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■予告編の答え。

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さて、今日は先日から延び延びになっていた「原子力発電に変わる安定した電力供給手段とは?」の答えです。

そもそも民主党の鳩山政権・菅政権と情勢的なことと口先三寸なことと双方によって日本は発電手段に幾つかの制限を喰らいました。

1.CO2の25%削減
2.国内の原子力発電所の停止


その上で、日本の工業力に必要な安定した電力を供給する必要があります。
この最後のが問題で、風力・太陽光・潮力など自然を利用した所謂環境的な発電方法は安定した電力を供給できないという欠点があるのです。
つまり、国家生産力を維持するには安定した電力が。
環境的な問題を打破し、国家公約を実現にするにはCO2削減や脱原発が……
それぞれ必要になってくるというジレンマがある訳です。


というのが前回の予告で告げた通り。


では、これらの答えを満足させる手法はあるのか??

と言うと、あるのです、実は。



答えは、こちら。

木質バイオマス発電というものであります。

尤も、当然ながらコレが実用化に至ってない理由がしっかりとあるのですが。。。
今日はその辺りを中心に語っていこうと思っております。


そもそも、木質バイオマスって何でしょうか??

バイオマスってのが自然にありふれている生物質量って意味なのですが、それを上手く発電に利用することでその名前が使われております。
で、木質なのですから、木の関係……って意味です。

だから何?って感じでしょうが、こういう発電が現実としてあるのも事実です。

300px-Wood_pellets-small_huddle_PNr°0108

これは木質ペレットと言いまして、これを燃やして発電を起こす訳です。
その辺りは火力発電や原子力発電と全く変わりませんね。
大昔から続く蒸気機関と同じシステムです。


ただ、この木質バイオマス発電について、火力発電所とは大きく異なる点が一つあります。
それは、カーボンニュートラルという点です。
偉そうな外来語を使うと意味が分からないので説明しますと、要はこの発電によって使われるCO2は本来大気中に存在していたものが光合成によって炭素固定されたものであるため、この木質バイオマスを使った場合は大気中に二酸化炭素を放出したとして加算されてないという点です。
個人的にその解釈はどうかな~?って思うところがあるのですけれど、そういうシステムとして決定されているならばそれに従わなければなりません。

早い話が、この木質バイオマス発電を用いた場合、国際的にはCO2を放出せずに発電したとされる訳なのです。

これでとりあえず、CO2の25%を削減して原子力発電所を取りやめながら安定した電力供給を行うという、前回のクイズの原則は満足されたことになる訳です。。。


が、当然のことながら大きな問題があります。

まず、発電にかかる費用

57-01.jpg

一般的な1kWh当たりの発電費用が上の表(原発はかなり疑わしくなってますが)となっておりますが、木質ペレットを用いた場合の発電コストが未だに決定していない始末です。
確かに最近の原油価格の高騰によって最近では木質ペレットの方が熱量発生単価としては安価になっているのですが、そのペレット生産時にかかる費用とエネルギーが未だに大赤字で、地方自治体の補助金頼みという有様ですからどうしようもありませんね。

そして、木質ペレット自体の用途です。
この木質ペレットは……小型ストーブやビニルハウス栽培など、重油や灯油の代替品としての活用の方が期待されており、大きな発電はあまり現実的ではなかったりします。
……今のところは。
多分、固形燃料であるというのが問題なんだとは思われますが。


しかし。
しかしです。
この木質ペレット発電を軌道に乗せることで生じるメリットも確実にあるのです。

1.国民医療費の大幅減
花粉症にかかる年間の医療費は2000億円とされております。
どういう試算かは分かりませんが、社会的損失はそれ以上らしいです。
木質ペレットは間伐材を主体としての生産を目指しているらしいので、森林整備が進みます。
そうすると花粉飛散量が減り、花粉症が激減するでしょう。

個人的にはこの理由だけで十二分にこの木質ペレットを推す理由になります。

2.大規模公共工事の削減
ダムを造らなければならない原因の一つに、森林の保水量低下があります。
要は、人工林が密集し過ぎて、木々が水を蓄えなくなってしまったため、山地崩壊や洪水・土石流を招き、その防止にダムが必要になっている訳です。
ですが。
それらの災害は間伐などの森林整備をしっかりと行えば問題なく防げます。
少なくとも今のようにもの凄い山林の崩壊は発生しなくなるでしょう。
ついでに言うと、川の流量も一定化しますから川の渇水に備える必要も減ってくるのです。


