■2009年12月
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■Ｑ９窮
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昨晩、ちょいとアルコールを体内に注入するため、街中を歩いていたときのことです。
憲法９条を護ろうの会というポスターを見かけました。
恐らく、現在、日本中のあちこちに張ってあるのでしょう。
それを見て、酷く違和感を感じました。
何故、９条だけを声高に叫ぶのだろう？
日本国憲法を遵守しようで良いのではないだろうか？？
って……
確かに戦争はいけません。
そして、自衛隊という存在がある以上、憲法９条が最も護られて居ない憲法だから主張していると、彼らが叫ぶのも少しは正当性があるかもしれません。。。
ですが、今、日本国憲法で最も護られて居ないのは９条でしょうか？？
私はそうは思いません。
と言うか、まず彼らが反対する自衛隊の海外派遣についてですけれど。
日本国憲法の前文で保証されていませんか？？
前文抜粋
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
（～ 中 略 ～）
いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
……との二行があります。
つまり、平和維持のためであれば日本は名誉ある地位を占めようと努力しますし、自国のことばかりでなく他国を無視せず、他国と対等な関係を築くことは各国の責任であるとのことです。
平和を維持するための協力を惜しむのでは、平和維持のための努力をしておりませんし、日本の名誉ある地位は失われるでしょう。そして、自国のことばかりを叫び他国を無視するその態度で、他国と対等な関係を結ぶ責任を果たしていると言えるでしょうか？？
この箇所を無視し、９条ばかりを見て自衛隊反対、海外派兵反対を叫ぶのは間違っていると私は考えるのです。
ま、９条自身に
第９条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
２ 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
とありますが、これは戦争しない／威嚇・戦争のための武力を持たないとの解釈が妥当であり、自衛権を持たない、行使しないという解釈は間違っていると思われます。
と言うか、国民の生命と財産を護るという国家の役割上、自衛権すら放棄したのならば……国家が国家としての役割を果たして居ないということになり、そんな義務すら果たさない国家相手には、国民側が納税の義務を果たす必要すらなくなる訳なんですけれども。。。
国家側が国民の生命と財産を護る代わりに、国民が納税の義務を果たすというのは国家と国民の契約であり、国家が国民の生命と財産を護ってくれるからこそ国民は税金なんてアホらしいものを払っている訳なのですから。。。
ま、私自身、海外派兵で戦争をするのは反対なので、今みたいな井戸を掘ったりインフラを整えたり給油活動したり、そういう「死者を出さずに日本国の評判を勝ち取るという戦略的目標を達成する戦争行為」を行うのは大賛成なのですけどね。。。
そして、加えて言うならば。。。
日本で最も護られて居ない憲法は、実は９条じゃありません。
そもそも前文と第１条が護られて居ないのです。
前文抜粋 ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
第１条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
この第１条を提起すると、天皇陛下の地位に関して云々と誤解されそうですけれど、そこが問題なのではありません。
主権が国民にあるという前提そのものが狂っているのが問題なのです。
主権が国民にあるということは、国家を動かす権利が国民にあるということであり、それは裏を返せば国家活動に関する責任全てが国民にあるということです。
だと言うのに、当の国民が国家活動……即ち政治の責任は全て政治家、行政の責任は全て役人にあると思い込んでいるのです。
……いつの間に日本人は朝鮮半島人のような思考回路になったのでしょう？
権利だけ行使して義務・責任から目を瞑るなんて、完全に半島出身者の思考回路ですよ？？
（私の考えうる限り最大限の侮蔑）
っと。少し言葉が過ぎましたか。
ですが、秘書の責任は秘書を雇った政治家の責任というように、政治家の政治的責任はそれを選んだ国民の責任なのです。（道義的責任は個人としての問題でしょうけどね、浮気とか収賄容疑とか）
尤も、その秘書の責任を負おうとしていない内閣総理大臣と与党の幹事長がいらっしゃいますけれども。。。
しかも、秘書の責任は云々と言葉を発したその人がその責任を負おうとしていませんけれども。。。
っと。話が逸れました。
要は日本国国民が政治に関心を持ち、自分の持つ一票に責任を持とうとしない限り、日本国憲法はそもそもの前文と第１条が成立しません。
私は第９条よりもそちらを重視すべきだと思います。
いや、法治国家である日本国の、そもそもの根幹となる憲法を蔑ろにする行為はいけませんから……憲法全てを遵守しようと叫ぶべきだと言いたいのです。。。
……と言うか。
９条の会の方々も自衛隊の存在そのものが間違っているのだから、自衛隊を放棄し９条を遵守しようと声高に叫ぶならば、国会議員の２／３の同意及び国民過半数の同意を元に憲法改正して「自衛権を含む全ての戦争行為を禁じる」という形へ憲法９条を改訂しようと叫べば良いのです。
私としましては「自衛権を除く」という一句を第９条に入れるための憲法改正を行うべきだと思っておりますけれど。
何しろ、日本国憲法自身に
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の３分の２以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
とあるのですから、憲法は絶対に改正できないものじゃありません。
