■ガソリン価格についての疑問。
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最近、妙に来訪者が増えております。
アクセス解析してみると、それがヤフーの記事欄から飛んできているみたいで。
時事ネタを絡ますのも来訪者を稼ぐには良い刺激なのかもしれません。
が、今日は某所でのコメントの後始末ですので、政治にも時事にもあんまり関係ありません。
思いっきり好調な状況に水を差してしまいます。
まぁ、どちらかと言うと経済ですね。
ガソリン価格動向ですから。。。
まず、原油価格の現状はこのようになっております。

1バレル辺り133.9ドルが最高値を記録した2008年の原油高はまだ記憶に新しいと思います。
実際、私の近所のガソリンスタンドもリットル当たり168円まで値上がりし、通勤費用が半端なく上昇。
しかも通勤路の途中の国道が災害で崩壊し、二ヶ月余り通勤距離が倍(凡そ100km)になって財布を直撃してくれた記憶があります。
ま、私自身は車内での音楽タイム……新谷良子様の歌声を聞く時間が倍になったので、結構通勤時間も楽しんでおりましたが。。。
それは兎も角。
8月4日に調査開始以来の最高値、185.1円を記録したとあります。
動向は下のグラフですね。

横軸が少しばかり違うので単純比較は出来ませんが、それでも2008年に価格が跳ね上がっているのは確認出来ると思います。
このように、2000年以降においては原油価格とガソリン価格は関係があるのは疑いありません。
それ以前のは……恐らく産油国で原油が余っているにも関わらず、色々な問題で原油が日本国内に入ってこなくなったのが原因だろうと推測は出来ますが……ま、ここでは置いておきますね。
しかし、この相関関係。
一つだけおかしな点があるのです。
それは、原油価格はドルであり、ガソリン価格は円であるということです。
最近の円高を考えるに当たって、次のグラフをご覧下さい。

円ドルの為替レートです。
ユーロもくっついてきてますが、それは無視して下さい。
で、このドル価格。
2008年の時点では1ドル当たり110円でした。
2010年現在、85円を切っております。
これ、おかしくないですか??
2008年では、1バレル133.9ドルで1ドル110円。
つまりが、1バレル当たり14,730円です。ざっと1万5千円ですね。
ですが、2010年では1バレル当たり80ドル辺りをうろついておりますね。
で、1ドル85円。
つまりが、1バレル当たり6800円です。ざっと7千円なのです。
凡そ、半額。と言うか、半額以下。
で、当時のガソリン代が185円でした。
現在のガソリン代は133円だそうです。……最近はちょっと安くなっているみたいですが。
価格差は52円。
たったの52円。
つまりが、原油価格が倍になって変動価格が52円しかないということは。
単純計算をしてみますと……原材料価格が100円、それ以外の価格がガソリンスタンドや中継、税金で抜かれている85円という計算になりますね。
つーか、今現在の133円のうち、まともな原材料価格は48円ですか。
ざっと原材料費の2倍近くが途中で差っぴかれている計算になりますね。
……そりゃ、やってられませんがな。
その内の税金は……暫定税率が廃止された時に安くなった15円ってところかな?
訂正、指摘が合ったので調べました。
53.8円がガソリン税ということみたいです。
原材料費並の税金が持っていかれているということですね。
つまり、現在の料金133円の内、48円が原価、54円が税金、中間業者が21円ですか。。。
……ちょっと税金高すぎませんか??
結局、円高のメリットは確かにあるのでしょうが、日本の場合、こういう中間搾取が多すぎて円高のメリットを素直に享受出来ない経済体質になっているのではないか?と勘ぐってしまいます。
事実、円高で原材料費が安価になっているというのに、国内景気は良くなる気配がありません。
日本の輸出依存度が小さく(下に証拠)、輸出産業の打撃が少ないにしても、このザマです。

