■2009年08月
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■軍需産業について
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Ｆ２２とかいう戦闘機の輸入について、アメリカの態度が色々と暴走していました。
（個人的に現代軍事には疎いので要勉強なんですけど）
そこでよく目にしたのが、日本でも軍需産業を興そうという主張。
常に装備一式を海外から輸入に頼っている日本では、国防に不安があるとの主張が、基本的に大多数でした。
勿論、当然の意見です。
日本共産党や社民党は反対しそうですけどね。
北朝鮮への太陽政策が忙しい社民党は兎も角、日本共産党は軍事費なんて無駄の極みと思っている節がありますし。。。
……考え方の一つとしては確かに必要なんですけど。
そんな訳で、この軍需産業を日本で興した場合の、メリット／デメリットを考えてみましょう。
まず、デメリットから。
①．アメリカの政治を主導している軍需産業関係の機嫌を損ね、日米同盟が危うくなる。
……当然の意見です。
資本主義自由主義社会のアメリカでは、金が全て。そして金持ちが既得権益を手放そうとしないのは周知の事実です。
国家をもってして他国へ戦争を仕掛けさせる。イラクなんかはブッシュ政権のバックの軍需産業の影響という噂が消えないほどでした。
それほどの影響力を持つアメリカの軍需産業を敵に回すのは正直、避けたいところです。
ついでに言えば、日本は対米貿易黒字国です。ま、世界中がほぼそうだったんですけど。その挙句に兵器輸入額まで削ったら、また貿易摩擦が生じるのは確実でしょう。
②．中韓露への配慮
確かに必要です。特に中国・韓国・北朝鮮は一度日本に支配された記憶があります。もう６０年以上も経つのですけれど、やられた方にとっては未だに恐怖なのでしょう。
……国家戦略に使われているという説は置いておいて。
実際のところ、世界は（中国以外は）基本的に軍縮に動いているのですし、あまり国内軍需に頼る必要があるかというと、なさそうな気もします。
③．国内の反対が大きい。
コレが最大の原因だとは思いますが。
「武器を揃える＝使いたくなるからダメ」という団塊の世代の意見は分からなくもありませんけどね。
せめて感情論での反対ではなく、メリットとデメリットの双方を比較した上での意見から反対して欲しいと思っています。
④．治安の悪化
当然ながら銃火器を国内で製造するのですから、国内に流出という事態は想定されるでしょう。そうなると犯罪者集団が銃火器で武装する確率が高まるのが予想されます。
逆にメリットとしては……
①．国防的な不安が消える。
当然のことながら、国内で武器を作れないというのは、一国だけでは防衛も出来ないということの証明でもあります。
つまり、日本はアメリカ様のご機嫌を伺わないと国防も出来ないというのが現状。
再確認しますが、政府の役割は国防・治安維持・富の再分配が基本ですので、国内軍需産業を作るべしという発言は至極真っ当な意見と思われます。
②．内需拡大
軍需産業を国内に興すということは、新しい産業を国内で発生させるということです。
現在だと三菱なんかが強いのでしょうか？
取りあえずどんな武器でも基本は精密部品から出来ています。
そして、新しい産業開発ということは、膨大な数の精密部品を大量に消費して試行錯誤を繰り返すということに他なりません。
つまり、実は軍需産業の振興というのは、中小製造業の振興にも繋がるのです。
また、大企業が率先して開発に取り組むでしょうから（軍需産業は巨大な複合産業だから中小企業じゃ無理）大企業の内部保留を吐き出させる最高の口実……景気回復の口火になる可能性もあるのです。
→ですが、逆のデメリットとして、軍事産業が軌道に乗ると大企業の収益が上がり、ますます大企業が勢いを増す可能性もありますけど。
③．国防費が国内で流通するのでお得。
輸入とは海外から物資を買うことです。
武器輸入を止めるということは、輸出超過になるということ。つまり、円の価値が上がりそうです。これがメリットかデメリットかは置いておいて、国防費の何割かを海外へ捨てている現状が改善されるのですから、国内での経済活動が増えることになるでしょう。逆に、アメリカの産業は輸出分を減らし……
④．日本政府の発言力が強化される。
これが最も重要な気もしますが。