3.雇用の確保
大規模公共工事を起こしても国民所得が上がらない原因の一つに、労働者への還元が少ないというものがあります。
要は、公共工事として支払われた給金が現場作業員に回らず、下請け下請けの連鎖によって現場作業員は端金でこき使われ偉そうな重役が金をふんだくるという……東電みたいな問題が建設業界でも発生しております。
ですが、森林伐採はそうはいきません。
何しろ……大きな機械も入らなければ、山林所有者もまちまちなのです。
大企業が大規模な仕事を起こす訳にもいかず、そして山林作業員はかなり厳しい仕事を強いられるため、待遇を良くしないと肝心の人員が集まりません。
つまり、公共工事よりも費用が現地作業員に流れる可能性が高いという訳です。
と言うよりも、山の中では大規模な工事が出来ないというべきでしょうか??
片側何車線もの高速道路を抜くように山道を抜く訳にもいきません。
森林作業用の山道ってのは、ちまちま重機で抜くしか出来ない訳ですし。。。



……とまぁ、こういう付加価値的なメリットがあります。

ただし、デメリットとして……
多額な費用がかかる。
エネルギー政策としてしっかりと総量を把握してないと、山が禿げ上がってどうしようもなくなる可能性がある。
まだまだ一般的に用いられるには程遠い。
加工機械やペレット用のストーブなど、どれもこれも高額である。

と、まぁ、幾つも幾つも問題はあります。


ただ、こういう技術が存在し、CO2発生量を無視することが出来、安定した発電量の確保も現在の技術力でそう難しくないレベルに達している。
……というクイズの命題だけは確保してますよ……というお話でした。。。


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■緊縮財政が何になりますか?

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先の東日本大震災……いつの間にやらこの名前で統一されてました……では、数万名もの死者が出ました。
で、復興に数兆円かかり、更には部品調達や経済の冷え込みで凄まじい経済的損失を出しております。
そしてそれらは……結局のところ、我々の税金や懐、職が奪われる形で損失を補うことになるのです。


しかし、例えばですよ?

赤字国債を発行して公共工事を大量発注し、膨大な堤防や地震・津波に対する備えをしていたならば?
失われた人命は遥かに少なく、復興費用も少なくて済み、さらには経済の冷え込みもなかったかもしれないのです。


今、こうして復興費用がかかっております。
しかし、当時に赤字国債を発行していたのなら、復興費用が少なくて済んだと予想されます。


過去に赤字を我慢して使うお金か。
今、こうして人命と悲しみの上に復興費用として払うお金か。


……さて、どっちがマシでしょう??


という訳で、私は積極財政を用いて、下のリンク先のような実験を早急に行って欲しいと思っております。
特にいずれ起こると予想される東南海大地震の被害を受けるという我が身にとって、あの震災は他人事ではないからです。

その記事とは、こちら。
http://wiredvision.jp/news/201105/2011050820.html

適当に記事を省略すると。

地球深部探査船『ちきゅう』に乗った研究者たちは2008年、世界でも有数の地震発生帯で地震活動を理解するためのデータの収集するための初の深海掘削の研究航海を行なった。
『ライザー掘削』と呼ばれる特殊な技術を使用して、日本の南東58キロメートルほどに位置する地震発生帯である『南海トラフ』の上部まで(海底から1.6キロメートルほど)貫通させたのだ。
南海トラフと呼ばれる場所は下の地図↓のとおりである。

220px-RuptureAreasNankaiMegathrust.png

ここでは、過去から周期的に地震が起こってきた。

ea31ea2831778bfab919d9a9bf67e496.png

予想される被害として、最大の場合はマグニチュード8.7、破壊領域は長さ700キロメートル程度の宝永地震(1707年)]クラス。10メートルから30メートルの津波が発生する可能性がある

