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■久々に食料自給率向上策でも。

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某所の意見を見て、久々に食料自給率向上策でも語ってみたくなったので。
今までの食料自給率に対する私の意見を見てみたいなんて奇特な方は、こちらからどうぞ。。。
食料自給率について。
食料自給率について真剣に考えてみた ~ 序 ~
食料自給率について真剣に考えてみた ~ 破 ~
食料自給率について真剣に考えてみた ~ 急 ~



そもそも日本の農業が発達しない理由はただ一つ。
平地が狭過ぎる。
という、ただ一点に尽きます。

勿論、人件費が高いとか台風などの自然災害が多いとかって問題もありますが、その辺りは基本的に些細なことだとも言えるでしょう。
何故ならば、同じような人件費である筈のアメリカで生産された小麦は、かの国の外圧やら政策やら色々あるでしょうが、それでもGMのように一方的に追いやられることもなく輸出を続けるほどの生産力を確保しているのですから。

では、日本とアメリカの大きな差は……と言うと、本当にもう単純に耕地面積の違いという一点に尽きます。
日本は国土が狭い挙句に平野部が少ないため、農業には決定的に向いておりません。

面積(km2) 属領、領海の面積は含まない
 1 ロシア    17,075,200
 2 カナダ     9,984,670
 3 中国      9,596,960
 4 アメリカ   9,372,615
 5 ブラジル   8,511,965
 6 オーストラリア 7,686,850
 7 インド     3,287,590
 47 フランス     547,030
 60 日本     377,835
 61 ドイツ      357,021
 77 イギリス     244,820
106 韓国       98,480

12ヵ国の国の面積に農地面積比率を掛けたもの
 1 ブラジル   8,511 x 66% = 5617
 2 ロシア    17,075 x 24% = 4098
 3 アメリカ   9,372 x 39% = 3655
 4 オーストラリア 7,686 x 30% = 2306
 5 インド     3,287 x 54% = 1775
 6 中国     9,596 x 15% = 1439
 7 カナダ     9,984 x  7% = 699
 8 フランス     547 x 53% = 290
 9 ドイツ      357 x 48% = 171
 10 イギリス    244 x 70% = 171
 11 日本    377 x 12% = 45
 12 韓国      98  x 20% = 20



……ソースはうぃきぺでぃあよりこの方が計算されたこのブログ。。。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20081231/1230677582


しかし、何ですか12%って。
しかもソレって棚田とか大規模農業が全く適してない場所まで含めた値でしょう??

d0025421_9503932.jpg

こんなただっ広いアメリカの小麦畑とどうやって喧嘩しろっちゅーねん。

n5.jpg

人件費の高さを補うには機械を導入しなければなりません。
しかし、機械で行う大規模農業は広い農地があればあるだけ人件費を安価に抑えることが出来るのです。
狭い国土を必死に使って農地を細々と耕している日本においては、大規模農業を行う土地がありませんから、人件費の高さが農作物に直接影響します。
だからこそ、関税を放棄するようなTPPを締結した瞬間、日本の農業が壊滅するだろうってのはそういう訳なんですが。
(尤も、TPPの問題点はどちらかと言うと医療や法律、土木関係にあるんですが)
同時に、これらの諸問題が農家の労働意欲を著しく低下させ、日本の自給率を低下させる要因となっているために、日本は食料自給率があまりよろしくない状況です。
……まぁ、カロリーベースの自給率計算に色々問題があるのは認めますが、それでも上記の問題が日本の農業のネックになっているというのは間違いないでしょう。。。
ちなみにカロリーベースの自給率ではなくても、日本が肥料を外国に頼りきっている時点で、農業がかなり問題を抱えた構造であることは否めません。
窒素質肥料は凡そ100%以上を国産で賄っておりますけれど、リン酸質肥料は37%、カリ質肥料に至っては4%に過ぎませんからね。。。


では、日本は如何にすれば食料自給率を向上できるでしょうか??
答えは簡単です。
上に挙げた問題を解決すれば良いのです。
1.日本の農地は狭いから大型機械を導入できない。
2.機械が入れないから人件費が跳ね上がり生産コストがかかってしまう。
3.農家の労働意欲を増強するために彼らの給与を上げる。

この三つです。
最後の一つはまぁ、個別保障なんて民主党がやらかしてますが、アレって生産量に関係ないから生産意欲を向上させる効果は酷く薄いという欠陥があったりしますが。
それは兎も角としても、これらの問題を解決する……。
そんなの言うは易し行うは難しというヤツです。
では、どうすれば良いのでしょうか??

