相)が小沢氏の行動を認めており、責任問題は発生しないかと。従って、あくまでも内閣の責任を追及すべきと考えます。



また、当時問題となった「政治利用」は、時の内閣による「政治利用」として議論されていたと思います。youtubeの動画で、中国の~というコメントをしているコメテーターを見た気がしますが、仮に、中国国内での政治利用だとして、具体的に習副主席との面会時や事後でどんな問題があったのでしょうか。

内閣には海外の要人を国賓として招く権限があります。かつて、韓国の大統領が国賓として招かれ、宮内庁を通じて宮中晩さん会が開かれました。その席で天皇陛下が「過去の謝罪」をしていますが、これは韓国大統領の政治的成果となるでしょう。しかし、特に問題はなかったので、当時の内閣(誰が総理か忘れましたが)は責任を問われていません。

現在うやむやになっている理由は、結局、特に問題が発生しなかったからだと思います。



民主党の親中路線に批判的な見方をされているのでいらっしゃるので、小沢氏による天皇陛下政治利用問題がある、と認識されているのではないでしょうか?しかし、親中派からすれば適切な対応とも映るでしょうから、立場によって意見が割れる問題かと思います。

ですので、立場・思想を超えて原理・原則に立ち返れば、小沢氏は政府代表ではないので、とるべき責任がない。一方、宮内庁長官は組織のルールを破った訳ですから明確に責任を問うべきとと考える次第です。記者が小沢氏に質問すること自体、おかしな話ですし、小沢氏の回答は政府の回答ではなく民主党幹事長見解と位置付けられると思います。もちろん、その見解を批判されることは自由です。



行政府の責任については以下の通り考えます。

鳩山内閣は皇室の安寧や権威の保持と同時に日本外交についても責任を負っています。天皇陛下と習副主席の面会は、内閣の外交方針として日中関係を重視し、1カ月ルールに沿わない形ながら宮内庁に要請し、実現させました。これが内閣の責任を果たしたか、果たしていないかは、国民の審判によって判断されるものと考えます。

次に、天皇陛下の謁見の手続きに関する問題は、これは宮内庁を傘下に持つ内閣府内の問題ですので、内閣府内で適切に処理されればよい話かと思います。内閣府と宮内庁間でやり取りがあって、宮内庁は最終的に内閣府の意向に応じた訳ですから、その時点で問題は解決しています。

ところが、後日、内閣府内と宮内庁の合意内容を独断で宮内庁長官が批判する。これは宮内庁の越権行為ですので、与えられた職責を全うできていない、従って責任をとるべきものです。現在、問題が残っているとすれば、宮内庁長官が辞任せず、解任もされていないということのみと考えます。


この問題は岡田外務大臣・アメリカ副大統領だったら、ここまでこじれていなかったのではないでしょうか。小沢・中国という組み合わせは、テレビ視聴率や雑誌の売り上げを伸ばす最高のネタだと聞いたこともあります。私の意見としては、責任は内閣にあるという筋論を無視した、一部メディアによる喧伝ではないかと疑っています。


■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

小沢氏が責任を取る必要がないを言い出すと、行政府でもなく責任を取る必要も無い小沢氏が国家の代表みたいな面して中国を訪問した挙句、勝手に天皇陛下との会談を取り付けたことに繋がるのですけれど??

まぁ、実際問題、行政府でもなければ内閣の一員ですらない小沢一郎氏が内閣総理大臣である鳩山由紀夫氏へ指示を出して動かせていた時点で、権力の構造の歪みが発生し、訳の分からないことになっている訳ですが。

それを言い出すと、行政権と立法権の区別がついていない小沢・鳩山両名……特に内閣総理大臣であった鳩山氏の責任感の無さが一連の問題点の根本であったとなりますね。
そして、権限も無い癖に身勝手な約束を取り付けてきた小沢一郎氏の横暴を、行政府の鳩山由紀夫氏が立場上の責任感もなく鵜呑みにして、内閣総理大臣としての権力をもって無理矢理宮内庁へ押し付けたから、宮内庁長官がぶち切れた……と。

すると責任の所在を言うならば、確かにまず当時の内閣総理大臣であった鳩山由紀夫氏が問題となるべきですね。。。
たかが一幹事長の下らない身勝手な要請程度、天皇陛下の都合を鑑みた上で、行政府の立場の人間として突っぱねなければならなかったのですから。。。

