■祖母の行動を見て思う。
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テレビショッピング(通販)番組が多すぎるとの批判を受け、BS民放各局が通販番組を減らしているという。確かにBSを視聴してまず驚くのが、この通販の異常なまでの多さだ。
民放BSは7局を数え、NHKや地上波などを加えると、かつてないほどのチャンネルが用意されているが、その実感に乏しいのは、BS民放がどこも似たり寄ったりであることと無縁ではないだろう。
その一つにこの通販がある。一時は少ない局でも総放送時間の30%、多い局では60%も占めていたというから、視聴者は終日通販を見せられている印象が強かった。
業者に時間枠を売ることで手軽に収入を得る狙いがあるようだ。CMは総放送時間の18%以内という民放連の基準があるが、通販は生活情報番組と位置づけて別扱いしている。
通販と並んで目立つのが韓国ドラマの席巻ぶりである。通販とこれで一日をしのいでいるような局もある。単に韓流ブームだけでなく、自社番組を制作するより、恐らく安上がりだからだろう。そういえば、地上波で放映した番組の再放送もお手の物だ。
だが、ここに来て地上波のデジタル化でBS受信機が急増してきた。視聴者が増えればCMも期待できる。自社番組で放送枠を埋める本来の姿に戻れば、視聴者には番組の選択幅が増えて、それこそデジタル化大歓迎であるのだが。大震災の被災地を除いて、アナログ放送が間もなく終わる。
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=277126&nwIW=1&nwVt=knd
高知新聞にこんな記事が載っていました。
確かに現在のテレビの質は酷いものです。
先日、水戸黄門もついに終わるという情報が入りましたし。
ドラマ「水戸黄門」終了へ TBS発表 12月で42年の旅に幕
TBSは15日、同局系時代劇「水戸黄門」(月曜午後8時)を放送中の第43部で終了する、と発表した。1969年8月4日にスタートし、放送回数が1200回を超える国民的長寿ドラマだが、近年は視聴率が2ケタを切ることもあった。会見でTBSは「時代の趨勢(すうせい)もある。この大番組はもっと(視聴率が)低くなってから終わるより、惜しまれながら幕を閉じるのが最善」と苦渋の決断だと説明した。
「この紋所が目に入らぬか!」の名せりふで親しまれた国民的時代劇が、12月19日の最終話で、全1227回、42年の歴史に幕を下ろす。
主人公の“天下の副将軍”水戸光圀役は初代の東野英治郎さんに始まり、西村晃さん、佐野浅夫(85)、石坂浩二(70)が演じ継いできた。現在の5代目で、最後の「黄門さま」になる里見浩太朗(74)は「きのう(14日)も京都・太秦で立ち回りのシーンを撮影した。東京に帰ってきてから(終了を)聞き、突然ズバッと後ろから斬られたような思い。残念というより『痛い!』という思いです」と無念さをにじませた。
諸国漫遊の旅先で弱者を助け、悪を懲らしめる勧善懲悪のストーリーは、日本人の心をとらえた。うっかり八兵衛、風車の弥七といった脇役も愛され、79年2月5日(第9部第27話)には史上最高の視聴率43・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。79-80年の第10部はシリーズ最高の平均37・8%。まさに国民的な人気だった。
しかし近年は視聴率も陰りを見せ、今月4日の第43部初回は10・0%、第2話も9・6%と低迷。昨年6月には24年間出演し、恒例の入浴シーンで見せ場を作ってきた由美かおる(60)が卒業し、10月から雛形あきこ(33)が後継に。助さん格さん役には的場浩司(42)、東幹久(41)を起用してリニューアルを図ったが、起爆剤にはならなかった。
TBSの難波一弘編成制作局長は「少しずつお客さんが減っていると感じてきた。今年の春、震災前から中止を検討してきた」と明かした。とはいえ、これまでの全1205回の平均視聴率は22・1%といまだ高い。難波氏は「日本の放送史に残る番組。みなさんに愛されながら、余力を残していい数字で終了するのがふさわしい」と決断の理由を語った。
里見は「民放の時代劇がすべてなくなってしまう。撮影所の仲間たちはこれからどうなるのかと思うと本当につらい」と厳しい表情で語り、12月19日の最終回についても「僕は『どう花道をつけるんだよ』と怒っているんです」と笑顔ながら、語気を強めた。
番組枠はパナソニックの1社提供。来年1月から現代ドラマを放送予定で、同社が引き続きスポンサーを続けるという。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2011071602000077.html
確かに視聴率はドンドン低下しており、見たい番組もろくにありません。
そして、こうして人気のあった番組も下らない展開になってきて、見る価値すら失せているのもまた事実。
だからこそ、テレビはもうどうしようもないところまで追い込まれているのでしょう。
しかし、昔からこうではなかったハズです。
若かった所為かもしれませんが、昔はもう少し面白い番組があり、それなりにテレビにしがみ付いていた記憶もあります。
尤も、主に私が見ていたのは……某少年が殺人事件を犯した原因として挙げられ、消滅してしまった深夜のホラー番組だった訳ですが。
ま、それは兎も角。
では、何故ここまでテレビが面白くなくなったのでしょうか??