3.にちょっと言及したから逆から進めますけれど……
2.の問題を解決するのは実は簡単です。
基本的に農業用の機械は日本の土地に対して大き過ぎるからダメなのです。
そして、日本の斜面たる急傾斜を登れるほどの小回りが利かないからダメなのです。
更に言うと、大きい機械であるが故に大量生産の必要性が無く……だからこそ一機辺りの値段が高いからどうしようもないのです。。。
……ならばどうするか??
安価で、小回りの利く、小型農業用機械が出来れば良いだけですよね??
尤も、コレも言うだけなら簡単……という話ではありますが、農家一軒一軒に配るお金があるならば、その販売補助金や開発助成金をつける方がマシ……と私は思ってます。
何しろ補助するだけですから、農業用機械を買うために農家も投資しますし、企業も開発に多額の投資を行います。
デフレってのはお金が動かない状況ですから、デフレを解消するためにはお金を動かすしかありません。
であればこそ、現状で政府のお金をただ垂れ流すよりは、政府のお金に伴って民間のお金が動く支出の方が有意義である……ってのは三橋貴明氏の言葉だった訳ですが。。。
そういう訳で、2.の機械が導入できずに生産コストが上がるという問題を解決するためには、機械を小型化してやれば良い……という訳です。

そして。
1.の農地が狭いという問題も実は解決出来るのです。
日本の土地は狭いのだから無理??
だったら外国へ侵略する??

そんな無茶は言うつもりはありません。
そもそも、何故農地を土地の上に作る必要があるのでしょう??

常識外れの言葉を吐いているように聞こえるかもしれません。
ですがその常識こそ、オールドタイプ……農業を陸の上でしかしてはならないという常識に縛られた旧世代の発想でしかありません。
重力の井戸に魂を縛られた……ってヤツです。
ではどうするか??
農地を陸上以外に作ってやれば良いのですよ。

Green_Float_ja.jpg

コレは以前の記事で紹介させて頂いたメガフロート計画です。
海上の上に都市を作る。
たったそれだけで日本が願ってやまない平地が手に入るのです。
資源が無い??
以前に紹介させて頂いたアクアマテリアルという物質を上手く活用できれば、水で大地が作れます。
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/201006/201006091701.html
いや、そもそもこの物質は水なのです。
塩が溶け込んでいる分、海水の方が重いのですから……メガフロートの土台にこの物質を組み込むことが出来れば比重差の分だけ浮力を稼げますし……いや、普通にメガフロート内部に船舶のような空洞区画を作ればそれだけで上部重量を支持できるでしょう。
尤も強度との兼ね合いがありますから、大きな空洞部を作るよりも小さな泡をアクアマテリアル内部に入れ込んだスポンジ層と強度を稼ぐ層、そして上部を支持するコンクリート層を組み合わせることで、浮力を保ち強度を維持し、更には安価な構造物を海上に作れると思うのですが……

まぁ、そういう訳で。
海上に平地を作る技術は目前です。
この技術さえ確立出来れば……日本は別にもう狭い土地を必死に使って食料自給率を気にする必要もなくなるでしょう。
小麦の大量生産も可能ですし、畜産用の飼料だって輸入に頼る必要もなくなるかもしれません。
だからこそ、農家一軒一軒にお金を渡すよりもこういう技術確立に税金を費やすことで、有意義で未来志向な農業の確立を目指す。
それこそが有意義なお金の使い方だと私は考えるのですよ。。。


尤も、この土地を一企業が占有した結果、人間が土地使用料や農作機械賃借料を稼ぐだけの奴隷と化す未来が来るような気がしてなりません。
つまり……
生産手段を所有するブルジョアジー(資本家階級=生産手段の所有者)。
労働力商品以外に売るべき商品を何ももたない賃金労働者プロレタリアート。

その二分化が行われることを非常に懸念しているからこそ、このようなメガフロートは国土の一部と位置付けることで一企業による占有を防ぐべきだと思っております。
ま、言い方にマルクス用語を用いるのに嫌悪感を覚えるならば、墾田永年私財法による荘園主と口分田を逃げ出して荘園主に雇われた小作農家と思ってもらっても構いませんが。。。

まぁ、そうやって要らぬことを考えるからこそ、私は未だに共産主義を唱え続けている訳ですが。
(だから、このブログのタイトルは、いつも語っている内容にそぐわない【左のアカ】という意味だったりするのですけれど。。。
尤も、通常の共産主義者とは異なり、かなり未来を見据えた上での共産主義を唱えているので、他の共産主義者とは全く意見が合わない訳ですけれども。。。


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