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あ、田舎の人間限定で、ですが。

……何のことかと言うと、ちょっと前にＮＨＫでこんな番組をやっていたのです。

収入源は動画投稿
～急増 アマチュア映像作家～

今、インターネットに動画を投稿するだけで生活する“動画投稿生活者”が増えている。
収入源は投稿した動画の再生回数に合わせて得られる広告収入。
大手動画投稿サイト「ユーチューブ」では投稿者収入の総額はここ3年間で４倍以上に上昇し、年収１千万を超える投稿者も続出。
リストラ世代の中高年やフリーターが映像クリエイターとして自立するという例も少なくない。
動画投稿サイトを新たな広告媒体として有望視する企業の中には優秀な投稿者の囲い込みや育成に乗り出す動きも始まっている。
その一方で、動画投稿生活を始めたものの、その後、ヒット作に恵まれずに生活が困窮、精神的に追い込まれるといったケースも出始めている。
動画投稿サイトの急速な拡大の背景とその現実を描く。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3309.html

インターネットの投稿サイトが出来たことにより、広告収入で年収一千万円を超える投稿者も続出ってことは、ですよ。
今までそれだけの広告料を稼ぐビジネスを、テレビ業界が占有していたってことじゃないですか～～。
それだけぼろ儲けの商売してりゃ感覚が狂って来るでしょうね～～。
と、嫌味をちょいと言っておいて。

搾取されているってのは、実は上記の段階ではありません。
田舎の話です。
例え、東京のテレビ番組は……９ありますね～。
我が田舎はたったの５です。

つまり、約半分。
と言うか、全国放送であるＮＨＫとかドラマを率先して流すから、アニメなどに関しては田舎ってのは本当に割りを喰らうのです。

2010年秋期深夜新作アニメ本数分布 赤：20本～ 橙：15～19本 黄：10～14本 緑：5～9本 青：1～4本 白：0本 東京都の一人勝ち

……舐めてんのか！！

世界中の何処だろうと動画サイトが見えるこのご時世に。
同じ日本の中でここまでの情報格差があるんですよ？？

いや、それよりも先に、です。
何故、放送局を統合しないのですか？？

だって、そうでしょう？？
ご当地ニュースや天気予報など、地域性を生かさなければならない番組ってのは確かに存在しているでしょう。
しかしながら。
映画とかドラマとかアニメなんかも、日本全国共通じゃないですか。
加えて言うならば、統合すれば企業の出す広告料も全国統一価格が使えますよね？？

しかしながら、現実はこの格差です。
凄まじい広告料が動くような業界で、地域によって酷い情報格差をのさばらせ、更にはスポンサーである筈の企業でさえも効率的なコマーシャルを得られない分業を残したままになっているのがこの現状です。
おかしいでしょう？？

ニュースの度に延々と訴えている構造改革が最も必要なのは、マスメディアじゃないんでしょうか？？

現実問題、情報格差で損失を被っている人間がこうして存在しているのです。
しかも、ただチャンネルが少ないんじゃなく、時間帯も思いっきり空白が目立つ有様なのです。



この時間帯に適当に何か流せば……ねぇ？？
少なくとも情報格差は僅かなりとも埋められる筈なのです。

そう。
我々田舎の人間は、そして企業はマスメディアの独占体質によって搾取されているのです。
高額収入を得ているにも関わらず設備投資を怠り、データの高速化社会になったにも関わらず構造改革も行わない。空いた時間で自分たちの仕事の怠慢とも言うべき情報格差を埋めようともしない。
ふざけるのも大概にして欲しいものです。


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