ちなみに、メディアの扇動というのは同感です。
あの状況では確かに内閣総理大臣に一連の責任があるとして内閣総理大臣を問いただすべきでした。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


天皇・習副主席会談が問題だ、というご認識と思いますが、ここは私と意見は違うのですが、しかし、そのご認識のもとであれば鳩山首相の責任を問われることには反論はありません。

メディアが二重権力を批判する場合、裏の権力者を責めることがほとんどなのですが、二重権力を許す本来の正当な権力者こそ責める必要があります。しかし、メディアはなんとしても小沢氏を叩きたい。

現在の政治とカネ問題も、胆沢ダムで何か収賄があったとしても、小沢氏には権限がないのですから、秘書ではなく、胆沢ダム建築の責任者をまず問い詰めなけれなりません。

責任者が問い詰められて初めて、小沢氏の言うことを聞かなくなっていくと思います。小沢氏の指示に従えば自分が破滅するという危機感が芽生えますから。つまり二重権力の源泉を崩すためには筋論こそ大事だと思います。

小沢氏が約束したのか、鳩山首相が突っぱねるリスクがないと判断したのか、もしくは事前に首相と話が出来上がっていたのか、本当のところは分かりません。

メディアの件は、ご理解いただきありがとうございます。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

と言うか、そもそもの問題点は……民主党が選挙互助会にしか過ぎないという点かもしれません。
ですから、選挙手腕と資金運営がずば抜けている(手法の清濁は置いておいて)小沢一郎氏に逆らえる人間が居ない。
国会議員は個々が国民から選ばれ、その地位の上下なんてないにも関わらず、民主党議員は選挙能力に長けた小沢一郎氏に逆らえない。
何故ならば、民主党が自民党憎しのみで寄り集まった選挙互助会に過ぎないから。
この天皇陛下政治利用問題や鳩山元首相の優柔不断、民主党新人からの立法権取り上げ……全ての元凶はここにあると考えるのは間違っておりますかね??

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


選挙互助会といえば、かつての中選挙区制時代は自民党の「派閥」が一番適しているかもしれません。その名残を受けている小沢氏のグループ運営も、そのような要素もあるかと思います。

ただ、同じことは自民党も同様ではないでしょうか(自民党以外はよく分からないのですけど)。小選挙区制のもとでは党の公認や党からの資金面の支援なくしては当選できません。

小泉政権ではまさに小泉氏に強力な権力が発生したからこそ、郵政造反組を締め出し、反対した参議院議員もやむなく賛成票を投じるといったことがありました。

逆に、小泉政権後の自民党は、この党首では互助会にならないということで、党首の足の引っ張り合いが発生したようにも見えます。

少なくとも小泉政権下の小泉氏に比べれば、小沢氏にそこまで権力が集中しているとは思えないのですけども、どうでしょう。

私は小泉氏が総理で総裁である以上、強い権力を持っていたことを評価しています。逆にいえば、鳩山氏が首相や党首に備わっている権力を行使せず、一部小沢氏に委任していたことを問題視しています。

ちなみに、小沢氏にそこまで権力が集中していないからこそ、脱小沢にそれなりの支持が集まると思います。昨年の天皇陛下・習副主席会談は小鳩体制だったことが、ご指摘の「元凶」ではないでしょうか。

現に、鳩山氏は小沢氏に首相にしてもらったと相当恩義を感じていらっしゃるようなので。

※そのような恩義で政治をやってほしくはないのですけどね・・・。



■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

逆に私は小泉時代の自民党こそが最悪だったと思っておりますけどね。。。
人気に後押しされた一部意見のごり押しばかりで政策が練り込まれている様子が今一つだった記憶があります。

ちなみに、反小沢に支持が集まっているのは単に小沢一郎氏が国民から嫌われているから……つまり彼についていっても選挙に勝てないから。
同様に小泉政権下でも小泉につけば勝てると踏んだからこそ権力が集中した訳で。。。
結局、自民も民主も選挙互助会。
違うのは、自民は政策を話し合って練り上げる傾向があったのに対し、民主はそれが全く窺えないところでしょう。
党内の発言を禁じる傾向があれば、どうしても政策は一辺倒で現状にそぐわないモノになってしまいます。
小泉政権時も然り。

私は自由な発言と意見交換こそが最良の政策を生み出せる環境と思っておりますから、言論統制型党運営の小沢一郎氏には反発しますし、同様の傾向がある小泉内閣も好きにはなれません。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


