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という訳で、サボっていた分を取り返そうと今日は二度目の更新。。。
こういういい加減に取り繕う真似をやっているよりは、もうちょっと定期的に更新した方が良いってのは分かっているんですけれど……昨日は昨日で全くテンション上がらなかったし。
意外にブログの記事を書くってのも、コレがまた難しいもので。

さて、今回のエントリは実に分かり易い内容です。
少しくらい前に政権交代を行った直後、事業仕分けが大々的に注目されておりました。
私は以前の記事でこう表現したものです。

ええ。確かに天下りは減るでしょう。
だって、その事業そのものが無くなるんですから。。。

でも。

国民が期待していたのは、宇宙開発の技術全てを放棄することですか？？
違うでしょう？？
天下り役人をやっつけることが目的であり、その結果として現状よりも効率の良い宇宙開発技術の開発が進むことが目的だった筈なのです。

こういうのを、本末転倒と言うのではないのでしょうか？？

結局のところ。
事業仕分けの考え方・試みが悪かった訳ではありません。
事業仕分けで天下り役人を成敗するという正義感に取り付かれた結果、事業を健全化するという本来の目的を忘れ、単に予算を切り詰めることしかしなかった、民主党のやり方が悪かったのです。

http://umama01.blog.2nt.com/blog-entry-363.html

さて、今回。
実にその事業仕分けがどういう事態を招いたかを分かりやすく説明している記事がありましたので紹介します。

予算削減 国道ゴミに苦情増加

去年の政府の事業仕分けでムダが多いと指摘されたのを受けて、今年度から国道の清掃などを行う予算が削減されましたが、最近「国道や歩道にゴミが散らかっている」という苦情が大幅に増えており、国土交通省はマナーの向上を呼びかけています。
国道の清掃などを行うための予算は、去年の政府の事業仕分けでムダが多いと指摘されたのを受けて、今年度は１０％削減されましたが、国土交通省は清掃を効率的に行うとして、歩道の清掃を原則としてやめたり、国道の清掃も大幅に減らしたりしました。
ところが、今年度に入って歩行者やドライバーから「国道や歩道にゴミが散らかっている」などという苦情や要望が相次ぐようになり、東京２３区を管轄する東京国道事務所の場合、ことし４月からの半年間で、ゴミに関する電話や電子メールが去年の同じ時期の４倍になっているということです。
東京国道事務所では、１０月から地域のボランティアグループにも協力してもらって、職員が歩道などの清掃活動を始めましたが、月に１回協力してもらうのが精いっぱいだとしています。
東京国道事務所の浜谷恒平課長は「不法投棄の家具が邪魔なので処分してほしいといった声が増えている。清掃のレベルは落ちているが、できることをやるしかない」と話しています。
歩道橋の利用者は「こんなところまで予算が削られているのは驚きです。
道路はきれいなほうがいいです」と話していました。国道の清掃のための予算は来年度も増えない見通しで、国土交通省では、利用者にも道路や歩道にゴミを捨てないというマナーの向上をお願いしたいとしています。
国道の維持管理の基準を巡っては、事業仕分けのあと、ゴミの清掃以外の作業にも全国一律の基準が設けられ、雑草などの「除草」作業はこれまでの年間３回が原則１回に、木の枝などの「せんてい」作業は年間１回が原則３年に１回と、それぞれ減りました。
東京国道事務所にことし４月からの半年間に寄せられた、除草とせんていに関する苦情や要望は、およそ２倍に増えています。
また、降雪地域で今後本格化する除雪作業についても、効率化するため降雪量や交通量の少ないところでは減る見通しで、国土交通省では、作業方法を見直すなどして安全に支障が出ないようつとめることにしています。

http://www.nhk.or.jp/news/html/20101211/t10015792831000.html

この記事を読んだ後で、上記の引用をちょっと変えてもう一度紹介しましょう。

ええ。確かに天下りは減るでしょう。
だって、その事業そのものが無くなるんですから。。。

でも。

国民が期待していたのは、予算を削減して道路維持を放棄することですか？？
違うでしょう？？
天下り役人をやっつけることが目的であり、その結果として現状よりも効率の良い道路維持が行われることが目的だった筈なのです。

