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■未成熟な議論の結果がコレですね。

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別名児童ポルノ規正法として名を馳せている東京都青少年育成条例。

以前、持論を展開させて頂きましたが、この都条例はコミックの表現規制を行おうという性質を考えた場合、その議論の最中に大きな瑕疵を抱えております。
それは即ち、三つの問題点を大きな一つの問題と混同したままに、ポルノコミック=気持ち悪いという偏見を抱いたまま議論を進めているということです。
では、その三つの問題点とは何か??
1.性的興奮を喚起させる作品において、未成年と思しき青少年が描写されている点。
2.性的興奮を喚起させる描写を、年齢規制無しに販売している点。
3.性的興奮を喚起させる作品の、年齢制限が正確に守られているか疑問である点。

この三つです。

1.は別に問題ありません。
その性的描写を含む作品の読者が成年指定(18歳以上が対象)である以上、その読者には作品と現実を混同しない理性が教育によって備わっていると見做される訳です。
である以上、性的描写を含んだ作品による犯罪が起こっても、それは飲酒の末の犯罪やアダルト作品と性犯罪の関連と同じように、成熟した人間による法的自律の欠如が問題なのです。
勿論、実際の被写体が存在する児童ポルノは話が別ですが、非実在青少年を性の対象としたところで、その被害者は存在しないのです。
あとは自己責任を負えるようになった成年の自由意志が全てです。
……ちなみに、児童ポルノと性犯罪の因果関係は全くといって存在を証明されていない以上、規制自体が魔女狩りの如き愚行でしかない訳です。。。

2.については問題でしょう。
未成年に性的描写を含む内容の本を売ってはいけません。
未成年者は自分の判断力がまだ未熟であるため、性的作品に触れるのは教育上望ましくない……というのが建前ですから、未成年者にそういう作品を与えるのは問題です。
が、コレはあくまで出版社と作者への通達でして、現行でも既に成年コミックという18歳未満に与えるべきでない作品というのは存在しております。
無論、その区切りがどうのこうの……っていう意見もあるとは思いますが、それは出版社に対してその通達を行えば良いだけで、現行の成年コミック/それ以外という法律でも十分に対応可能な法案ですよね??

3.も問題です。
2.と同様の理由により、未成年者に成年コミックを与えるのは教育上望ましくないため、コンビニ等において、成年コミックが未成年者でも購入/閲覧できるという状況は好ましくありません。
が、それらは店舗に対する指導が足りてないのが問題なのです。
店舗の配置や購入の際の年齢確認を義務付ければ良いだけの話であり、性的描写に対する条例改正の理由には全くなりません。


という訳で、これらの行政としての指導法も指導対象も対応策も全く異なる問題点を混同しているからこそ、都条例改正には反対……と、私は以前の記事で説明させていただきました。
http://umama01.blog.2nt.com/blog-entry-372.html

尤も、このエントリを立ち上げた頃にはもう都条例は可決されてしまっていたのですが。。。

で、その結果として、こうなった訳です。


「18禁でしょうか? いいえ誰でも」ついにロリマンガ消滅へ 業界団体が示した「自粛案」の苛烈さ

 7月からの改定・東京都青少年健全育成条例(以下都条例)全面施行を前に、出版業界内部で成年向けエロマンガを含めたロリコンものの自粛に向けた取り組みが計画されていることが明らかになった。一部の出版社からは反発の声も挙がっており、対立は深刻になっている。

 新たな自粛の取り組みは、業界団体・出版倫理協議会(以下、協議会)が設けた「児童と表現のあり方検討委員会」の席上で示されたもの。自粛案は「出版倫理協議会と出版倫理懇話会の申し合せ(案)」のタイトルで、

1:いわゆる第二次性徴期を迎える前の、13歳未満と想起させる子どもをモデルとした漫画(コミック)を出版する際には、性交又は性交類似行為を連想させる表現は自粛する。