だからこそ、いい加減に自衛権が第９条の中に含まれるべきか否か、国民全てから票を求め、その是非を問うべきだと私は考えております。。。
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恐らく、現在、日本中のあちこちに張ってあるのでしょう。
それを見て、酷く違和感を感じました。
何故、９条だけを声高に叫ぶのだろう？
日本国憲法を遵守しようで良いのではないだろうか？？
って……
確かに戦争はいけません。
そして、自衛隊という存在がある以上、憲法９条が最も護られて居ない憲法だから主張していると、彼らが叫ぶのも少しは正当性があるかもしれません。。。
ですが、今、日本国憲法で最も護られて居ないのは９条でしょうか？？
私はそうは思いません。
と言うか、まず彼らが反対する自衛隊の海外派遣についてですけれど。
日本国憲法の前文で保証されていませんか？？
前文抜粋
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
（～ 中 略 ～）
いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
……との二行があります。
つまり、平和維持のためであれば日本は名誉ある地位を占めようと努力しますし、自国のことばかりでなく他国を無視せず、他国と対等な関係を築くことは各国の責任であるとのことです。
平和を維持するための協力を惜しむのでは、平和維持のための努力をしておりませんし、日本の名誉ある地位は失われるでしょう。そして、自国のことばかりを叫び他国を無視するその態度で、他国と対等な関係を結ぶ責任を果たしていると言えるでしょうか？？
この箇所を無視し、９条ばかりを見て自衛隊反対、海外派兵反対を叫ぶのは間違っていると私は考えるのです。
ま、９条自身に
第９条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
２ 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
とありますが、これは戦争しない／威嚇・戦争のための武力を持たないとの解釈が妥当であり、自衛権を持たない、行使しないという解釈は間違っていると思われます。
と言うか、国民の生命と財産を護るという国家の役割上、自衛権すら放棄したのならば……国家が国家としての役割を果たして居ないということになり、そんな義務すら果たさない国家相手には、国民側が納税の義務を果たす必要すらなくなる訳なんですけれども。。。
国家側が国民の生命と財産を護る代わりに、国民が納税の義務を果たすというのは国家と国民の契約であり、国家が国民の生命と財産を護ってくれるからこそ国民は税金なんてアホらしいものを払っている訳なのですから。。。
ま、私自身、海外派兵で戦争をするのは反対なので、今みたいな井戸を掘ったりインフラを整えたり給油活動したり、そういう「死者を出さずに日本国の評判を勝ち取るという戦略的目標を達成する戦争行為」を行うのは大賛成なのですけどね。。。
そして、加えて言うならば。。。
日本で最も護られて居ない憲法は、実は９条じゃありません。
そもそも前文と第１条が護られて居ないのです。
前文抜粋 ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
第１条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
この第１条を提起すると、天皇陛下の地位に関して云々と誤解されそうですけれど、そこが問題なのではありません。
主権が国民にあるという前提そのものが狂っているのが問題なのです。
主権が国民にあるということは、国家を動かす権利が国民にあるということであり、それは裏を返せば国家活動に関する責任全てが国民にあるということです。
だと言うのに、当の国民が国家活動……即ち政治の責任は全て政治家、行政の責任は全て役人にあると思い込んでいるのです。
……いつの間に日本人は朝鮮半島人のような思考回路になったのでしょう？
権利だけ行使して義務・責任から目を瞑るなんて、完全に半島出身者の思考回路ですよ？？
（私の考えうる限り最大限の侮蔑）
っと。少し言葉が過ぎましたか。
ですが、秘書の責任は秘書を雇った政治家の責任というように、政治家の政治的責任はそれを選んだ国民の責任なのです。（道義的責任は個人としての問題でしょうけどね、浮気とか収賄容疑とか）
尤も、その秘書の責任を負おうとしていない内閣総理大臣と与党の幹事長がいらっしゃいますけれども。。。
しかも、秘書の責任は云々と言葉を発したその人がその責任を負おうとしていませんけれども。。。
っと。話が逸れました。
要は日本国国民が政治に関心を持ち、自分の持つ一票に責任を持とうとしない限り、日本国憲法はそもそもの前文と第１条が成立しません。
私は第９条よりもそちらを重視すべきだと思います。
いや、法治国家である日本国の、そもそもの根幹となる憲法を蔑ろにする行為はいけませんから……憲法全てを遵守しようと叫ぶべきだと言いたいのです。。。
……と言うか。
９条の会の方々も自衛隊の存在そのものが間違っているのだから、自衛隊を放棄し９条を遵守しようと声高に叫ぶならば、国会議員の２／３の同意及び国民過半数の同意を元に憲法改正して「自衛権を含む全ての戦争行為を禁じる」という形へ憲法９条を改訂しようと叫べば良いのです。
私としましては「自衛権を除く」という一句を第９条に入れるための憲法改正を行うべきだと思っておりますけれど。
何しろ、日本国憲法自身に
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の３分の２以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
とあるのですから、憲法は絶対に改正できないものじゃありません。
だからこそ、いい加減に自衛権が第９条の中に含まれるべきか否か、国民全てから票を求め、その是非を問うべきだと私は考えております。。。
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