現在の弱腰外交に、武力という裏づけが出来ますので、日本政府の交渉がスムーズに進むことは間違いありません。
尤も……それで国際的な評価が落ちるかもしれないのは事実ですけど。
こうして考えてみたところ……
メリット・デメリットの両方とも、凄まじい個数が簡単に挙がってきます。
それだけ、この問題を議論するのは難しいということですね。
ただ、これだけの問題なのですから、議論は絶対に必要です。
言論弾圧に近い軍需産業への嫌悪だけは、純粋に国家繁栄への足止め要素に過ぎないでしょう。
利益・不利益を思いつく限りに並べ、そして国民がどちらを選択するか。
それこそが民主主義的な国家のありようだと思うのですが。。。
ここからは私の意見を述べさせて貰います。
正直な話、こっちへ誘導しようとかそういう考えがある訳じゃありませんのであしからず。
加えて言えば、共産主義がどうとか、そういう考えも全くない。ただの一個人としての意見です。
私は、軍需産業が絶対に必要かと言えば、世界情勢的にはそうでもないと思います。
メリットもデメリットも大きすぎて、下手に動かすと色々と日本の立ち位置が変わってくるでしょうから、あまり動かない方が良いかも……という、消極的反対が私の意見でしょうか？
実際、この経済危機で色々ときな臭くなりそうな気はするので、国家としての保障は欲しいと思っているのですけどね。。。
その消極的な反対を述べさせてもらった上でですが。。。
国内でガンダムを……
最低でもスコープドッグを、
出来ればコスモスとかを
製造出来るくらいの技術力は欲しいと思っています。
要は武器弾薬で戦争しなきゃ良いんですよ！
本気で防衛省がガンダム製造計画！とかぶち上げて、それに国内産業が総出を上げて取り組めば、実際のところ内需拡大になるのです。まだ技術的には心もとないのも事実でしょうが。。。
それでも、技術開発は絶対に国家発展のための足枷にはなりません。
この景気が悪化している今だからこそ、大企業中心に設備投資を啓発し、内需拡大を図って行くべきだと思うのですが……
景気は良くなる。技術力は発展する。国防力は強くなる。戦争しないから平和は保てる。
たった一つの前提を守るだけで、国内軍需産業は良いこと尽くめだとは思うのです。
……国家財政を無駄に使うなという反対意見はかなり増えそうですけどね。。。
今回は上半分が主題です。
後半の戯言はあまり気にしなくても構いません。
……段々、なんちゃって政治ブログという本性が現れてきたような気が……
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（個人的に現代軍事には疎いので要勉強なんですけど）
そこでよく目にしたのが、日本でも軍需産業を興そうという主張。
常に装備一式を海外から輸入に頼っている日本では、国防に不安があるとの主張が、基本的に大多数でした。
勿論、当然の意見です。
日本共産党や社民党は反対しそうですけどね。
北朝鮮への太陽政策が忙しい社民党は兎も角、日本共産党は軍事費なんて無駄の極みと思っている節がありますし。。。
……考え方の一つとしては確かに必要なんですけど。
そんな訳で、この軍需産業を日本で興した場合の、メリット／デメリットを考えてみましょう。
まず、デメリットから。
①．アメリカの政治を主導している軍需産業関係の機嫌を損ね、日米同盟が危うくなる。
……当然の意見です。
資本主義自由主義社会のアメリカでは、金が全て。そして金持ちが既得権益を手放そうとしないのは周知の事実です。
国家をもってして他国へ戦争を仕掛けさせる。イラクなんかはブッシュ政権のバックの軍需産業の影響という噂が消えないほどでした。
それほどの影響力を持つアメリカの軍需産業を敵に回すのは正直、避けたいところです。
ついでに言えば、日本は対米貿易黒字国です。ま、世界中がほぼそうだったんですけど。その挙句に兵器輸入額まで削ったら、また貿易摩擦が生じるのは確実でしょう。
②．中韓露への配慮
確かに必要です。特に中国・韓国・北朝鮮は一度日本に支配された記憶があります。もう６０年以上も経つのですけれど、やられた方にとっては未だに恐怖なのでしょう。
……国家戦略に使われているという説は置いておいて。
実際のところ、世界は（中国以外は）基本的に軍縮に動いているのですし、あまり国内軍需に頼る必要があるかというと、なさそうな気もします。
③．国内の反対が大きい。
コレが最大の原因だとは思いますが。
