■2009年09月
■無用の定義。
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よくマスメディアで語られる言葉「無用の大型公共工事の中止」。
なかなか面白い言葉です。
何しろ、無用ですよ? 用いることの無い公共工事。
さて、そんな公共工事は存在するのでしょうか?
まず、公共工事の定義について考えて見ます。
簡単な話、インフラの整備です。
つまり、国民全て……とは行かなくても多数の人間が共用できる施設を整備するということですね。
正確なインフラの定義は……うぃきで調べると「国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設を指す」と在りますから、そういうものなのでしょう。
具体的には学校、病院、道路、港湾、工業用地、公営住宅、橋梁、鉄道路線、バス路線、上水道、下水道、電気、ガス、電話を示すとか。
ま、細かいことは兎も角、多数で使うのに採算が合わないものと思えば結構かと。
要は必要だと言うのに、採算が合わないから企業が作ってくれない。
だから税金で作りましょうって訳ですね。
……さて、ここで言葉の矛盾が発生します。
大型公共工事とは必要なのに採算が合わない大型の工事という意味となります。
で、無用の大型公共工事を中止すべきと、民主党が叫んでおります。
……必要なものを造るべくして声を上げたのに、無用とはこれ如何に?
そりゃ、時間が経つにつれ、必要だったモノが無用と化すのは当然でしょう。
例として分かり易いのは……石炭ですか?
一昔前はどの国もが黒いダイヤとして扱い、手にしようと必死になっていました。
ですが、石油が実用化された時点で、もう無用の長物と化しているでしょう。
……勿論、まだ資源として活用すべく、頑張っておられる技術者もいらっしゃるでしょうが、昔ほどの需要は確実にありません。
さて、なら大型公共工事……即ちダムは無用なのでしょうか?
まず、ダムの効用を考えます。
洪水調節による治水、飲料・工業・農業用としての利水、水力発電。。。
洪水防止は絶対に必須。飲料水、工業用水、農業用水が不要って人間が居たら、一度見てみたいものです。ちょっと高温の個室に二日間ほど水も与えずに監禁してあげて、その後で水が必要か不要かを聞いてみれば楽しいでしょう。
そして電力が不要という人間は、今の日本では殆どいらっしゃらないでしょうし。。。
これでも無用なのでしょうか?
確かに費用対効果が見込めないと言われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、まず、インフラの定義を考えてください。
供給が必要なのに、採算が見込めないため、企業が作らない施設ですよ?
費用対効果が取れないのが前提の施設を作るのに、費用対効果が見込めないという発言は、はっきり言わせてもらいますと、本末転倒。
そして、用途が完全に無用だとしても、税金を使い公共工事を発注するということは、富の再分配を行う……貧富の差拡大を防止するという効果があります。
格差格差と叫ぶ民主党。
彼らが貧富の差拡大防止に反対している。
素晴らしい矛盾です。
加えて言わせて頂ければ、ダムがないことで洪水の被害を受ける方々……いや、被害を受けると立ち直れないから治水が必要という方々は、基本的に貧しい方々です。
彼らが自分たちでは自分たちを護れないからこそ、治水目的の公共施設を作るのですよ?
それが無駄?
本気で笑わせます。
そして最後に。
ダムは消耗品です。いずれ壊れます。
水源としての利用量も年々減少していきます。
詳しいメカニズムは十月になって暇になれば説明しますけれども。
つまり、今は新しいダムを作るのが無駄だとしても、いずれ必要になってくるでしょう。
それを見越して先に手を打つのが政府の仕事です。
少なくとも庶民・企業には一年先のことさえ視野に入れるのは難しいのですから。
……結論として。
公共工事は、まずそれだけで格差を無くすツールです。
公共工事とは、採算が取れないけれど必要な事業を税金で行います。
公共工事とは、自己防衛できるほどの資産のない方を護るための工事です。
さて、どこに無用のレッテルを貼れるのでしょう?
私が心底無用だと思う税金の使い道は、金持ちに税金を投入する。貧富の格差を拡大するような税金の使い方、ただそれだけです。
あとは貧富の格差防止効率や多くの便益が図れるかどうか、即ち純粋な効率の問題。
それ以外では完全に無用な税金の使い方なんて欠片もありません。
(あ、犯罪行為は論外ですよ? 天下り団体に対して随意契約で標準額よりも多額の報酬を支払うなんてのは、法律で禁止されている行為ですから。見つかり難いだけで……だから、立法機関の出来ることは、これ以上ない筈なんですよね。。。)
本当に無用な公共工事があるならば、それを無駄と叫ぶのを止めようとは思いません。
思いませんが、マスメディアの無駄という発言に囚われず、何処がどうして無駄なのか、しっかりと把握してから無駄と叫んで欲しいものです。
ちなみに。
勿論、ダムにも負の効用というのは存在します。
即ち、水没する地域という損害。下流河川の水質悪化。河口域での流砂の減少。それら全てによる生態系への甚大な影響。
それら全てを勘案し、人間が受ける利益より人間が受ける被害の方が大きいと判断したならば、無用と言わず害の方が大きいと思われる公共工事として反対すれば良いのです。
悪影響のみ、好影響のみを捉え、ただ賛成、ただ反対では……義務も果たさずに権利ばかり主張する輩と全く同じ思考回路と言えるでしょう。
……今回は無用と断定する連中への怒りで書き上げましたから、好影響を重点的に捉えた、少し偏向した記事となっておりますけれど。。。
本記事に1クリックの価値くらいは見出せたって方は、ブログランキングよろしくお願いします。
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なかなか面白い言葉です。
何しろ、無用ですよ? 用いることの無い公共工事。
さて、そんな公共工事は存在するのでしょうか?