まぁ、民主党にせよ、自民党とにせよ、それぞれの党の評価は支持政党が違う以上、平行線でしょう。

私はしっかりしたリーダーが国を統率した方が良いと思ってますので、そういうリーダー像を求めるというところでしょうか。

そういう意味で小泉体制に異論はありませんが、ただ、政策には賛成できませんでしたので、政権交代は当然の帰結かなと思っております。当然、自民党が多数支持を取り戻せば、政権に返り咲くこともあり得るかと。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

いや、リーダーがしっかりと統率することに関しては、私は全く異議は御座いませんよ??
ただ、単純に反対派の意見を数の暴力や選挙協力体制による恫喝で封じる方策は全く賛同できませんって話です。
少数派の意見が正しいことだってあるのです。
要は議論をしっかりと行い、双方の欠点を挙げあった上で、欠点の限りなく少ない政策を遂行して欲しいというだけですから。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]

>単純に反対派の意見を数の暴力や選挙協力体制による恫喝で封じる方策は全く賛同できませんって話です。
>少数派の意見が正しいことだってあるのです。
>要は議論をしっかりと行い、双方の欠点を挙げあった上で、欠点の限りなく少ない政策を遂行して欲しいというだけですから。。。


全く同意です。何が意見を異にしているのでしょう・・・?

小沢氏が言論統制型とは思えないんですけどねぇ。新人議員の議員立法を禁止した措置を以前挙げておられましたが、以前申し上げた通り、大政党には議員を育てる役目もあるので、小沢氏は指導者(というか教師というか)として、禁止したのでしょう。中堅議員の議員立法は禁止されていませんし、新人議員はその活動を見習え、ということとも思います。

逆に自民党の小泉君はパフォーマンスに磨きをかけていますが、勉強した方がいいんじゃないかと。誰かちゃんと指導しているのかなとも思います。


少数派が正しいこともある、については、全く大賛成です。

小沢氏が15年かけて、首相の座を狙えるところまで来ていること自体、マイノリティが上り詰めたともいえますよ・・・?(誤解のないようにお願いしますが、個人崇拝している訳ではありません。また当方ブログでは小沢氏の勝利には反対です。理由は貴方と異なりますが)。

小沢氏の件は冗談にしても、だからこそ、戦前、天皇大権が民主主義よりも優先され、民主的に選ばれた内閣が、天皇大権の一つである統帥権をたてに軍に翻弄された歴史を否定している訳です。そして、天皇崇拝を強める過程で、天皇機関説が否定されたり、戦争に反対する国民が非国民として排斥されたり、社会主義者・共産主義者が弾圧された時代を、私は肯定しない訳です。

天皇制への支持は、そんな世論調査を見たこともないのですが、かなり高いでしょう。おそらく、そんな世論調査は不敬だ、という批判さえ来るでしょう。そのため、天皇陛下に無礼があれば多くの人が怒りを覚えるものと考えます。私は、その圧倒的多数派の声を、現政権の攻撃に利用すべきではないと考える次第です。

天皇陛下・習副主席会談の問題では、小沢氏の言っていることの方が筋が通っています。言い方がぶっきらぼうで傲岸ですから、良い印象は得にくいでしょうし、聞き方によって天皇は与党の意思で動かすんだ、という傲慢さも垣間見えるでしょうが、本質はそうではありません。

何度も書きましたが、民主的に選ばれた内閣のみが天皇陛下の公務を取り仕切る、それが君主制と民主主義をつないでいる。立憲君主制というやつですね。

宮内庁長官の行為は、君主制と民主主義の間に割って入って、民主的に選ばれた政権が天皇陛下の公務を取り仕切る行為をいわば無礼だと指弾した。天皇陛下を支持する人々は、内閣に怒りを覚えるでしょう(ここで何故かその怒りは内閣ではなく小沢氏に向かうのですが)。これは軍が天皇大権をたてに、民主主義的政権の力を奪って言った行為と同じなのです。

当時の世論は反小沢でしたが、小沢氏の主張はその歴史を踏まえて現代の天皇制があることを述べたもので内容に間違ってはないと思います。ぜひとも、「小沢」フィルターを外して、意見そのものをご覧いただきたいという次第です。


ちなみに、ここまで議論が続くと逆にお尋ねしたくなりますが、小沢氏の経済政策などは、おそらくumama01さんやラブログさんのご意見とも通じる個所があると思いますが、思い違いでしょうか。民主党自体も含めて、何がそんなに反対なのでしょう?政治空白はよしとしませんが、とりあえず派手に議論してますよ。今回の代表選は、小沢対反小沢ですから、事実上国論を二分する戦いともいえます。