2009080423-1.jpg
Image:「ちきゅう」に搭載された『ライザー』 JAMSTEC/IODP

ちきゅうは、2009年5月中旬からは熊野灘周辺での本格的な南海掘削を再開したが、同年11月、掘削プロジェクトが行政刷新会議による事業仕分けの俎上にあがり、次年度以降の継続が不透明な状況となった。

2011年3月には、下北八戸沖の海底探査のために八戸港に停留していた所に東北地方太平洋沖地震に遭遇し、津波の被害を避ける為に一時沖合に待避。

ちきゅうが行なうライザー掘削システムでは、ライザーと呼ばれる巨大な金属パイプのなかに深海ドリルを入れ込んでおり、これを船体から掘削地点まで伸ばし、効率よく船体と海底とを固定する。
地層圧よりも比重をやや高く設定した泥水を、ドリルパイプを通して送り込み、ライザーパイプによって回収して循環させる[二重のパイプを掘削坑に下ろして泥水を循環させながら掘る。これは通常海洋石油掘削に利用されているが、科学掘削では初となる。

riser.gif



……事業仕分けなんざしている場合ですか。

今使って赤字を溜め込むか。
被害に遭ってから赤字を溜め込んで復興するか。
二つに一つです。
ならば、被害者の出来るだけ少ない方を選びましょうよ。

単純明快にして、唯一にして絶対の答えです。
政治とは、国民の財産を税という形で取り上げ、国民の生命と財産を守るために使う
そういうシステムです。
であればこそ、払っている税金を国民の生命と財産を守るために使ってください
足りない?
ですが、震災が起これば赤字国債を発行せざるを得ません。
赤字国債を発行しすぎると国内でインフレが起こり、我々の貯蓄が相対的に縮小して行くでしょう。

しかし、貯蓄よりは家、貯蓄よりは命です。
一家全員が死んでしまえば財産なんざ意味ありませんし、家がなくなってしまえば多少の貯蓄なんざあってもなくても同じことです。

それよりは……命と家を守ってくれる方がマシです。

……何か間違ったことを言っているでしょうか??


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■原発はもうダメなのか?

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今回のエントリは、完全に私の願望というか脳内で描いただけの電波物語です。
ただ、原子力発電所が全くもうダメ……という世論に首を傾げている毎日なので、語らせてもらおうと思っただけなのですが。

そもそも原子力発電所が何故いけないのでしょう??
ぶっちゃけた答えを言ってしまうと、放射能が怖いから……です。
なら、放射能が出ないようにすれば良いのですが、そのシステムは先の地震と津波によって損壊してしまいました。
お陰で今、見事に放射能の被害を被っている訳ですが。

しかし、おかしな話だとは思いませんか??
地震と津波が来るまでは、原子力発電所には問題がなかったのです。
(多少の問題があったのは否めませんが、どうしようもない事態には陥ってませんでした)
では、地震と津波の被害さえなければ良い訳でしょう??

加えると、水が大量にあれば問題が生じたときの対処が容易くなります。
何故ならば……
冷やしてしまえば炉体が溶けることも、中性子を食い止める制御棒が溶解することもなくなります。
更に、水分子の遮断効果によって、放射線の放出を食い止めることが出来るからです。


つまり……
原子力発電所を建てるならば、水が大量にある場所であり、津波と地震の被害を被らない場所……ということになります。
昔の私は水力発電所……つまりがダムの上に原子力発電所を立ててしまえば、水は大量にある上にもう使えなくなった国土の活用が出来るのに……と、職場近くのダムを見ながら思っていたものですが。
下流で飲料水や農業用水に使う可能性がある以上、この案は非常にヤバいと思い直しました。

結局、日本が原子力発電所を建てるなら……海上しかあり得ません。
原子力空母みたいなものがあるくらいです。
海上に発電所を建造するのは、技術的には不可能ではありませんよね??


