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■重要度を間違えてる。。。

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民主党に対して重要度を説くなんて、本当に今さらではありますが。。。

輿石幹事長、解散求める野党を牽制 定数削減賛成狙う

 民主党の輿石東幹事長は21日、山梨県笛吹市での講演で「野党は『一日も早く(衆院を)解散せよ』と言うが、解散できる環境にすることも必要だ。いま解散しても、次の選挙は最高裁で無効になる」と述べた。

 民主党は最高裁が違憲状態と指摘した前回衆院選の「一票の格差」是正などのため、衆院定数を小選挙区で5、比例区で80削減する案をまとめたが、野党は反対している。輿石氏の発言は、野党の要求を逆手にとって賛成に転じさせる狙いがある。

 輿石氏は国会議員の歳費や政党交付金の削減については「政治家にも生活がある。自分の生活ができなくては政治ができないという現実もある」と消極的な考えを示した。

http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201201210325.html




……国民からの率直な意見を申し上げます。
一票の格差などよりも遥かに、マニフェスト詐欺の方が国民にとっては許しがたい代物です。。。

尤も、これは私が田舎生まれ田舎育ちの田舎者だからかもしれません。
が、田舎者なりの意見を言わせて貰いますと……

国会議員は国民の代表であり、その選出される地方の意見を吸い上げる存在です。
ですから、議員定数を減らすならば、各県何名という最低限の人数は残して貰わないと、田舎は干されるばかりになってしまいます。
勿論、人のいない田舎の意見を何故聞かなければならない……という意見もあるでしょう。
それこそが一票の格差という問題なのですから。
ですが、人の密集している都会の意見を重んじた政治を行えばどうなるでしょう??
田舎は切り捨てられ、農業は切り捨てられ、林業は切り捨てられ……
効率的な社会ってのが残るでしょう。
それはそれで悪くないという方もいらっしゃるでしょうが……生憎と、国土は広いのです。
国土保全、森林保全など……そういう機能が失われて初めて、都会の人間の生活が直接困るしっぺ返しを喰らうことになります。
正直な話、日本人でもかなり人間が困っている花粉症という病気は、林材を輸入に頼り国内林業を壊滅させ、森林保全が疎かになった結果なのです。
林材を安く輸入したにも関わらず家を建てる費用は下がらず、田舎の収入源が壊滅して地方集中・過疎化が進み、土石流などの災害が多発し、都会に住んでいる人間すらも花粉症で悩み続ける。。。
これが、木材輸入を解禁した結果、日本に訪れたものです。
勿論……林材の流通問題や行政の失政、そもそもの地価変動が大きかったなど、木材価格以外の要因こそが問題なのですけれども、それはそれ、これはこれ。
ま、土石流に流されて死亡/家屋を失った方にとっては、木材価格などよりも遥かに災害が起こったという事実の方が重いでしょうし。
(台風などで山地災害の発生した箇所はほぼ植林です。これは保水機能と関係があるのですが、それを説明すると1エントリでは済まなくなるので今回は省略します)

おっと、話が思いっきり逸れてますね。
兎に角、都会を優先ばっかりしているから、色々な問題が生じ……出生率が下がることになるのです。

i1111000.jpg

i1112000.jpg

少子化とは即ち、デフレも問題ですけれど、東京中心の政治をしているからこそ起こった問題でもあるのです。
勿論、それだけが問題と言い切るつもりもありませんけれど、このグラフを見る限り、一目瞭然ですね。
北海道が何故低いのかは、このグラフでは説明し切れませんから、ちょっと尻つぼみな意見ではありますが。
兎に角、関東圏や大阪周辺を見る限り……あまり一点に人口を集中し過ぎると、子供が生まれなくなるってのは生物学的な必然、なのでしょう。

現在、議員を選出する数は、小選挙区制だと東京だけで25ブロック、鳥取は2ブロックです。
東京都と鳥取県では発言力が12.5倍違うことになる訳です。
逆に人口比で言うと……22倍以上の差がありますから、人口比で言うと鳥取県民の発言力は東京都民の発言力数倍近い……という話にもなる訳です。
ですが、そうして人口比で議員数を決めるのが果たして正しいのでしょうか??
東京都に人口が集中し、その結果、過疎化・少子化が進んでいるこの日本で??
……という発想にもなる訳です。

勿論、これはあくまでも私の意見です
つまり、現状の選挙システムを一票の格差を数値で表すだけではなく、その地方地方……一都二府四十三県一道の意見を平等にするべき、という考え方もある訳です。
そういう意味で、一票の格差ばかりを争点にするのも……って言いたい訳ですが。