円高や円安はあくまで経済指針の一つでしかなく、メリット・デメリットともにあるのは理解しております。
が、こういう経済構造やデフレーションの社会を見てみると、現在の日本では円高になるメリットを素直に受けられず、メリットよりもデメリットの方が多いだろうと容易に推測が出来てしまうのです。
まぁ、ガソリンスタンドがなくなったら私も困るのは事実なんですけれど。
こういう、原油価格と連動して手間賃や運送料、そしてガソリン税なんかも連動する仕組みにしてくれないと、円高による原材料価格の恩恵を受けられない中小企業や庶民が結局は困る社会になると思うのです。
このまま円高が進行して、ガソリン原価が10円にまで落ち込んだとしても、ガソリン税53.8円を取ろうとするならば、それは完全に暴利ですし。
少なくとも不況で国家が中小企業や民間が悲鳴を上げている現状、ガソリン税を一時的に撤廃することで産業の活性化を図るというのも一つの手ではないでしょうか??
ちなみに、今回のエントリは単純計算しかしておりません。
本来の原油価格とガソリン価格の動向はもっと色々と面倒な式に基づいているでしょう。
ただ私は、原油価格とガソリン価格の動向と円高が素直にかみ合っていないと言いたかったのです。
ついでに、それが日本において円高のメリットを国内企業や庶民が受けられず、景気悪化の一因となっているのではないだろうか??……と、推測を加えてみた次第。。。
緑字のところが訂正した箇所です。
結論は同じですが、問題がガソリン税そのものにあるよ?という話に摩り替わってしまいました。
ま、問題前提を間違えれば結論が当たり前のように変わってくるという良い例になった……かな?
いや、ごめんなさい。
昨日のエントリ時に調べ抜かっていた私が悪いのですけれども。。。
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が、今日は某所でのコメントの後始末ですので、政治にも時事にもあんまり関係ありません。
思いっきり好調な状況に水を差してしまいます。
まぁ、どちらかと言うと経済ですね。
ガソリン価格動向ですから。。。
まず、原油価格の現状はこのようになっております。

1バレル辺り133.9ドルが最高値を記録した2008年の原油高はまだ記憶に新しいと思います。
実際、私の近所のガソリンスタンドもリットル当たり168円まで値上がりし、通勤費用が半端なく上昇。
しかも通勤路の途中の国道が災害で崩壊し、二ヶ月余り通勤距離が倍(凡そ100km)になって財布を直撃してくれた記憶があります。
ま、私自身は車内での音楽タイム……新谷良子様の歌声を聞く時間が倍になったので、結構通勤時間も楽しんでおりましたが。。。
それは兎も角。
8月4日に調査開始以来の最高値、185.1円を記録したとあります。
動向は下のグラフですね。

横軸が少しばかり違うので単純比較は出来ませんが、それでも2008年に価格が跳ね上がっているのは確認出来ると思います。
このように、2000年以降においては原油価格とガソリン価格は関係があるのは疑いありません。
それ以前のは……恐らく産油国で原油が余っているにも関わらず、色々な問題で原油が日本国内に入ってこなくなったのが原因だろうと推測は出来ますが……ま、ここでは置いておきますね。
しかし、この相関関係。
一つだけおかしな点があるのです。
それは、原油価格はドルであり、ガソリン価格は円であるということです。
最近の円高を考えるに当たって、次のグラフをご覧下さい。