では、何処が良いでしょう?
海上に発電所を立てて問題が起こる場合……問題は三つになります。
1.津波で都市部まで流される場合。
2.津波で制御システムが大破した場合。
3.津波で転覆して沈んでしまった場合。

……これくらいでしょう。
1.について、津波がどういう風に生じるかを考えてみます。

H1010203.gif

これは日本の活断層とプレートの様子です。
赤い点が地震が起こると予想される場所です。
そして、津波はこの赤い点から四方八方に伝達します。
この原理↓を見れば、分かりやすいと思いますが。

C5ECB3A4C3CFBFCCA4CEBBC5C1C8A4DF3.gif

つまり、この赤い点よりも本土側だと……津波によって日本国土へと運ばれてしまう恐れがあるということです。

3.については、海流を考えないといけません。

kaiyu05-fig1.gif

幸いにも黒潮がこのような流れをとって太平洋側へと流れていくようなので、海中に没した場合の被害は極小で済むと考えられます。
無論、生物濃縮がどうのこうの……って危険性はありますが、放射性物質が海中に沈んでしまったとしても、そこまでの危険はありません。
海中では放射線は殆ど通りませんし……炉体ごと沈んだ場合、海水による冷却によって反応は安定するからです。
多少海水が暖まったところで……文字通り焼け石に水ですからね。


この1.と3.を考えた場合……場所はこの地点になります。

56-03.jpg

そして、問題の2.ですが。
これはちょっと考え方を変えれば良いのです。
即ち、問題が起こったら……ではなく、正常であれば浮いていられる……と、考えれば。
こういう原理です。

56-01.jpg
56-02.jpg

エクセルで非常に適当に描いた絵ではありますが。
しかも水冷式じゃない原子炉の絵ではありますが……シムシティ世代としては、この絵が最も原子力発電所ってイメージが強いので、何となく。。。
まぁ、多少の問題点は兎も角、原理は分かっていただけたと思います。
基本水没するシステムを作り、発電量で得た浮力によって原子炉を浮かすシステムを海上原子力発電所内部に作る訳です。


こうすれば、地震の影響を直接受けない海上で、津波によって日本へ座礁することもなく、制御不能になった時点で海中へと原子炉を投棄でき、更には放射性物質の流出によって日本近海への被害も極小で済む。
そういう理想的な原子力発電所が発生するのです。
メルトダウン??
原子炉を突き抜けても海中に没しますから、無問題です。

いや、地上で発生するよりも遥かに被害が少なくて済みます。
放射性物質は日本から離れていく海流に乗り、放射線そのものは海水で防御される訳ですから。
チェルノブイリ型爆発?
制御不能になった時点で爆発前に原子炉を海中に投棄すれば良いだけですね。


勿論、地震と津波が発生したことによって送電線が切れるでしょうが、その修理だけで電力復旧が可能となるのです。
地上に放射性物質をばら撒くよりも遥かに損害が少なくて済みます。。。



ま、こんな施設を作るよりは風力発電を作った方がマシ……って思うかもしれません。
勿論、それも可能です。
風力の問題とされる騒音・鳥類への被害は、太平洋を横断するような気合の入った鳥が居ない時点で東京湾沖南東沖に設置すれば鳥も騒音も問題なくなります。
ただ、海上は遮るものがない分、風力発電に好都合なのですが……それでも風力発電は発電量が一定化しませんから、その辺りの技術革新はどっちにしろ必要なのですが。
陸上に立てて景観被害や騒音被害、そして立地条件に悩むよりは遥かに有利な条件になると思います。


……ただ、この海上に発電所を建てるという……メガフロート技術を確立させることが何よりの前提として立ちふさがっている訳なのですが……。



と、私の原子力発電に対する意見はこんな感じです。
問題があるならば、その問題をねじ伏せれば良い……そう思っております。
今回の福島原発の問題も、問題が分かっていたにも関わらず、コスト重視の体質がその問題への対処を拒んだ。
つまり、人災である……というのが私の認識なのですから。。。



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■ふと思う。

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かなり問題が長期化&深刻化している福島原発問題。
確かに問題です。
大問題です。
特に東電の技術者を使い捨てにする体質には怒りを通り越して吐き気を催すほどです。


ですが。
言い方を換えれば……
放射性物質が漏れただけなんですよね。
それが何故問題になるのか??
具体的に考えてみると……
1.放射能の脅威が未だに断定されていない(無知)
2.放射性物質の浄化に酷い時間がかかる点(長期化)
3.放射能汚染の解決策が分かっていない(対処法無し)

