■2009年11月
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■現代日本の構造欠陥。。。
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と言うわけで、今日のお題は貯蓄構造です。
元々、税金というのは国防のための費用という用途を除けば……富の再分配のためのツールでしかありません。
これは、れっきとした事実です。
……治安維持のために警察官が雇われているから、違う？？
いえ、金持ちは自分の金で誰かを雇って自分の富を護りますよ。
警察が居なくなって損をするのは、自分の身を護れない貧乏人だけです。
……公共事業が出来ないから、インフラ整備が出来ず、不便？？
いえ、金持ちは自分の金で、自分の役に立つ道路くらいつけます。
公共事業がなくなって損をするのは、自分の使う道路をつけられない貧乏人だけです。
こうして考えると、水道も何もかも……基本的に税金で賄われている事業の殆どが、金持ちには不要な存在なのです。
（正確には税金を納めてまで与えてもらうには値しない存在ですね）
だからこそ、税金は富の再分配を行っているツールと断言出来るのですけれど。。。
そう考えてみた場合、最も無駄な税金の使い方というのは何でしょう？
答えは簡単です。
金持ちの為に税金を使うこと。
……ただこれだけなのです。
誰も使わないような道路に必要以上の金をかけても、大型のダムに凄まじい資金を投入したとしても、その金で誰かが雇われるたのならば、それで税金の効果はあったのです。
何故ならば、富の再分配が行われたのですから。。。
勿論、そんな金があるのなら……もっと別の事業を優先的に行えば良かったのに……というのは間違いなくあります。
ですから、税金の使い道は、要不要ではなく優先順位で考えるべきなのです。
そうして考えた場合。。。
……現在、日本で最も無駄な税金の使い道は……天下り団体への支出ではありません。
アレはアレで、しっかりと元公務員への所得配分が行われています。
裕福な元公務員の懐へ多額の所得が舞い込むのは正直、気に入りません。
が、それでも天下り団体への支出、全て含めてわずか３兆円程度でしょう？？
しかも、その中でしっかりと業務を行い、適切な額の支出に換算しなおしても１割どころか３分くらいしか無駄な支出とはならない筈です。
だって、一応、委託という仕事を発注している訳ですから。。。
ここで、日本の貯蓄構造をもう一度考えて見ましょう。
はい。これで使うのは何度目かになる、三橋氏のブログから頂戴した年代別貯蓄額の一覧です。。。
６０歳以上の年寄りが、６割以上の金を持っているのが分かります。
ちなみに、６０歳以上の年寄りは、凡そ日本の人口の１９％ですから……どれだけ貯蓄額が偏っているかが分かると思います。
そこで医療費の使用先を考えて見ましょう。
厚生労働省のＨＰから引用すると……
年齢階級別にみると、0～14歳は2兆1223億円(6.9％)、15～44歳は5兆323億円(16.3％)、45～64歳は8兆5644億円(27.7％)、65歳以上は15兆2317億円(49.2％)となっている。
……と、あります。
ついでに言えば、介護費、年金費用なども、基本的に６５歳以上の年寄りに使われることが多いというのは、根拠を示さずとも分かっていただけると思います。
そして、それらの社会保障費は……
総額で、２１兆７８００億円もかかっています！！
年寄りに使われる額を換算してみても……１４兆くらいは年寄りに使われていると考えて間違いありません！
（医療費の半分４兆に年金全て７．５兆、介護、福祉に半分ずつで１兆としても……）
良いですか？？
日本の富の６割以上を占拠している１９％の富裕層に対して、社会保障の名目で現在の政府は凡そ政府支出の１６％を使っています。
もう一度言わせて頂くと。。。
税金というのは、富の再分配のツールですから、最も無駄な税金の使い道とは、即ち、金持ちの為に税金を使うこと。
……これのみです。
即ち、公共事業が無駄だからって支出を減らすくらいなら、天下り団体への支出を削るくらいなら……（私利私欲のための公金横領や不正随意契約は公金横領というれっきとした犯罪ですから論外ですけれど）医療費や年金等を削った方が、富の再分配という観点を考えた場合、遥かに有意義だと思うのです。
勿論、私は年寄りを切り捨てろと言いたい訳じゃありません。
命は尊いものだと思っていますし、弱者切捨ては政治が最もやってはいけないものだと思います。
……ですが、この状況では……高齢者を弱者と思うその思想自体、間違っていませんか？？
確かに体力や運動能力、思考能力なんかは衰えているでしょう。
しかし、この資本主義の世の中……こういう考えは大嫌いですけれど……資本は力なのです。
……そういう意味では、最も勢いがあって、最も頑張るべき若者が、最も弱い立場の存在となっている歪な日本の資本構造があるのです。。。
……だからこそ、もう高齢者を弱者と考える思想とは決別しなければならないと思うのですよ。。。
勿論、だからと言ってすぐに解決するような問題ではありません。
後期高齢者医療制度では、高齢者を一律に考えたため、貯蓄のない高齢者を切り捨てる羽目に陥りました。
そして、日本の税金は所得や消費にかかっても、貯蓄にかかることはありません。
……土地とかを持っていれば固定資産税とかあるみたいですけれど、現金貯蓄の場合は利子にしか税金がかからなかった筈ですし。。。
やはり、現状の日本において高齢者が溜め込んでいる貯蓄を社会に還元しようとするならば。
人為的なインフレを引き起こすか、もしくは……国債発行によるしか手段がないというのが事実なようです。。。
……政治家が金持ちの高齢者ばかりってのが、こんな社会構造になったそもそもの原因って気がしてならない今日この頃でありますけれど。。。
……画像が擦り切れていたり、主題がブレてたりしたため、後日ちょいと語句挿入等の修正をしました。