そして正直な話、そんなことよりも遥かに、政治家が約束したマニフェストが全く意味を為していない現状の方が問題だと思う訳です。

民主党「中小企業を支援すると言ったな。あれは嘘だ」
民主党「ガソリン価格下げると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「歳費削減すると言ったな、あれも嘘だ」
民主党「消費税議論はしないと公約したな。あれは嘘だ」
民主党「昨年、政治主導と言ったな。あれは嘘だ」
民主党「子ども手当て、上乗せするといったな、あれは嘘だ」
民主党「子ども手当て、月26,000円と言ったな、あれは嘘だ」
民主党「子ども手当て、所得制限しないと言ったな、あれも嘘だ」
民主党「お年寄りの負担を軽減すると言ったな、あれは嘘だ。」
民主党「議員定数の削減をするといったな、あれは嘘だ」
民主党「公共事業削減すると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「中国に修理費請求すると言ったな、あれも嘘だ」
民主党「ノーベル平和賞、大使を出席させると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「農地法改正する言ったな、あれも嘘だ」
民主党「高速無料と言ったな、あれは嘘だ」
民主党「無料に、いや2000円にすると言ったな、あれも嘘だ」
民主党「教員免許更新制を廃止すると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「東京都の漫画規制条例に反対すると言ったな、あれも嘘だ」
民主党「TPPへの協議参加はあくまでも『情報収集のみ』と言ったな、あれも嘘だ」
民主党「事業仕分けの結果を予算編成に反映させると言ったな。あれは嘘だ」
民主党「公務員の給料を減らすと言ったな。あれも嘘だ」
民主党「拉致被害者を自衛隊に救出させると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「事務次官会議を廃止すると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「官房機密費を全面公開すると言ったな、あれは嘘だ」
民主党「国家公務員へのスト権付すると言ったな、あれは嘘だ」           
民主党「普天間移転は県外へと言ったな、あれは嘘だ、でやっぱ自民案と同じだw」
民主党「小沢を証人喚問すると言ったな、あれは嘘だ」 
民主党「熟議の国会と言ったな、あれは嘘だ」                
民主党「埋蔵金とムダ削減で財源はできると言ったな、もうわかっていると思うがあれは嘘だ」



ま、そういうことです。

ついでに興石幹事長は大嫌いなのでもっと突っ込ませて貰いますと。。。

議員歳費や政党交付金の削減について。
政治家にも生活がある……そりゃそうでしょう。
しかし。しかしです。
とある海外小説でありましたが、高額報酬を得るには次の三つの条件があるのです。
1.特異な才能・技能を必要とする(歌手とかプロ野球選手とかが高い理由です)
2.危険を伴う(危険手当、というヤツです)
3.決断に責任を負う(階級が上がり責任を負うようになると給与が上がる理由です)
この三つですね。
そして、本来の政治家とは、この三つの条件にあてはまるからこそ、高額の給与を得ていた訳です。
国家の行く末を考える能力という才能・技能があり、外交として海外へ出た時や失政して国民の恨みを買った時には危険を伴い、国民の生命と財産を担うという重い責任が付随していた、とびっきりの高額報酬の仕事だったのです。
が、しかし。
現在の……特に民主党の政治家は何をやっているのでしょう??
自分がついた職務についての仕事も知らない、国会議員として行政の状況も上辺だけしか知らない、考えようともしていない。
日本の治安が良いお蔭で失政をしても生命の危険も伴わない。
そして、失政しても大臣職を辞すことはしても、議員としての責任は一切取っていない。

こんな仕事しかしない連中に、高額報酬が必要ですか??
「必要ない」と国民が認識しているからこそ、報酬を減らせという声が日に日に増しているのです。
現在の国会議員が行っている仕事が人数に比して少ないと国民が認識しているからこそ、議員定数を減らせという声が増えるのです。

つまり、それらの国民の声は、逆を言えば、政治家の仕事が報酬・人数に見合うだけのものでない……そう言っているのです。

そう。
ここで問題の本質となっているのは、議員報酬でも議員定数でもありません。
国会議員の仕事そのもの、なのです。。。

その事実をまず認識しないと、どう頑張っても民主党は次の選挙では勝てないでしょう。

蛇足にはなりますが……
自民党もそれを認識しないと、また与党の地位は長続きしなくなるでしょう。
少なくとも議員を減らさなければならなくなるのは間違いありません。
議員定数削減自体は歓迎するべきかもしれませんが、私個人としてはその所為で人口が少ないからと封殺され気味の地方の声が国政にますます届かなくなるのを懸念しております。
ま、一田舎者の意見ではありますけれども。。。


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