最近のご主張の傾向はますます先鋭化しておられますが、個人的には民主党以外に、一体どの政党が政権を担えるのか疑問に思っているくらいです。自民党こそ権力の座に戻れば、すぐにオレが、オレが、アタシがという連中がうようよいるように思うのですが・・・。福田おろし、麻生おろしのように、総理の足を隙あらば引っ張ろうとするような面々が。

政策面でも、自民党の谷垣総裁はumama01さんが断固反対されている財政債権論者ですが、総裁を代えた上で、自民党政権を望まれるのでしょうか??こういう政権が望ましいのだ!というご意見を一度伺ってみたいな、とも思います。

もっとも経済政策で世論は分かれてないのですよね・・・。三橋氏も財政再建論者の谷垣氏とは同居できるが、公共事業OKでも小沢氏とは同居できない。私も谷垣総裁は個人的には支持していますが、自民党には与すことができない(嫌いな政治家がうようよいるからなんですけど)。

すみません、熱くなって、また長く書いてしまいました。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

言論統制型じゃない人間の不祥事に、こんなに人が死にますか?
09/01/21 西松建設社長を逮捕
09/01/21 元西松建設専務 死亡
09/02/24 長野知事の元秘書(西松建設事件での参考人) 死亡
     (電柱にロープを巻きつけ首吊り自殺)
09/03/01 「小沢一郎氏と秘書と、ダム工事のただならぬ関係」を追及してきた記者(吉岡元議員) 旅先で死亡
09/03/03 検察、民主党岩手支部家宅捜索
09/03/04 民主党事務所のある相模原卸売市場全焼
と、まぁ、軽くジャブ……取りあえず疑わしい一例だけですけれどね、コレは。
別に逮捕されている訳じゃありませんから、まだ灰色ってところでしょうし、これで言論統制型と言い切るつもりはありません。

が、民主党自体が言論統制システムを強いているのは以下の文章からも明らか。
衆院予算委員会に所属する民主党の新人議員が、鳩山内閣に3本の質問主意書を提出したが、
「政府・与党一体」を理由に問題視する同党幹部の意向などを受け、撤回した。
内容は、
議員の世襲制限の合憲性
外国人参政権と憲法の関係
日本が締結した平和条約
質問主意書は、国会法で定められた国会議員の権利で、質問の機会が少ない野党や無所属議員が政府の見解を質すために利用することが多い
緒方氏は産経新聞の取材に
「答弁が必ず返ってくる便利な制度なので細かい法解釈について政府の見解を知りたかった。与党議員が行うことになじまないのなら仕方がない」と話した……と、あります。

まぁ、あとは小沢一郎氏が海外で外国人参政権を約束してくる。反日活動家の秘書を雇うなど、まぁ、ブラックブラック。。。

取りあえず私は別に利権政治が完全に悪だとは思っておりません。
地域利益をもたらした議員が票を得る。ある意味、当たり前の行動です。
が、金を持ってこないと公共工事を停止させると脅すやり口の小沢システムだけは受け付けません。
利権政治とは、相手にプラスを与えた見返りにこちらも相手の利益の一部を受け取る……言わば相互扶助でなければなりません。
小沢システムは相手の妨害を仄めかせ、相手の得る筈だった利益を強引に持ち去る、言わば強奪型なのですから。。。
加えまして、小沢一郎氏の地盤重視の性格と反論者を許さない性格上、彼の押し進める公共工事は地元利益優先、民主党支持層最優先、自民支持層の補助を次々と打ち切る……というものになるでしょう。民主党の政権運営を見ればそれは明らかです。
私はそんな形の、金権による言論統制政治は認めたくありません。

加えて言うならば、一ヶ月ルールを造るのに関わっていたのは自公さ連立政権時。当時の新党さきがけ代表は鳩山由紀夫だとか。。。
自分たちの党首が関わっていたのに、無視してどないするんですか~。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