2:いわゆる第二次性徴期を迎える前の、13歳未満と思われる子どもを大人が凌辱するような行為を描いた漫画(コミック)の出版は自粛する。


 以上の二点を求めている。

 委員会から示された自粛提案に、出版倫理懇話会(以下、懇話会)側の加盟各社は反発を強めている。協議会は1964年に設立された日本雑誌協会・日本書籍出版協会・日本出版取次協会・日本書店商業組合連合会の4団体からなる、いわば業界大手を中心とした組織。対して、懇話会は85年に設立された、茜新社・コアマガジン・辰巳出版などが加盟するアダルト系出版社の業界団体だ。

「都条例がターゲットとしているのは、秋田書店や白泉社、双葉社などから出版されている成年向けマークを付与していないにも関わらず、同等の性行為を描写をしている漫画。これまで、区分を徹底してきたアダルト系出版社が煽りを受けるのは納得できない。そもそも、この自粛案は都条例よりも厳しい規制案ではないのか」(懇話会加盟社社員)

 昨年の都条例騒動は、あくまで「成年向けマーク」を表示していないにも関わらず「過激な」性描写が行われているものがターゲットで、アダルト系出版社にとっては、いわば「対岸の火事」だった。突然の自粛協力要請は寝耳に水とも言える。

■「有害コミック騒動」の再現か

 アダルト系出版社が自社で発行する雑誌・書籍の表紙に自主的に表示する「成年向け」マーク。このマークの導入も協議会の提案で導入されたものだ。

 発案されたのは91年のこと。前年から大手出版社が発行する青年向けマンガの性描写への批判をきっかけに、アダルトも含めて、あらゆるマンガで性描写の自粛が余儀なくされた「有害コミック騒動」への対応の一環であった。ところが、大手各社はマーク付き=有害と見られることから二の足を踏み、結果的に主にアダルト系出版社が利用するものになった。

「アダルト系出版社の間では、"再び大手が自分たちのツケを懇話会加盟社に押しつけてきている"との声もある。構図は90年代の騒動と似ている。もし、懇話会加盟社に(前出の)自粛要求を飲めというならば、秋田書店の『チャンピオンREDいちご』は廃刊、双葉社はエロ系をすべてエンジェル出版(成年向けマーク付き出版物を発行する関連会社)に移行するくらいの措置を取ってもらわないと納得できない」(アダルト誌編集者)

 協議会が自粛案を示した背景には、東京都と出版界の対立構造に警察が介入することへの危機感が伺える「有害コミック騒動」の最中の91年には、神保町の書泉ブックマートの店長らがワイセツなマンガを販売した容疑で逮捕されエロ同人誌約5,000冊が押収される事件も起こっている。

「東京都は、未だに強硬な姿勢を崩してはいない。7月からの改定都条例の全面施行に併せて成年向けや同人誌も含んだ、みせしめ的な摘発が行われる可能性も否定できない」(業界関係者)

 昨年の都条例をめぐる騒動の中で、多数の名の知れたマンガ家や知識人の発言は立派だったが、肝心のエロ表現の是否は見過ごされていた。果たして既に自主規制が徹底され、書店でも18禁コーナーに置かれ、東京都も従来は「問題ない」としてきたマーク付きの雑誌・書籍も含めた「自粛」は必要なのか、感情的な対立も含めて出版社間の意見は簡単にはまとまりそうもない。この問題を扱う懇話会の会合は今月14日に予定されている。
(取材・文=昼間たかし)


http://news.livedoor.com/article/detail/5478849/




業界団体・出版倫理協議会とやらが、成年コミックを規制の対象へと手を伸ばしてきました。
それもこれも、都知事や都議員自身がこの問題点を理解していないからこそ、です。
成年コミックの性的描写が問題なのか、通常コミックの性的描写が問題なのか、成年コミックを未成年が入手できるのが問題なのか。
その三点が混濁しているからこそ、そして都知事自身の理論でもこの三点の問題の差異を理解していないからこそその煽りを食らった業界団体が都知事の顔色を伺うかのように成年コミックに対してまで規制を自主的にかけようとし始めるのです。

上記しましたが、成年コミックによる性的描写は全く問題ありません。
何故ならば、18歳以上の成年は自らの意思で善悪が判断でき、自らの行動に責任を持てると社会的に判断されているからこそ……です。
自己責任を持てる人間が、成年コミックを見て犯罪を起こそうが、TVドラマを見て犯罪を起こそうが酒を飲んで犯罪を起こそうが自己責任なのです。
犯罪の結果として刑務所に入り、懲役を課せられる必要がありますが、それも自己責任。。。
酒やTVやロリータコミックや保護者に責任がある訳ではありません。
もし、それが認められないならば……現行の法律と刑罰の関係は全て成り立ちません。

