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マスコミ、酷いですね。。。
久々にＮ○Ｋのニュースを見ていたんですが、解散総選挙の時期と総理の判断や野党の動きってそればっかし。。。
確かに正直な話、民主党が与党でいる限りは復旧は日に日に滞るばかりだとは思っております。
だから解散総選挙が早急に行われることは、被災者のためにとっても私のためとしてもかなり有意義なことだと思っております。

ですが。
今マスメディアが話題にすべきは、解散総選挙でしょうか？？
本気でマスメディアが被災地のことを案じているのならば、復興法案がどのような進展をしているのか、それを流すべきではないでしょうか？？
その上で、与野党の動きを報道し、与党の動きの遅さを責め、野党がただ反対のための反対をしているのではないのか？
それを国民が知らないと、投票の意味すら失われます。
勿論、そんな視聴率が取れそうもない編成、民法でやれとは言えません。

が、Ｎ○Ｋ……お前は受信料を強奪する権限を持った、公共放送だろう？？
貴様が政治面での被災地復興を、逐一報道しないで何をするというのだ？？

はっきり言いまして、現状のメディアは完全に衆愚政治の見本みたいになっております。
何しろ、どんな政治が行われているのか？なんて欠片も見えやしません。
ただ、何となくメディアを見た印象は、原発原発原発、そして被災地そっちのけで政争政争している様子ばかり。
それが偽りとは言いません。
自民党だって与党に返り咲きたいでしょうから、そういう側面もあるでしょう。
ですが、今やっているのは政争なのか、それともしっかりした審議なのか。
それを判断すべき情報が一切流れてこないのが実情なんですよね。。。

２次補正編成指示は延命のため～野党側反発

　自民党など野党側は、菅首相が１４日、１１年度第２次補正予算案の編成を指示したことについて、「延命のためだ」などとして、強く反発している。

　自民党・石原幹事長は「この時期に、このタイミングで編成を指示するということは、延命のためと思わざるを得ません。一日も早く退陣されることが、信頼関係を作って、次のステップに進む唯一の道である」、公明党・山口代表は「今後の執行まで責任を負えない首相が、予算などを編成、提出していくのは、我々は賛同しかねる」と述べた。

　また、自民党は１４日午後、幹事長ら幹部が協議し、菅首相の下では、第２次補正予算案をはじめ、赤字国債を発行するための特例公債法案や、福島第一原子力発電所の事故をめぐる「東京電力」の損害賠償を支援する原発賠償支援法案の審議には応じない方針を決めた。さらに、東日本大震災関連の一部法案には協力するものの、２２日までの今国会の会期延長には反対することを確認した。

　民主党に対して代表選挙を開催し、次の首相の下で臨時国会を開くことを求める方針。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110614-00000045-nnn-pol

これがＹａｈｏｏ記事の内容です。
言っていることは間違えてはおりません。
が、自民党に言わせればこうなります。

今日の閣僚懇談会で、菅総理が２次補正予算編成の指示を財務大臣にされたことを聞いた。
民主党の中からも菅降ろしの動きがある中で、新聞の紙面には、候補者の名前まで載っている中で、なぜこの時期に２次補正の編成に取り組もうとしているのか、本気でやろうとしているのか、甚だ疑問だ。
総理の言葉では１．５次補正とのことだが、あれあれ、それは私たちが１か月前以上に言っていた話ではないか。
遅すぎる。
その時耳を傾けず、自分の首が危なくなってきたら、私たちの言っていることを真似する。
どういうことなのか。
菅降ろしの嵐がビュービュー吹いているので、この時期、このタイミングで編成を指示するのは、延命のためと思わざるを得ない。
まさに、震災の復旧・復興を自身の総理任期に利用しようと言われても仕方がない。
最悪の事態ではないか。

http://www.jimin.jp/activity/press/chief_secretary/111079.html

……能力のない与党が野党の法案を真似すること自体は私は咎めるつもりはありません。
そうやって意見を出し合い、切磋琢磨していくのが民主主義だと思うからです。
ですが……同ページにあった質疑応答から一部を抜粋しますと。。。