いつも情報量が豊富で、感心しております。ご意見に対しては下記の通り考えます。

> 言論統制型じゃない人間の不祥事に、こんなに人が死にますか?
> 09/01/21 西松建設社長を逮捕
> 09/01/21 元西松建設専務 死亡
> 09/02/24 長野知事の元秘書(西松建設事件での参考人) 死亡
>      (電柱にロープを巻きつけ首吊り自殺)
> 09/03/01 「小沢一郎氏と秘書と、ダム工事のただならぬ関係」を追及してきた記者(吉岡元議員) 旅先で死亡
> 09/03/03 検察、民主党岩手支部家宅捜索
> 09/03/04 民主党事務所のある相模原卸売市場全焼
> と、まぁ、軽くジャブ……取りあえず疑わしい一例だけですけれどね、コレは。
> 別に逮捕されている訳じゃありませんから、まだ灰色ってところでしょうし、これで言論統制型と言い切るつもりはありません。
>
> 取りあえず私は別に利権政治が完全に悪だとは思っておりません。
> 地域利益をもたらした議員が票を得る。ある意味、当たり前の行動です。
> が、金を持ってこないと公共工事を停止させると脅すやり口の小沢システムだけは受け付けません。
> 利権政治とは、相手にプラスを与えた見返りにこちらも相手の利益の一部を受け取る……言わば相互扶助でなければなりません。
> 小沢システムは相手の妨害を仄めかせ、相手の得る筈だった利益を強引に持ち去る、言わば強奪型なのですから。。。
> 加えまして、小沢一郎氏の地盤重視の性格と反論者を許さない性格上、彼の押し進める公共工事は地元利益優先、民主党支持層最優先、自民支持層の補助を次々と打ち切る……というものになるでしょう。民主党の政権運営を見ればそれは明らかです。
> 私はそんな形の、金権による言論統制政治は認めたくありません。


これは「言論統制」とはいわないでしょう。上記内容はいわゆる「収賄」ですよね。収賄は金を渡す側、受け取る側ともに犯罪ですから、なんで人が死んでいるのか分かりませんが(まさか暗殺者がいるとは思いませんが)、少なくとも金を渡した側に自由な発言ができないのは当然かと思います。

※ちなみに、小沢氏の野党暮らしは約15年、収賄をしようにも権限がないので、本来収賄は成立しない。なので、検察は小沢氏の「天の声」をなんとか立件しようとしていたのでしょうが、そもそもの権限保持者の責任を追及することが道理で、「天の声」は立件しようがない。

もちろん、収賄やら天の声を放置してよい訳ではないので、企業・団体献金の廃止をやればよいとは思います。

「自民支持層の補助を次々と打ち切る」は、これは確かに悪しき習慣ですが、そもそも、これを防止できている国が他にあるのかよく分かりません。アメリカなどはもっと激しいですよね。不可能なのでは?


> が、民主党自体が言論統制システムを強いているのは以下の文章からも明らか。
> 衆院予算委員会に所属する民主党の新人議員が、鳩山内閣に3本の質問主意書を提出したが、
> 「政府・与党一体」を理由に問題視する同党幹部の意向などを受け、撤回した。
> 内容は、
> 議員の世襲制限の合憲性
> 外国人参政権と憲法の関係
> 日本が締結した平和条約
> 質問主意書は、国会法で定められた国会議員の権利で、質問の機会が少ない野党や無所属議員が政府の見解を質すために利用することが多い
> 緒方氏は産経新聞の取材に
> 「答弁が必ず返ってくる便利な制度なので細かい法解釈について政府の見解を知りたかった。与党議員が行うことになじまないのなら仕方がない」と話した……と、あります。
>

ただのコピペですが、産経新聞(iza)の記事には、

・質問主意書は、国会法で定められた国会議員の権利で、質問の機会が少ない野党や無所属議員が政府の見解を質すために利用することが多い。答弁書は閣議決定が必要で「行政停滞の原因」との指摘もある。

・民主党幹部は「与党なのだから政務三役に質問すればいい」(国対関係筋)と問題視。4日の国対会合で「主意書を出すなとは言わないが国対幹部に相談するように」と指導した。

と記載されています。必ずしも言論統制ではないのでは?ちなみに産経は他の新聞とは比較にならないレベルで反民主を煽っており、この記事もどこまで真実なのか(悪意ある表現を使っていないか)疑いの目を持ちます。

ただ、国会議員が一人一人平等・自由という形にならず、ピラミッド型の党組織になっていることは事実でしょうね。これは、そういう形の党を支持するか、支持しないか、という問題でしょう。

