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■予告編の答え。

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さて、今日は先日から延び延びになっていた「原子力発電に変わる安定した電力供給手段とは?」の答えです。

そもそも民主党の鳩山政権・菅政権と情勢的なことと口先三寸なことと双方によって日本は発電手段に幾つかの制限を喰らいました。

1.CO2の25%削減
2.国内の原子力発電所の停止


その上で、日本の工業力に必要な安定した電力を供給する必要があります。
この最後のが問題で、風力・太陽光・潮力など自然を利用した所謂環境的な発電方法は安定した電力を供給できないという欠点があるのです。
つまり、国家生産力を維持するには安定した電力が。
環境的な問題を打破し、国家公約を実現にするにはCO2削減や脱原発が……
それぞれ必要になってくるというジレンマがある訳です。


というのが前回の予告で告げた通り。


では、これらの答えを満足させる手法はあるのか??

と言うと、あるのです、実は。



答えは、こちら。

木質バイオマス発電というものであります。

尤も、当然ながらコレが実用化に至ってない理由がしっかりとあるのですが。。。
今日はその辺りを中心に語っていこうと思っております。


そもそも、木質バイオマスって何でしょうか??

バイオマスってのが自然にありふれている生物質量って意味なのですが、それを上手く発電に利用することでその名前が使われております。
で、木質なのですから、木の関係……って意味です。

だから何?って感じでしょうが、こういう発電が現実としてあるのも事実です。

300px-Wood_pellets-small_huddle_PNr°0108

これは木質ペレットと言いまして、これを燃やして発電を起こす訳です。
その辺りは火力発電や原子力発電と全く変わりませんね。
大昔から続く蒸気機関と同じシステムです。


ただ、この木質バイオマス発電について、火力発電所とは大きく異なる点が一つあります。
それは、カーボンニュートラルという点です。
偉そうな外来語を使うと意味が分からないので説明しますと、要はこの発電によって使われるCO2は本来大気中に存在していたものが光合成によって炭素固定されたものであるため、この木質バイオマスを使った場合は大気中に二酸化炭素を放出したとして加算されてないという点です。
個人的にその解釈はどうかな~?って思うところがあるのですけれど、そういうシステムとして決定されているならばそれに従わなければなりません。

早い話が、この木質バイオマス発電を用いた場合、国際的にはCO2を放出せずに発電したとされる訳なのです。

これでとりあえず、CO2の25%を削減して原子力発電所を取りやめながら安定した電力供給を行うという、前回のクイズの原則は満足されたことになる訳です。。。


が、当然のことながら大きな問題があります。

まず、発電にかかる費用

57-01.jpg

一般的な1kWh当たりの発電費用が上の表(原発はかなり疑わしくなってますが)となっておりますが、木質ペレットを用いた場合の発電コストが未だに決定していない始末です。
確かに最近の原油価格の高騰によって最近では木質ペレットの方が熱量発生単価としては安価になっているのですが、そのペレット生産時にかかる費用とエネルギーが未だに大赤字で、地方自治体の補助金頼みという有様ですからどうしようもありませんね。

そして、木質ペレット自体の用途です。
この木質ペレットは……小型ストーブやビニルハウス栽培など、重油や灯油の代替品としての活用の方が期待されており、大きな発電はあまり現実的ではなかったりします。
……今のところは。
多分、固形燃料であるというのが問題なんだとは思われますが。


しかし。
しかしです。
この木質ペレット発電を軌道に乗せることで生じるメリットも確実にあるのです。

1.国民医療費の大幅減
花粉症にかかる年間の医療費は2000億円とされております。
どういう試算かは分かりませんが、社会的損失はそれ以上らしいです。
木質ペレットは間伐材を主体としての生産を目指しているらしいので、森林整備が進みます。
そうすると花粉飛散量が減り、花粉症が激減するでしょう。

個人的にはこの理由だけで十二分にこの木質ペレットを推す理由になります。

2.大規模公共工事の削減
ダムを造らなければならない原因の一つに、森林の保水量低下があります。
要は、人工林が密集し過ぎて、木々が水を蓄えなくなってしまったため、山地崩壊や洪水・土石流を招き、その防止にダムが必要になっている訳です。
ですが。
それらの災害は間伐などの森林整備をしっかりと行えば問題なく防げます。
少なくとも今のようにもの凄い山林の崩壊は発生しなくなるでしょう。
ついでに言うと、川の流量も一定化しますから川の渇水に備える必要も減ってくるのです。


3.雇用の確保
大規模公共工事を起こしても国民所得が上がらない原因の一つに、労働者への還元が少ないというものがあります。
要は、公共工事として支払われた給金が現場作業員に回らず、下請け下請けの連鎖によって現場作業員は端金でこき使われ偉そうな重役が金をふんだくるという……東電みたいな問題が建設業界でも発生しております。
ですが、森林伐採はそうはいきません。
何しろ……大きな機械も入らなければ、山林所有者もまちまちなのです。
大企業が大規模な仕事を起こす訳にもいかず、そして山林作業員はかなり厳しい仕事を強いられるため、待遇を良くしないと肝心の人員が集まりません。
つまり、公共工事よりも費用が現地作業員に流れる可能性が高いという訳です。
と言うよりも、山の中では大規模な工事が出来ないというべきでしょうか??
片側何車線もの高速道路を抜くように山道を抜く訳にもいきません。
森林作業用の山道ってのは、ちまちま重機で抜くしか出来ない訳ですし。。。



……とまぁ、こういう付加価値的なメリットがあります。

ただし、デメリットとして……
多額な費用がかかる。
エネルギー政策としてしっかりと総量を把握してないと、山が禿げ上がってどうしようもなくなる可能性がある。
まだまだ一般的に用いられるには程遠い。
加工機械やペレット用のストーブなど、どれもこれも高額である。

と、まぁ、幾つも幾つも問題はあります。


ただ、こういう技術が存在し、CO2発生量を無視することが出来、安定した発電量の確保も現在の技術力でそう難しくないレベルに達している。
……というクイズの命題だけは確保してますよ……というお話でした。。。


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