まず、公共工事の定義について考えて見ます。
簡単な話、インフラの整備です。
つまり、国民全て……とは行かなくても多数の人間が共用できる施設を整備するということですね。
正確なインフラの定義は……うぃきで調べると「国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設を指す」と在りますから、そういうものなのでしょう。
具体的には学校、病院、道路、港湾、工業用地、公営住宅、橋梁、鉄道路線、バス路線、上水道、下水道、電気、ガス、電話を示すとか。
ま、細かいことは兎も角、多数で使うのに採算が合わないものと思えば結構かと。
要は必要だと言うのに、採算が合わないから企業が作ってくれない。
だから税金で作りましょうって訳ですね。
……さて、ここで言葉の矛盾が発生します。
大型公共工事とは必要なのに採算が合わない大型の工事という意味となります。
で、無用の大型公共工事を中止すべきと、民主党が叫んでおります。
……必要なものを造るべくして声を上げたのに、無用とはこれ如何に?
そりゃ、時間が経つにつれ、必要だったモノが無用と化すのは当然でしょう。
例として分かり易いのは……石炭ですか?
一昔前はどの国もが黒いダイヤとして扱い、手にしようと必死になっていました。
ですが、石油が実用化された時点で、もう無用の長物と化しているでしょう。
……勿論、まだ資源として活用すべく、頑張っておられる技術者もいらっしゃるでしょうが、昔ほどの需要は確実にありません。
さて、なら大型公共工事……即ちダムは無用なのでしょうか?
まず、ダムの効用を考えます。
洪水調節による治水、飲料・工業・農業用としての利水、水力発電。。。
洪水防止は絶対に必須。飲料水、工業用水、農業用水が不要って人間が居たら、一度見てみたいものです。ちょっと高温の個室に二日間ほど水も与えずに監禁してあげて、その後で水が必要か不要かを聞いてみれば楽しいでしょう。
そして電力が不要という人間は、今の日本では殆どいらっしゃらないでしょうし。。。
これでも無用なのでしょうか?
確かに費用対効果が見込めないと言われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、まず、インフラの定義を考えてください。
供給が必要なのに、採算が見込めないため、企業が作らない施設ですよ?
費用対効果が取れないのが前提の施設を作るのに、費用対効果が見込めないという発言は、はっきり言わせてもらいますと、本末転倒。
そして、用途が完全に無用だとしても、税金を使い公共工事を発注するということは、富の再分配を行う……貧富の差拡大を防止するという効果があります。
格差格差と叫ぶ民主党。
彼らが貧富の差拡大防止に反対している。
素晴らしい矛盾です。
加えて言わせて頂ければ、ダムがないことで洪水の被害を受ける方々……いや、被害を受けると立ち直れないから治水が必要という方々は、基本的に貧しい方々です。
彼らが自分たちでは自分たちを護れないからこそ、治水目的の公共施設を作るのですよ?
それが無駄?
本気で笑わせます。
そして最後に。
ダムは消耗品です。いずれ壊れます。
水源としての利用量も年々減少していきます。
詳しいメカニズムは十月になって暇になれば説明しますけれども。
つまり、今は新しいダムを作るのが無駄だとしても、いずれ必要になってくるでしょう。
それを見越して先に手を打つのが政府の仕事です。
少なくとも庶民・企業には一年先のことさえ視野に入れるのは難しいのですから。
……結論として。
公共工事は、まずそれだけで格差を無くすツールです。
公共工事とは、採算が取れないけれど必要な事業を税金で行います。
公共工事とは、自己防衛できるほどの資産のない方を護るための工事です。
さて、どこに無用のレッテルを貼れるのでしょう?
私が心底無用だと思う税金の使い道は、金持ちに税金を投入する。貧富の格差を拡大するような税金の使い方、ただそれだけです。
あとは貧富の格差防止効率や多くの便益が図れるかどうか、即ち純粋な効率の問題。
それ以外では完全に無用な税金の使い方なんて欠片もありません。
(あ、犯罪行為は論外ですよ? 天下り団体に対して随意契約で標準額よりも多額の報酬を支払うなんてのは、法律で禁止されている行為ですから。見つかり難いだけで……だから、立法機関の出来ることは、これ以上ない筈なんですよね。。。)
本当に無用な公共工事があるならば、それを無駄と叫ぶのを止めようとは思いません。
思いませんが、マスメディアの無駄という発言に囚われず、何処がどうして無駄なのか、しっかりと把握してから無駄と叫んで欲しいものです。
ちなみに。
勿論、ダムにも負の効用というのは存在します。
即ち、水没する地域という損害。下流河川の水質悪化。河口域での流砂の減少。それら全てによる生態系への甚大な影響。
それら全てを勘案し、人間が受ける利益より人間が受ける被害の方が大きいと判断したならば、無用と言わず害の方が大きいと思われる公共工事として反対すれば良いのです。
悪影響のみ、好影響のみを捉え、ただ賛成、ただ反対では……義務も果たさずに権利ばかり主張する輩と全く同じ思考回路と言えるでしょう。
……今回は無用と断定する連中への怒りで書き上げましたから、好影響を重点的に捉えた、少し偏向した記事となっておりますけれど。。。
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