私の意見としては、衆議院はこういう形でもよいが、参議院は党議拘束なし、各議員の個別スタッフの拡充などをやった方がいいとは思います。


> まぁ、あとは小沢一郎氏が海外で外国人参政権を約束してくる。反日活動家の秘書を雇うなど、まぁ、ブラックブラック。。。
>

海外での約束は相変わらず口約束、しかし、断固実行しようと思っているのでしょう。相手国も小沢氏に力があると見て、依頼しているのでしょうね。

最近思うに「反日」も昔の「非国民」と同じで定義がありませんよね。Aさんが国益と思っていることに反対するBさんは、Aさんからみれば反日になるでしょうけど、BさんからみればAさんが反日かもしれない。国会議事堂を爆破するようなテロリストは「反日」でよいと思いますが、言論を戦わせる相手を「反日」と呼ぶ行為は、少数派虐待の象徴ではないでしょうか。

私は親中・親韓、アメリカとは一定の距離を置いていけばよいと思っていますが、この意見に批判的な人の中には「反日的」と指弾されるかもしれません。

>
> 加えて言うならば、一ヶ月ルールを造るのに関わっていたのは自公さ連立政権時。当時の新党さきがけ代表は鳩山由紀夫だとか。。。
> 自分たちの党首が関わっていたのに、無視してどないするんですか~。

ルール通りに行かなかった事例も22例あったとか?そこまで拘束力のないルールだったのではないでしょうか。詳しいことは分かりませんが、そのルール無視が、民主党が参院選で負けた理由が一要素だったかもしれません。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

自民党の政治は補助金を打ち切る政治ではありませんでした。
しっかりと行政の仕事は動いている上で、少しばかり自分の支持地区へ利益を割り増して導入する政治だったのです。
この両者は似ているようで違います。
現に宮崎県の口蹄疫問題が深刻になったように、自分の支持層以外の場所は平気で放置する、補助金を出し惜しむような政治を行われては、言論の自由なんてあり得なくなりますから。。。
と言うか、仕事をしてくれない国家・政府に何故従わなければならない?という話ですね。

あと野党だからと言って政治影響力がない訳ではないのですけれど。。。

>反日の定義
あの~。本気で反日活動をしている韓国人の女性秘書です。
金 淑賢(キム・スクヒョン、김숙현)は、東北大学准教授。小沢一郎の元国際担当秘書。
韓国女性家族部等の主催で開かれた第7回世界韓民族女性ネットワークに日本側代表として参加し、日本軍性奴隷被害者に対する日本の積極的な対応を要求した。
と、ドイツでこんなことやってますね。
ついでに言えば、そういう活動をしている外国人女性が秘書ということは、国家機密が国外に駄々漏れという証拠でもあります。
別に人種差別を行うつもりはありませんが、日本の国益にならない捏造活動を海外で行っている外国人女性を秘書に置く時点で、ちょっと……と私の感覚ではなるのですけれど??

>22件。
決定当初はまだルールというだけで効力はあまりありませんでした。
天皇陛下のご健康を考慮した宮内庁が一ヶ月ルールの厳格化を申請したのが2003年。
それ以降で一ヶ月ルールが曲がったのはスマトラ島地震の際にたった一日のみです。
確かに22件のルール違反ばかり取り上げられますが、こういう時系列事情を知っていると話はまた変わってきます。
その辺り、情報の故意隠蔽……特にマスメディアの隠蔽ってのが怖いな~って思う次第です。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


そうですか。私も小沢氏の政治思想や発言を書籍で読むことがほとんどで、上記以外にも知らない事実が多々あるのでしょうね。

小沢氏を擁護するか弾劾するかという議論において、前歴が光り輝くものではないということならば、後は同氏の復権を阻むか、もしくは同氏が首相になって残す結果を見るしかないのでしょうね。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

というよりも、私は氏の政治思想よりは氏の政治姿勢の方が問題だと思っております。

そもそも小沢氏は金丸時代には、アメリカの恫喝のままに430兆円を支払ったとされております。
これは上司の金丸氏の方が問題とは思っておりますが、そんな人間がいきなり親中・親韓派に鞍替えするなど、どうも氏は政治思想よりは政治姿勢を優先するタイプ……つまりが選挙に勝つために手段を選ばないタイプとしか思えません。

である以上、選挙に勝つためであれば、外国人参政権の付与+大量移民の受付という最悪最低の手法を選ぶ恐れがあり、これを日本の右翼側が非常に恐れております。
そして、私もそれを否定する要素を一切持ちません。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


???

天皇陛下の問題から大分飛躍してきましたが、「選挙に勝つためであれば、外国人参政権の付与+大量移民の受付という最悪最低の手法を選ぶ恐れがあり」は、それが本当に選挙に勝てるほど支持を得ているならば別ですが、その恐れは、限りなく低いのではないでしょうか?