こういうのを、本末転倒と言うのではないのでしょうか？？

結局のところ。
事業仕分けの考え方・試みが悪かった訳ではありません。
事業仕分けで天下り役人を成敗するという正義感に取り付かれた結果、事業を健全化するという本来の目的を忘れ、単に予算を切り詰めることしかしなかった、民主党のやり方が悪かったのです。

結局、どの事業でも同じなんですよね。
人件費ってのはそう簡単には削れません。
予算を削減した場合、人員削減よりも先にか、もしくは同レベルで事業削減が進行します。
公務員だってこの不景気と呼ばれている最中です。
人員削減や人員整理が行われている筈です。
そこの予算を削れば、人員がますます削られ……今１０人で１００の仕事を行っていたとして、５人に削減させられれば、仕事は５０程度に落ち込むのは当然なのです。
そして、事業仕分けの効果は本当ならば必要だった名目にまで踏み込んできており……
上記の記事のようになる訳です。

上の記事の状況は、まだ大問題ではありません。
何故ならば、国道の維持管理不足で死者が出ていないから。。。
日本という国家は死者が出ない限り動かない、極めて鈍重なところがありますので、それは仕方のないことかもしれませんが。
……一つだけ忠告しておきます。
それは、時間の問題だ、と。
このまま人気取りばかりに走ることで、道路の維持管理予算を削ったままで放置すると……いずれ重大事故が起こります。
その原因が事業仕分けってことになれば……現在、事業仕分けのお陰で何とか保たれている民主党人気（それでももう限界寸前ですけれども）が崩壊します。
小沢氏招致や首相の首の挿げ替えですら全く意味の無いレベルの崩壊が起こるでしょう。

……勿論、ゴミを捨てるマナー違反者が一番悪いってのは間違いないのですけれど、こういう採算の取れない維持活動ってのは国の専売特許です。
それを事業の採算とかって名目で放棄した時点で、政府の存在意義すらなくなっている感が漂うのですが、如何なものでしょう？？


ちなみに、こんな風に延々とダメ出しするほどに私は民主党が嫌いですが、それは民主党だからではありません。
ちゃんと仕事をしてないから、嫌いなのです。
野党の時には野党の仕事……与党の独走による政治の腐敗・暴走を防ぎ政治を正常化させる役割を、漢字の読み間違いや政権交代を煽ることばかりで全く果たしておりませんでした。
政権交代こそが意義だったという方もいらっしゃいますが、偽りと人気取りと情報操作で成立した政権交代に何の意味があるというのでしょう？？
実際、政治はショーに成り下がり、民主党は与党になってもそのやり方が通じるとタカを括ってました。
お陰で民主党が与党になって行った政治は、人気取り・その場凌ぎ・嘘偽りばかり。。。
そのために一体、日本国の国益……つまり我々の資産が幾ら失われたことでしょう？？
これら全て、民主党の政権交代成立手段が間違っていたからこそ、起こってしまった事態です。
嘘で相手を騙し、はったりと批判だけで人気を稼いで来たからこそ、その手段しか持ち合わせてない政党が与党になった時点で、嘘とはったりと批判だけしか出来ないのは明白なのです。
（そして、我々有権者がそれを良しとしてしまったからでもあるのです。）

今、自民党は批判ばかりしているように見えます。
ですが、その中でも……与野党を超えてしっかりと仕事をしている方もいらっしゃるのです。
そして、私はそういう方にこそ、この日本を託したいと思っているのです。。。

ファイル：ブラジル大統領就任式、麻生元首相を特使に

　政府は９日、自民党の麻生太郎元首相を来年１月のブラジル大統領就任式に特使として派遣する方針を固めた。先の臨時国会中に前原誠司外相が麻生氏に直接打診していた。野党議員が特使になるのは異例で、自民党には「政府の狙いは何なのか」と警戒する声も出ている。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101210ddm005010139000c.html

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