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元々、税金というのは国防のための費用という用途を除けば……富の再分配のためのツールでしかありません。
これは、れっきとした事実です。
……治安維持のために警察官が雇われているから、違う？？
いえ、金持ちは自分の金で誰かを雇って自分の富を護りますよ。
警察が居なくなって損をするのは、自分の身を護れない貧乏人だけです。
……公共事業が出来ないから、インフラ整備が出来ず、不便？？
いえ、金持ちは自分の金で、自分の役に立つ道路くらいつけます。
公共事業がなくなって損をするのは、自分の使う道路をつけられない貧乏人だけです。
こうして考えると、水道も何もかも……基本的に税金で賄われている事業の殆どが、金持ちには不要な存在なのです。
（正確には税金を納めてまで与えてもらうには値しない存在ですね）
だからこそ、税金は富の再分配を行っているツールと断言出来るのですけれど。。。
そう考えてみた場合、最も無駄な税金の使い方というのは何でしょう？
答えは簡単です。
金持ちの為に税金を使うこと。
……ただこれだけなのです。
誰も使わないような道路に必要以上の金をかけても、大型のダムに凄まじい資金を投入したとしても、その金で誰かが雇われるたのならば、それで税金の効果はあったのです。
何故ならば、富の再分配が行われたのですから。。。
勿論、そんな金があるのなら……もっと別の事業を優先的に行えば良かったのに……というのは間違いなくあります。
ですから、税金の使い道は、要不要ではなく優先順位で考えるべきなのです。
そうして考えた場合。。。
……現在、日本で最も無駄な税金の使い道は……天下り団体への支出ではありません。
アレはアレで、しっかりと元公務員への所得配分が行われています。
裕福な元公務員の懐へ多額の所得が舞い込むのは正直、気に入りません。
が、それでも天下り団体への支出、全て含めてわずか３兆円程度でしょう？？
しかも、その中でしっかりと業務を行い、適切な額の支出に換算しなおしても１割どころか３分くらいしか無駄な支出とはならない筈です。
だって、一応、委託という仕事を発注している訳ですから。。。
ここで、日本の貯蓄構造をもう一度考えて見ましょう。
はい。これで使うのは何度目かになる、三橋氏のブログから頂戴した年代別貯蓄額の一覧です。。。
６０歳以上の年寄りが、６割以上の金を持っているのが分かります。
ちなみに、６０歳以上の年寄りは、凡そ日本の人口の１９％ですから……どれだけ貯蓄額が偏っているかが分かると思います。
そこで医療費の使用先を考えて見ましょう。
厚生労働省のＨＰから引用すると……
年齢階級別にみると、0～14歳は2兆1223億円(6.9％)、15～44歳は5兆323億円(16.3％)、45～64歳は8兆5644億円(27.7％)、65歳以上は15兆2317億円(49.2％)となっている。
……と、あります。
ついでに言えば、介護費、年金費用なども、基本的に６５歳以上の年寄りに使われることが多いというのは、根拠を示さずとも分かっていただけると思います。
そして、それらの社会保障費は……
総額で、２１兆７８００億円もかかっています！！
年寄りに使われる額を換算してみても……１４兆くらいは年寄りに使われていると考えて間違いありません！
（医療費の半分４兆に年金全て７．５兆、介護、福祉に半分ずつで１兆としても……）
良いですか？？
日本の富の６割以上を占拠している１９％の富裕層に対して、社会保障の名目で現在の政府は凡そ政府支出の１６％を使っています。
もう一度言わせて頂くと。。。
税金というのは、富の再分配のツールですから、最も無駄な税金の使い道とは、即ち、金持ちの為に税金を使うこと。
……これのみです。
即ち、公共事業が無駄だからって支出を減らすくらいなら、天下り団体への支出を削るくらいなら……（私利私欲のための公金横領や不正随意契約は公金横領というれっきとした犯罪ですから論外ですけれど）医療費や年金等を削った方が、富の再分配という観点を考えた場合、遥かに有意義だと思うのです。
勿論、私は年寄りを切り捨てろと言いたい訳じゃありません。
命は尊いものだと思っていますし、弱者切捨ては政治が最もやってはいけないものだと思います。
……ですが、この状況では……高齢者を弱者と思うその思想自体、間違っていませんか？？
確かに体力や運動能力、思考能力なんかは衰えているでしょう。
しかし、この資本主義の世の中……こういう考えは大嫌いですけれど……資本は力なのです。
……そういう意味では、最も勢いがあって、最も頑張るべき若者が、最も弱い立場の存在となっている歪な日本の資本構造があるのです。。。
……だからこそ、もう高齢者を弱者と考える思想とは決別しなければならないと思うのですよ。。。
勿論、だからと言ってすぐに解決するような問題ではありません。
後期高齢者医療制度では、高齢者を一律に考えたため、貯蓄のない高齢者を切り捨てる羽目に陥りました。
そして、日本の税金は所得や消費にかかっても、貯蓄にかかることはありません。
……土地とかを持っていれば固定資産税とかあるみたいですけれど、現金貯蓄の場合は利子にしか税金がかからなかった筈ですし。。。
やはり、現状の日本において高齢者が溜め込んでいる貯蓄を社会に還元しようとするならば。
人為的なインフレを引き起こすか、もしくは……国債発行によるしか手段がないというのが事実なようです。。。
……政治家が金持ちの高齢者ばかりってのが、こんな社会構造になったそもそもの原因って気がしてならない今日この頃でありますけれど。。。
……画像が擦り切れていたり、主題がブレてたりしたため、後日ちょいと語句挿入等の修正をしました。
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