あえて右翼の話をするならば、小沢氏が選挙で勝つ、代表選だけでなく衆院選など民意の支持を得て勝利した際、その恐れを抱く人は少数派ということになります(そんなことは起こらない気もしますが)。

もちろん少数派が正しい可能性を排除しませんが、その少数派の右翼青年が、戦前のように例えば小沢氏を銃撃するなどの事件を起こしはしないか心配になります。

小沢氏の命ももちろん人命ですから大切ですが、暴力が言論の自由に対する無言のプレッシャーとなることを恐れます。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

あれ?ご存知ありませんか?
移民一千万人構想を。
その全てが中国共産党の息のかかった人民や、小沢氏が支持を取り付けている韓国人などであれば、非常に投票の公平性が崩れる可能性は高いでしょう。
「日本解放はまだ」、「私は解放のための人民解放軍野戦軍司令官」という発言を中国で行った経緯もあります。

そしてもう一つ。
私のような田舎人が最も嫌っている自民党の政策に、農業自由化や大型店舗導入がありました。
1993年に対日年次改革要望書が出されると、親米議員の小沢一郎が、北米局の親米派官僚と手を組んで、アメリカのために年次改革要望書を実現するために活動し始め……北米局の親米派官僚と組んで「日本改造計画」という著書にまとめ、農産物輸入自由化や大店法自由化などを推進してきたのですが。
それを押し進めたのは小沢一郎氏なのです。
この事実は、まぁ、私もさっき知ったのですが。。。
叩けば幾らでも出てくるな、この人。。。

つまり、日本の小売業を壊滅させ、農業を壊滅させた超本人は……って話ですね。
国会を見ていると、どうも他人事のように自民党の責任を追及しているみたいですけれど。。。

まぁ、ではあっても銃弾によって言論統制が敷かれる世の中だけは勘弁ですが。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


移民一千万人構想に小沢氏がかんでいるということは知りませんでした。構想そのものに私は反対ですが・・・、それはさておき。

小沢氏の話を書くことが最近多いため、机には「日本改造計画」がほぼ毎日置かれている状態ですが、農産物輸入自由化や大店法自由化等の具体的な話はありませんよ(身落としているかな)。

自由貿易が重要であるということは記載してますけどね。当時のガットウルグアイラウンドへの協力などは、間接的には農産物自由化が障害になっていたでしょうから、傾向としては、ご指摘の要素もあるかもしれませんけど。

小売業壊滅は確かに事実ですけど、でもイオンのような大型店舗の方が便利ですよね。誰がゴーサインを出したかはともかく、やはり市場経済における必然だったのではないかと思います。

農政はもっと手があると思っていますが。






■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

ちなみに、大型店舗にゴーサイン出したのは、イオングループの御曹司である岡田議員だったような。。。

と言うか、その日本改造計画って今表面的にだけですけれど、調べてみると小泉改革の原案になったとも評されているんですけれど??
私は小泉改革そのものに大反対ですので(小選挙区制含めて)政治理念そのものから小沢氏にはかみ合わない可能性が非常に高いですね。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


小泉氏の政策とはかなり相容れないと思いますよ。

郵政も道路公団の民営化も社会保障改革も記載されていません。高齢社会の到来に備えて消費税を上げ、直接税を下げようというくだりはありましたが。本格的な不況に入る前に執筆された著作ですから、経済政策には余りページはさかれていません。大きな流れでいえば「規制緩和」とかは、その通りかもしれませんが・・・。

政治体制として、首相権限を強めようとする内容はありますが、これは小沢氏だけでなく、橋本元首相も同様の志向があり、橋本政権期の行政改革構想で首相権限の強化や経済財政諮問会議の設立、官邸の改造が行われ、小渕政権期の自自連立等を経て、内閣府など今日の体制が出来上がったとはいえるでしょう。

小泉首相は90年代の一連の改革によって強まった首相権限をもっとも駆使した政治家で、小沢氏が求めた決断するリーダー像には近いかもしれませんが、目指す政策は大きく異なるでしょうね。

むしろ著書には220兆円規模の公共工事策が記載されています。整備新幹線や高速道路網の充実、光ファイバーの先刻整備などです。その後に、800兆国債残高がたまったことを考えると、90年代に小沢氏がその公共工事を実行していれば、今頃はもっと好景気に沸いていたかもしれません。