「武器を揃える＝使いたくなるからダメ」という団塊の世代の意見は分からなくもありませんけどね。
せめて感情論での反対ではなく、メリットとデメリットの双方を比較した上での意見から反対して欲しいと思っています。
④．治安の悪化
当然ながら銃火器を国内で製造するのですから、国内に流出という事態は想定されるでしょう。そうなると犯罪者集団が銃火器で武装する確率が高まるのが予想されます。
逆にメリットとしては……
①．国防的な不安が消える。
当然のことながら、国内で武器を作れないというのは、一国だけでは防衛も出来ないということの証明でもあります。
つまり、日本はアメリカ様のご機嫌を伺わないと国防も出来ないというのが現状。
再確認しますが、政府の役割は国防・治安維持・富の再分配が基本ですので、国内軍需産業を作るべしという発言は至極真っ当な意見と思われます。
②．内需拡大
軍需産業を国内に興すということは、新しい産業を国内で発生させるということです。
現在だと三菱なんかが強いのでしょうか？
取りあえずどんな武器でも基本は精密部品から出来ています。
そして、新しい産業開発ということは、膨大な数の精密部品を大量に消費して試行錯誤を繰り返すということに他なりません。
つまり、実は軍需産業の振興というのは、中小製造業の振興にも繋がるのです。
また、大企業が率先して開発に取り組むでしょうから（軍需産業は巨大な複合産業だから中小企業じゃ無理）大企業の内部保留を吐き出させる最高の口実……景気回復の口火になる可能性もあるのです。
→ですが、逆のデメリットとして、軍事産業が軌道に乗ると大企業の収益が上がり、ますます大企業が勢いを増す可能性もありますけど。
③．国防費が国内で流通するのでお得。
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④．日本政府の発言力が強化される。
これが最も重要な気もしますが。
現在の弱腰外交に、武力という裏づけが出来ますので、日本政府の交渉がスムーズに進むことは間違いありません。
尤も……それで国際的な評価が落ちるかもしれないのは事実ですけど。
こうして考えてみたところ……
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それだけ、この問題を議論するのは難しいということですね。
ただ、これだけの問題なのですから、議論は絶対に必要です。
言論弾圧に近い軍需産業への嫌悪だけは、純粋に国家繁栄への足止め要素に過ぎないでしょう。
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それこそが民主主義的な国家のありようだと思うのですが。。。
ここからは私の意見を述べさせて貰います。
正直な話、こっちへ誘導しようとかそういう考えがある訳じゃありませんのであしからず。
加えて言えば、共産主義がどうとか、そういう考えも全くない。ただの一個人としての意見です。
私は、軍需産業が絶対に必要かと言えば、世界情勢的にはそうでもないと思います。
メリットもデメリットも大きすぎて、下手に動かすと色々と日本の立ち位置が変わってくるでしょうから、あまり動かない方が良いかも……という、消極的反対が私の意見でしょうか？
実際、この経済危機で色々ときな臭くなりそうな気はするので、国家としての保障は欲しいと思っているのですけどね。。。
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要は武器弾薬で戦争しなきゃ良いんですよ！
本気で防衛省がガンダム製造計画！とかぶち上げて、それに国内産業が総出を上げて取り組めば、実際のところ内需拡大になるのです。まだ技術的には心もとないのも事実でしょうが。。。
それでも、技術開発は絶対に国家発展のための足枷にはなりません。
この景気が悪化している今だからこそ、大企業中心に設備投資を啓発し、内需拡大を図って行くべきだと思うのですが……
景気は良くなる。技術力は発展する。国防力は強くなる。戦争しないから平和は保てる。
たった一つの前提を守るだけで、国内軍需産業は良いこと尽くめだとは思うのです。
……国家財政を無駄に使うなという反対意見はかなり増えそうですけどね。。。
今回は上半分が主題です。
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