の三点が問題なのです。

逆を言えば。
その三点の問題さえ解決できるようになれば、原子力発電所を幾ら立てても問題ないってことになりますよね?
何しろ……1000年に一度の大地震と津波でも原子炉が爆発を起こすチェルノブイリレベルの損害は起こっていないのですから。。。

だからこそ。
今、日本が目指すのは原子力発電所に換わる新たな発電方法でもなければ(これも勿論研究が必要ですが)、節電手段でもありません。
今、日本に必要なのはコスモクリーナーです。
と言っても、ヤマトテックのオゾン消臭器の製品名でもなければ、オウム真理教の空気清浄機でもありません。
というか、こんな名前の製品、あったのね。。。
全然知りませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC

ま、それは兎も角。
私が言っているのは、宇宙戦艦ヤマトのアレです。
架空の放射能除去装置とのことですが、コレを現実に可能にすれば良いのです。
ついでに人体に残留すると言われる遺伝子の破損を食い止めれば……

この技術発展によっての利点は大きく分けて七つ。
1.放射能汚染への対処法が分かり、原子力への不安が消えること。
2.現状の放射能被害者を救えること。
3.原子力発電所への安心感と共に日本製品への安心感が復活すること。
4.放射線という宇宙空間への進出の問題点がなくなること。
5.年齢による染色体破損回復が望めるならば、高齢出産の危険性が消滅すること。
6.原子力というエネルギー開発が新たなエネルギー資源の発見に繋がるかもしれないこと。
7.もしかしたら、染色体回復のついでに不老化技術も開発出来るかもしれないこと。


ま、最後の端は兎も角として。
現状でも、バクテリアによる放射性物質の除去(もしくは植物でも可、ひまわりが有効らしい)と同時に染色体治療は早急に開発すべき技術だと思います。
どちらも今現在日本が必要とする技術であると同時に、チベット・ウィグル奥地の弾圧被害者には絶対に必要な技術でしょう。

自分たちの国のため。
世界平和のため。

その二つが矛盾しない範囲ならば、私利私欲でも正当化されると思うのです。
だからこそ、今は。

日本が手にした技術力をもって、必死に自らの保身のために頑張るべき時間だと思うのですよ。。。


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■津波に対する、一つの回答。

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今回の東北太平洋沖地震。
その地震による被害よりは、圧倒的に津波によって被害が生じました。

では、津波に対抗する手段とは何があるのでしょうか??
私が考える限り、四つほどの手段が考えられます。

1.射程外退避
つまり、高台に生きよう……という話です。
実際のところ、「ここより下には家を建てるべからず」という石碑があり、それより上へ逃げた人たちは被害を免れたというのです。

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この教えを守ることこそ、最も簡単に津波被害から逃れる手段の一つといえるでしょう。
……尤も、それはただでさえ少ない日本の国土可住面積を更に少なくしてしまう手法ではありますが。


2.物理的防御
要は堤防ですね。
スーパー堤防と呼ばれるものすごく巨大な堤防や、消波機能のある幾つもの構造物を作ることによって津波被害を免れるという手法です。

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これの問題点は莫大な費用が必要である点と、想定以上の津波には耐えられないという点でしょう。
だからこそ、千年確率の津波に対抗するという設定でなければいけませんし、千年に一度の台風にそんなに多額の費用を費やすことが許されるのか??という問いとの戦いになるでしょう。
災害が続かない以上、いずれは某事業仕分けみたいな愚かな批判が出て施工が停止される恐れがあります。


3.安全圏作成
津波とはなんでしょうか??
地震のエネルギーによって、海水が凄まじい高度まで持ち上げられ、それが波という形で伝達して低い位置にある建造物を薙ぎ倒すというものです。
であるからこそ、海の上には津波は押し寄せてきません。
海と一緒に持ち上がることはあっても……です。
現に、ある程度の洋上に出ていた船舶は結構無事に済んでおります……地上へと運ばれない限りは。
だからこそ、日本では居住地域を島の上ではなく、洋上に移転してしまえば……という発想です。
まぁ、これはメガフロート理論であり、未だに完成してない技術である以上、絵に描いた餅でしかありませんが。
しかし、こういう選択肢を削除せずに持ち続けることこそ、人間の技術進歩として必要なものだと思うのです。