・菅総理が発言した１．５次補正とは？

急に指示されたもので、これの対応については、政調会を中心に内容がまったく分からない。
ましてや今日、指示していつできてくるのか分からないので、延命のためのものなのかなと今は思わざるを得ない。
そういうものであれば賛成できないし、本当に必要なものはあると私たちはずっと言ってきている。


・精査したうえで、例えばがれき処理や二重ローン問題など、本当に必要なものだと判断されれば、会期の小幅延長の可能性もある？

それはそうです。
本来であるならば、もう会期末まで一週間あまりなので、がれき処理で重要なのは放射性物質を含んだものをどう除去するかとか、二重ローンの問題は、わが党は案をまとめましたが、これはなかなか難しい話だと思います。
国が私有財産を、個人の負担ですから、それを補てんする、しないの根源的な問題を含んでいますが、しかし、現地を歩けば、工場に設備投資をして、工場が流れて、そしてそこに働く人がいて、またさらに金利がゼロに近い状態で、借金をして、工場を再立地することができるのかと、疑問を感じるようなところは、多々、拝見させていただいています。
ただこの問題については、これだけは是非という話は残念ながらありません。
そういうものも見ていかなければならないし、義援金の配分、仮払いについても私どもは議員立法を出していますが、重要だと思いますが、どうするということは、与党からまったく何もない。
ですから何をしたいのか。
何をしなければいけないのかというのは、我々は言っているので、回答を頂きたい。
我々は野党ですから、マジョリティーではなく、マイノリティーですから、私たちの思う通りには法案審議はできないので、回答をいただきたい。
正直申し上げまして、切なる思いです。


・今回の菅総理の２次補正には、仮に３党合意が守られない場合は、応じられない？

それを民主党が、党としての考え方なんだと言ってくれれば、また話は進みますが、こんな当たり前なことにも返事がない。
３項目、各党が回答を出し、それによって、次の補正の議論になっていくと考えるのが、常識的な解釈だと思いますが、その話もこの３党合意があるので、こういうふうに考えて、そしてこれで、１．５次か、２次かわかりませんが、やらせてほしいという話はまったくありません。
ですから、ご質問も、仮にというのと同じように、私どもは明確にお答えできない。
常識的に、今のようなことがなされなければ、先には進みませんし、総裁も発言していますが、菅総理のもとでは基本法、今度はこちらの方がそれだけでは済まないと思って、会期末内の税法の処理も、野党側がイニシアティブをもって取りまとめる、本末転倒な国会になっていると思います。

……こちらの方がどう見ても実情のようです。
要は野党側に不信任決議を出され、せっ突かれて補正予算の指示を出した菅政権。
しかし、本当に指示を出しただけであり、民主党としてどういう方向性を出したいのかすら全く見えない、ただ延命のための代物としか思えず、協力するしない以前の問題である。
だから、こんな状況であれば協力なんて出来ないと。

で。
上のＹＡＨＯＯ記事。
菅政権が補正予算の指示を出したことは書いてあっても、その内容がスッカラカンってことは書いてませんよね？
そして、自民党としては方向性の見えない補正予算には従えないし、意見を求められてもいないから協力も出来ないと言っているだけなのですが、ただ政権延命のための補正予算だから従えないとしか書いてない。

こうして見た限り、自民党が反対している理由は「延命のための補正予算指示だから反対」ではなく「中身のない補正予算指示だから反対」という方が正しいのです。
それを民主党の無能を棚に上げ、自民党が政争のために予算指示に反対しているような印象を与える記事を書く。
正直、このニュース記事を見た瞬間、私の印象としては「無能とは言え、菅内閣が補正予算出そうとしているんだから反対するほどのこともないのに……」だった訳です。
幾らなんでもそんなに堕ちたか自民党？？……って思ったからこうして調べてみるとあら不思議。
ちょっと理由を一つ掘り下げるだけで、印象がガラリと変わってしまいました。
……これが、偏向報道以外のなんなのでしょう？？

生憎と、今回の記事は別に嘘偽りを書いている訳でもないため、捏造記事というほど酷いものではありません。
しかし、日本の報道機関が見事に狂っているというのを久々に目の当たりにして、何とも言えない気持ちになりました。
もう完全にマスメディアや新聞に対してさえ諦めていたつもりですが……まだ失望する程度の望みは抱いていたようですね。。。


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