もっとも、政治体制に関する記載については、おそらくumama01さんの考えとは合わないようには思います。



■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

確かに首相権限は必要でしょうね~。
……民主党みたいに経済対策の足しか引っ張らない政党が居るならば。。。
と、私はひねくれて考える人間であるのですけれど。

あと、あちこち見ていましたらこんな記述もありました。
元・大蔵省主計官で国会議員(衆→参、自民党)の片山さつきによると、「改造計画は私の先輩(大蔵省官僚)がゴーストライターで、当時の風潮に合わせただけ。」であり、本書における新自由主義的な主張は小沢の本意ではないとする。
……とか。

こんな記述も今言っていることと違いすぎるのが、ゴーストライターではないか?って噂の元になっているみたいですね。
1億2000万人の目で政治資金を監視せよ。
政治資金制度の改革、政治資金の全面公開と政治資金への公的助成の拡大。
政治資金をめぐる一番の問題は、資金が巨額である反面、その流れが著しく不透明である事、政治家が政治資金で私腹を肥やしたり、公正であるべき政策決定がカネで歪められているのではないか、疑念を持たれる事である。
政治資金規正法違反者に対する罰則を強化し、政治腐敗防止制度を確立すべきである。
具体的には違反者を公民権停止処分にし、違反の言い逃れを封じるために連座制も強化する。
政治家自身が責任と倫理を明確にする制度として確立すればよい。

……言いこと言ってますよね。
本当に実行して欲しいものです。。。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


ゴーストライターはもちろんいるでしょうね。特に財務省であれば間接税重視志向は旧大蔵省の意向ともマッチしています。実際に国民福祉税構想など現実の政策となって飛び出しましたから。

政治資金のくだりは、今の仕組みの源流は「改造計画」にありますけど、本人的には「記載ミス」で通しているのでしょう。検察審査会は鳩山氏に甘く、小沢氏に厳しいですが、実際には鳩山氏の方が罪が重いとは思います。それをもって小沢氏を擁護する気はないのですが。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

別にゴーストライターが悪とは申しませんけどね。
その著書が小沢氏の望んでいる理想を忠実に描いたものでしたら。。。
官僚を使って構想を形にするというのは、自民党がそうでしたように、本来の行政府のお仕事ですからね。

ただ、全く氏の政治理念と行動が一致していないように感じられるのです。
まずは権力、その為の金……そういう行動原理が見えてなりません。
そして票、そのための支持者、それからやっと日本国。
私が見る限りの小沢氏の行動ってのはそういう順序っぽいんですよ。
外国人参政権や中国韓国訪問の言動を見る限り、資金源と票田の確保が国家国民よりも大事に思えるのです。

ですから、氏の理想がどれだけ素晴らしかったとしても、民主党のマニフェストと同じく、私にとっては信頼に値しないんですよ、残念なことに。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [a.liberalist.77]


改造計画の中で「権力をめぐる競争を」というくだりがあります。田中角栄時代の凄まじい権力闘争を見ていたので、おそらく1980年代の比較的平穏な自民党政治、野党の万年野党化に強い反発心を記載しています。

ここは小沢氏のこだわりだとは思いますよ。

見方によるとは思いますが、小沢氏の著書が述べる考え方から言えば、日本国を変える→そのためには権力が必要だ→そのためには金がかかる、という順序ともえいるでしょう。

ただし、「理想の政治」でも指摘のあった通り、政治への信頼が何より重要ですから、信頼を得にくい政治家であることは小沢氏の最大の欠点でしょうね。

だから、自分の政策を託せる人を常に探していたのでしょう。それがまた二重権力批判を呼ぶという悪循環に。小沢氏と田中角栄や竹下登の力量の差だと思います。

以前書きましたが、小沢氏の思想は必要でも、小沢氏が必要かは分からない、ということだと思います。

天皇問題では小沢氏をかばいましたが、政治とカネ問題という弱点を抱えている以上、私も小沢首相はやはり難しいと思いますよ。

■Re: 私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。 [umama01]

本来の選挙制度ならば、目指すべき理想が誰に目にも眩ければそれだけで票が集まる筈……なんですけれども。
それを出来ないように中身のない政治闘争ばかりをセンセーショナルに流し、政治不信を煽り続けたマスメディア、そのマスメディアを利用する形で政権交代をした民主党。。。
どちらにしろその時点で詰んでおります。
視聴率のために政党や政権を売り払うようなマスメディアを仲間にしても、同じように視聴率のために裏切られるのが目に見えておりますからね。。。
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