私は祖母の行動にその答えがあると思うのです。
祖母が一体何をしているかと言うと……
CMの時間になったら、テレビのチャンネルを変えているのです!!
別段、そう凄い行動でもありません。
が、その理由を聞くと面白い。
「CMが見ていて不快だから」
というものだったのです。
つまり、テレビ番組を作成する資金源ともなる、スポンサーの商品を宣伝するコマーシャル。
それこそが、テレビをつまらなくしている最大の理由である……と、祖母は語っていたのです。
である以上、幾らコマーシャルにお金をかけたところで、企業の売り上げが上がるハズもなく。
企業はコマーシャル費をどんどん取りやめ、だからこそ制作費が減耗したテレビ番組はますます面白くなくなり……まさに悪循環ですね。
勿論、テレビ局の現場の労働者を軽視する構造にも問題があります。

これはあくまでもアニメーションの一例に過ぎませんが、制作費の8割を他が持って行き、現場の労働者が悲惨な生活を送る。
この状況で制作意欲など湧く訳もありませんし……。
その上、見せるべきCMが面白くない、だから制作費を削る、だから現場の労働者がますます悲惨な労働環境を強いられ、だから番組が面白くなくなり、だから広告費が入らず……
まさに、負の循環です。
結局、そもそものスタート地点は何かと言うと、コマーシャルが面白くないというのが問題ではないでしょうか?
幾ら面白い番組を作っても、企業にしてみればコマーシャルの効果が低ければ広告費を出す意味がありません。
そして。
正直なところ、今のコマーシャルとは三つの共通点があります。
1.やかましい。
2.画面効果が凄まじい。
3.商品の名前が最後に出てくるだけ。
要は、騒音と画面効果で目を惹き付ける。
たったそれだけのコマーシャルなのです。
そんなものを見せられても、名前を売るだけの効果しかなく、名前しか売れない以上、商品は全て一発屋……数を出せば当たるという手法しか使えません。
長くお客様に愛用していただく商品……そういうものは全く存在していないのが実情なのです。
結局、通販番組以外が生き残れない訳です。
通販こそ、商品数をただただ増やし、名前を売ることで一時的な売り上げを確保すれば良いという商売構造な訳ですからね。。。
個人的な記憶ではありますが、本当に長々とその商品を売ろうという宣伝なんて……
養命酒と青雲ってお線香の宣伝しか記憶にない有様です。
(私が主に何の番組を見ているかバレますけれど。。。)
要は、最近のCMはただ目を惹き付けるだけで、商品に対する敬意とかが感じられないのです。
である以上、高齢者がその手のCMを嫌うのも無理ありません。
尤も、現在のコマーシャルがしっかりと高齢者向けの構造になっているかというと、そうではない気がするのですが。。。
高齢者向けとして、静かで分かり易く、そして商品の良さを訴えかける。
そういうコマーシャルを導入することが、テレビ番組を復活させる、最大にして最良の手段ではないでしょうか??
その場合に必要なのは、広告代理店の大々的な改革になる訳ですが……
これが、一番難しいんでしょうけれど。。。
ま、私はテレビを見えなくなったところで、そう困らない人間ですから、所詮他人事なんですけどね。。。
ただ、笑点とNHKのニュース、生物番組、そしてボクシング中継だけは無くなってほしくない……と、心の底から願う次第ではありますが。
ちなみにアニメは、テレビから離れた方が遥かに宣伝効果や労働効率が上がると思っておりますので、テレビからアニメが排除されるのはそう困ったこととは思ってません。。。
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