円ドルの為替レートです。
ユーロもくっついてきてますが、それは無視して下さい。
で、このドル価格。
2008年の時点では1ドル当たり110円でした。
2010年現在、85円を切っております。
これ、おかしくないですか??
2008年では、1バレル133.9ドルで1ドル110円。
つまりが、1バレル当たり14,730円です。ざっと1万5千円ですね。
ですが、2010年では1バレル当たり80ドル辺りをうろついておりますね。
で、1ドル85円。
つまりが、1バレル当たり6800円です。ざっと7千円なのです。
凡そ、半額。と言うか、半額以下。
で、当時のガソリン代が185円でした。
現在のガソリン代は133円だそうです。……最近はちょっと安くなっているみたいですが。
価格差は52円。
たったの52円。
つまりが、原油価格が倍になって変動価格が52円しかないということは。
単純計算をしてみますと……原材料価格が100円、それ以外の価格がガソリンスタンドや中継、税金で抜かれている85円という計算になりますね。
つーか、今現在の133円のうち、まともな原材料価格は48円ですか。
ざっと原材料費の2倍近くが途中で差っぴかれている計算になりますね。
……そりゃ、やってられませんがな。
その内の税金は……
訂正、指摘が合ったので調べました。
53.8円がガソリン税ということみたいです。
原材料費並の税金が持っていかれているということですね。
つまり、現在の料金133円の内、48円が原価、54円が税金、中間業者が21円ですか。。。
……ちょっと税金高すぎませんか??
結局、円高のメリットは確かにあるのでしょうが、日本の場合、こういう中間搾取が多すぎて円高のメリットを素直に享受出来ない経済体質になっているのではないか?と勘ぐってしまいます。
事実、円高で原材料費が安価になっているというのに、国内景気は良くなる気配がありません。
日本の輸出依存度が小さく(下に証拠)、輸出産業の打撃が少ないにしても、このザマです。

円高や円安はあくまで経済指針の一つでしかなく、メリット・デメリットともにあるのは理解しております。
が、こういう経済構造やデフレーションの社会を見てみると、現在の日本では円高になるメリットを素直に受けられず、メリットよりもデメリットの方が多いだろうと容易に推測が出来てしまうのです。
まぁ、ガソリンスタンドがなくなったら私も困るのは事実なんですけれど。
こういう、原油価格と連動して手間賃や運送料、そしてガソリン税なんかも連動する仕組みにしてくれないと、円高による原材料価格の恩恵を受けられない中小企業や庶民が結局は困る社会になると思うのです。
このまま円高が進行して、ガソリン原価が10円にまで落ち込んだとしても、ガソリン税53.8円を取ろうとするならば、それは完全に暴利ですし。
少なくとも不況で国家が中小企業や民間が悲鳴を上げている現状、ガソリン税を一時的に撤廃することで産業の活性化を図るというのも一つの手ではないでしょうか??
ちなみに、今回のエントリは単純計算しかしておりません。
本来の原油価格とガソリン価格の動向はもっと色々と面倒な式に基づいているでしょう。
ただ私は、原油価格とガソリン価格の動向と円高が素直にかみ合っていないと言いたかったのです。
ついでに、それが日本において円高のメリットを国内企業や庶民が受けられず、景気悪化の一因となっているのではないだろうか??……と、推測を加えてみた次第。。。
緑字のところが訂正した箇所です。
結論は同じですが、問題がガソリン税そのものにあるよ?という話に摩り替わってしまいました。
ま、問題前提を間違えれば結論が当たり前のように変わってくるという良い例になった……かな?
いや、ごめんなさい。
昨日のエントリ時に調べ抜かっていた私が悪いのですけれども。。。
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■コメント
■Re: ガソリン価格についての疑問。 [ラヴログ]
ガソリン税53.8円もお忘れなく。
14,730円÷159リットル+54円≒151円
6800円÷159リットル+54円≒97円
差額54円となるので、価格差52円と近い数字になってませんか???
14,730円÷159リットル+54円≒151円
6800円÷159リットル+54円≒97円
差額54円となるので、価格差52円と近い数字になってませんか???
■Re: ガソリン価格についての疑問。 [umama01]
その辺りを含めて計算しなおしました。。。
確かにガソリン税が一番のネックみたいですね~。
景気対策の一つとしてガソリン税の撤廃が結論になっちゃいましたがな。。。
確かにガソリン税が一番のネックみたいですね~。
景気対策の一つとしてガソリン税の撤廃が結論になっちゃいましたがな。。。
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