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■毒のお話。

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昨日のエントリに突っ込みが入りましたので、今日はそのお話を。

何故、毒を持つ生物は彩りが派手になるのか??
……です。


最初に断っておきますが、あくまで自説です。
そして、私は進化論においては自然選択説を支持しております。

自然選択説とは……
生物がもつ性質が次の3つの条件を満たすとき、生物集団の伝達的性質が累積的に変化する。
1.生物の個体には、同じ種に属していても、さまざまな変異が見られる。(変異)
2.そのような変異の中には、親から子へ伝えられるものがある。(遺伝)
3.変異の中には、自身の生存確率や次世代に残せる子の数に差を与えるものがある。(選択)

うぃき丸写しですが、まぁ、分かり易いからコレで。
要は生き物にも特徴が色々あり、親から子供へ引き継ぐその特徴が、生き延びる上で有利であればあるほどその子孫は多く栄える。
だから、進化の方向性が作られる……というものです。

簡単な例を挙げますと……私の名前的にでも挙げましょう。
まず、自然環境は厳しいものであると考えて下さい。
隠れる場所の無い広大な平原で、大型肉食獣に常に狙われている状況を。
そうすると、馬の中で脚の早い奴ほど大型肉食獣から逃げ切れる訳です。
その子供もやはり脚が早いという特徴を持っております。
いえ、脚の速い馬が産んだ子供の、脚の早い個体だけが生き延びる可能性が高い……という方が正しいのでしょう。
そうやって脚の早い子供が孫を産み……やっぱり脚の早い固体が生き延び易い。
その淘汰の繰り返しの内に、馬は脚が早い生物へと進化した……。

要はコレが自然選択説というものです。。。


っと。
前置きが異様に長くなりましたが……では、本題。

何故、毒を持つ生物は派手な彩をしているか??
に、入ろうと思います。

そもそも自然環境は苛酷です。
そして、その過酷な環境を作り出している要因は……飢えと天敵だと言えます。
特に天敵の存在は非常に恐ろしいもので、生物の殆ど全てが天敵による捕食から逃れるために身体の作りを進化させて来たと言っても過言ではありません。
小型昆虫類や爬虫類を思い浮かべてもらえれば分かりますが、殆どが保護色をしております。
なるべく見つからないためです。
逆に大型哺乳類や鳥類などの、捕食者から逃げ切れる生物は……今度は逃げ切るための器官である脚や翼などを進化させる傾向にあるのですが。
それでも無闇矢鱈に狙われるような彩をするバカは存在しません。
食べられてしまう危険なんて、最小にするのに越したことはありませんからね。。。

ですが。
生物は隠れるだけでは生きていけません。

食べ物を得ることも理由の一つですが、もう一つ理由があります。
……繁殖、です。
異性に対して性的なアピールをする行動は、思いっきり目立たなければ意味がありません。
何故ならば、どんなに強靭な肉体と生命力を持った最優秀の個体でも、気付いてもらえなければ意味がないからです。
だから、そんな危険性の高い行動は数が少々減っても問題ない性別……つまり雄が担当しております。
セミの鳴き声や蛍の光などが最も身近で理解し易いと思いますが。
自然界でも、鳥などは特に雄が派手で綺麗なのが多いのですが、その理由はまさにコレです。
繁殖のアピールのために、雄は危険を冒してでも目だなければなりません。

つまり、生物とは……捕食者から目立たないような隠密性と、異性から目立つような彩りとのジレンマに常に悩まされてきたのです。


では、ここで考えて下さい。
天敵が死滅したならば??
天敵に狙われないような、絶対的な武器(毒)を手に入れたならば??


だったら、思いっきり目立つしかないじゃないですか!!

peacock200705142.jpg

この孔雀こそ、天敵が存在しない環境で繁殖のために目立つことを極限まで高めた進化の極みともいえます。
あと猿なども結構派手なのが多かったりして、天敵のいない生物ってのは実に面白い進化を遂げていますよね。

ヘビも同じで、天敵が存在しなくなった以上、隠れ住む必要なんてないのです。
尤も、あんまり目立つと潜んでいる状況から一気に襲い掛かるようなヘビ種では、今度は獲物が手に入らなくなるので……ある程度色を自然に溶け込ませたままという種類もいるようですが。
ですが、そっちは……即座に命が狙われる訳ではないので、けっこうおざなりだったりしますけれど。

iwasakiwamon.jpg

自然選択説の理論で行くと……
毒を有した種は天敵による淘汰が非常に減少した。
である以上、繁殖に有利な目立つ皮膚色を持つ個体が異性と出会い易いため繁殖に有利になり、子孫を大量に残すこととなった。
そうして過酷な自然の中において一定の個体数を保ち続ける中で、目立つ配色の個体が増加し続け、保護色をした固体を淘汰するに至った。
結果として、毒のある生物は彩りの派手な種類が多い。

……という結論が導き出せます。


ちなみに。
毒を持っていても、いえ、天敵が居なくても目立たない種類も存在します。
それは……ナマケモノなんかがイメージとしてはあるでしょうか??

250px-Bradypus.jpg

これは、別に例外でも何でもありません。
先に説明したと思いますが……自然には天敵以外にももう一つだけ過酷な条件が存在するのです。
それは……飢えや渇きです。
そして、天敵がいなくなった以上、生物としては飢えと渇きから逃れるための進化を極める必要が出てきます。
それこそ……ナマケモノが最も良い例だと言えますね。
彼らは木の上に棲む事で天敵に襲われる危険性を最小限に出来たため、今度は無駄なエネルギーを極限までそぎ落とすことで、飢えから逃れようと進化しました。
葉っぱを凄まじくゆったりとした速度で消化しながら、ゆっくりと動くことでエネルギー消耗を抑え、更には哺乳類の癖にエネルギー消耗を減らすために変温動物と化しております。

同じように、逃げ回るのを止めると、魚でもこうなります。

hakofugu.jpg

フグってのは……狙われることがないため、水中で素早く動くために必要な流線型を放棄してますね。。。
早く動くにはエネルギーを大量に必要としますから、どうしても効率的に生きようとすると流線型になってくる訳ですが。
フグは素早く動くことを放棄して省エネをすることで、体力の損耗を減らしてきた結果、流線型の身体を失ってしまった。
いや、正確には逃げる必要がなかったから流線型にならなかったのが正しいでしょうけれど。


そういう訳で。
天敵の排除に成功した生物は、繁殖に有利である派手な配色の個体が主流になっていく……が、私の答えです。
勿論、全てが全てにその条件が当てはまる訳でもなく、当たり前のように例外も存在します。
ですが、根本的に生物の行動原理は……喰う・犯る・逃げるの三つです。
実に分かり易いことこの上ありません。。。


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