4.奪殺傷力
津波は何故恐ろしいのでしょうか??
それは圧倒的質量が、圧倒的な速さで押し寄せてくるからです。

津波による死亡理由は、海水による窒息死か、海水に流されてきた何かによる打撲死です。
であればこそ、津波の被害を少なくするには、その死亡理由を防げば良いのです。
流下してくる物質との衝突を避けるのはそれなりに難しいかもしれません。
が、鉄筋建造物内に居れば、致命的な衝突はある程度避けられます。

少なくとも衝突すれば致命的になるような……車や船舶・流木などの巨大物質との衝突は
ですが、窒息死だけは防げません。
と言うよりも、波に流されると呼吸できないからこそ、必死に外へ逃げようとして波に流され、様々な流下物質にぶつかって死亡する羽目に陥るのです。

だから、津波の脅威を捨て去るには、海水内で呼吸が出来るようになれば……格段に死亡率が下がる。
そう思いませんか??


え??
無茶苦茶??
人間は水中で呼吸できるようにはなってない??


ええ、確かにそうです。
海水の中で生まれた筈の生物の一部は、水中における生存競争の激しさから逃げ出し、酸素溢れる地上をその居住区を変更しました。
その進化の過程によって、もともと生物が持っていた筈の、水中における呼吸能力を失ってしまったのです。

これはどうしようもないことでしょう。
いや、どうしようもないことでした……に、変わるかもしれないのです。


藻類の人体移植を研究人の水中呼吸が可能に?=英紙

英「デイリー・メール」の7日の報道によると、科学者がイモリの細胞から光合成を行える藻類を発見したことがわかった。水中で酸素を供給でき、人の水中呼吸が実現する可能性もある。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  水中呼吸が可能に

  科学者の理論に基くと、このような藻類を人の生殖細胞に入れ、人体の免疫システムが破壊されなければ、代謝により生じた老廃物は藻類の生育に必要な養分になるとともに、光合成を行い人体に酸素を送ることができるという。

  細胞性拒絶反応を起こす可能性も

  しかし生物学者は、この方法で人が水中呼吸を行えるまでには、まだ長い時間がかかると話す。カナダのダルハウジー大学のライアン・クーニー生物学教授は、異なる生物間の共生関係の構築は極めて難しく、脊椎動物の細胞は藻類に拒絶反応を示す可能性が高いと見ている。


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0409&f=it_0409_007.shtml




あくまでコレはまだ可能性の一つです。
ですが、人類はこうして……不可能を可能として前に進んでいけるのです。
高度に発展した科学は魔法と区別がつかないという言葉があります。

クラークの三法則( - さんほうそく)とは、SF作家アーサー・C・クラークが定義した以下の三つの法則のこと。
1. 高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。
2. 可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。
3. 充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。



……こういうものです。

コレは……人類の手による、何度目かの自然に対する反逆の狼煙だと思います。
いや、そんなに大したものじゃないですね。
進化の過程で取りこぼしてきてしまった「忘れ物」をちょっと取りに戻るだけです。
元来、生命体は水中での呼吸を可能としていたのですから。。。

それでも、これが実現できれば快挙です。
少なくとも……不可能と思えた、幻想の中の魔法でしか出来なかったことが実現出来る可能性が見えてきたのです。
だから、常に心の何処かに留めて置きましょう。
ありえない、なんてことは、ありえない……と。
私は人間の原動力は欲望だと思っています。
色欲によって殖え続け。
暴食を望むが故に収穫量を増やして食料保存を可能とし。
怠惰によって素早く労力の要らない輸送機関を手にし。
憤怒によって自然や外敵に打ち勝つための知恵を絞り。
嫉妬によって人類同士で競争することにより様々な技術発展を促し。
傲慢によって人類内での競争を更に加速させ。
強欲によって更にそれらの技術を昇華させていく。

……少なくともその証拠に、こうして常に望み、常に手を伸ばし、常に欲しているからこそ、手の届かない果実でさえもその手に取ることが出来るようになるのですから。。。
私欲による天罰とかってアホな理論で欲望を否定せず、長期的な欲望を見据えて動くよう知性によって欲望を制御する
これこそが、人類が更なる欲望を満たすために最も合理的な行動である
……と、私は思うのですよ。。。


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