18歳以上の大人であっても、判断力の低下を招く飲酒は許されないでしょうし、自らの将来を大きく決定付ける性行為(結婚でも可)自らの自由意志で行うことが許されなくなるでしょう。

だからこそ、成年コミックに対する描写規制は全く意味を持ちません!!
これは、業界団体が都知事の横暴と無知に怯えた結果による、最悪の勇み足……いやただの無意味なスケープゴートをでっち上げる行為です。

実際のところ。
本当に必要なのは通常のコミックにおける性的描写の規制の方でしょう。
個人的には無規制か18禁かの二択が厳しすぎるからこそ、ゾーイングを行うべき……と、主張します。
コレ↓はゲーム業界による自主規制の一例ですが、これを参考にしては如何でしょうか?

29-7.jpg

尤も、青年コミックや少年コミック、少女コミック等、漫画も自主的に棲み分けしておりますので、その辺りをもう少しだけ出版社が心がければ問題ないかと思われます。
ゲーム業界は自主規制によりこのゾーイングを徹底している訳ですから、この規制は現行法により対処出来る範囲です。


そして、もう一つ必要なのは、コンビニや書店による販売規制でしょう。
成年コミックを未成年者に販売しない。
成年コミックや雑誌を未成年者が用意に閲覧できる場所に置かない。

これらは、そういう条例に一文入れる/業者に通達を行うだけで現行法により対処出来ます。


そう。
この東京都青少年育成条例とやらは、完全に現行法で対処出来る問題だったのです。

それを曲解と恣意が関与できる条例に書き換えた。
だからこそ、我々表現の自由を国民の財産と信じる自由主義者の方々は、この条例を財産の侵害だと信じ、国民の財産権への侵害だと抗議の声を上げました。
結果は我々の正当な抗議をロリコンの戯言として一切無視、マイノリティによる我侭とされ、議論すら行われずにこの条例は決定された訳ですが。。。

そして今、都条例を恐れる余り、出版協会は不要な自主規制に走ろうとしております。
これこそ、我々が恐れた自由への侵害、出版業界の縮小を意味するものではないでしょうか??
私たちはこれを懸念し、抗議の声を上げていたのです。
私たちの懸念は正しく、出版業界はこれから縮小してしまう恐れがあります。


私は、この都条例の持つ最大の問題点は、議論の争点を整理しないままに感情と雰囲気だけで議決を行ったことだと信じております。
だから、こうして分かりやすく、議論の争点を区分したのです。

1.性的興奮を喚起させる作品において、未成年と思しき青少年が描写されている点。
2.性的興奮を喚起させる描写を、年齢規制無しに販売している点。
3.性的興奮を喚起させる作品の、年齢制限が正確に守られているか疑問である点。


この三つをしっかりと区分し、1.と2.と3.の問題が何を対象をしているのかを考え、その上でじっくりと議論をしたならば、この東京都青少年育成条例なんてのは成立どころか法案すら存在しなかったでしょう。
現行法に少しばかりの記述を加えるだけ、もしくは通達を幾つか出すだけで解決していた問題だからです。

そして、この問題は日本の議会政治全てに該当すると思っております。
1.議員が議題を数的データで理解出来ずに印象だけで決議を行っている。
2.議員が【法律違反の犯罪】と【法がなく裁けない悪行】とを区別できていない。
3.議員が立法府と行政府の区別が全くついていない。

勿論、これらは国民にも当てはまりますが。

民主主義に最も必要なのは成熟した議論です。
そのためにはデータを正確に読み取り、雰囲気ではなくしっかりとした国民の生命と財産を守るという意思を持った判断に基づいた議決を行い、立法府と行政府と司法府の三権分立をしっかりと行うこと。
これこそが、民主主義を瑕疵無く稼動させるために最も大切だと思うからこそ、こうして民主主義・自由主義の危機を眼前にした私は抗議の声を上げているのです。。。



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