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■最後に頼れるもの。

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さっき、某NHK大河ドラマの何ちゃらって愛の兜被っているアレ
ろくに見てないのですけれど、ちょっと耳に入ったところが気になったもので。。。

家康に家禄を削られた上杉家の家臣たちが、主君について行くところで。
領地を1/4に削られ、家臣をそのまま連れて行くから、結局家臣の俸禄は思いっきり減る訳で……それでも着いてきた家臣たちの心情を……
上杉家の誇りを背負い云々……ってやっていました。

要は、金が尽きて、武力も尽きて……何もかもなくなったとき、最後に頼れるのは心の拠り所なんですよ。
まぁ、政治がソレに頼りだした時点でもう行き詰っているとは思うのですけれども。。。
それでも、やっぱり人間が最後に頼れるのは心の拠り所……精神的な何かだと思います。
その為に宗教があり、ニーチェが「神は死んだ」と言ってから170年以上が経過しておりますけれど、未だに宗教という活動は消えようとしません。

結局、人間、行き詰ったとき、最後に頼れるのは精神的な何かってところは、未だに進化し切れて居ないということだと思います。

ですが、この無宗教の日本において、何が心の拠り所になるでしょう?
神?
……仏陀、天照大神、基督、アーリマンからクトゥルフまで、日本に神様は大勢居りますし、信仰すら捨てている人間も大勢居るのがこの日本です。
金?
……資本に裏切られた人間だからこそ、精神的な何かが必要なのです。その状態では既に資本は頼るべき存在ではありません。
親類?
……この核家族化が進んだ日本において、家族はもはや助けてくれる絶対的な存在とは言い難いでしょう。つーか、自分から故郷を捨てて親類を捨てて核家族として都会に暮らしている人間に対して、それでも温情をかけようというほど、優しい人間は本当に稀少な存在だと思います。

結局のところ。
現在の日本人が最後に頼るべき存在って何もないんですよ。
それが現在の不況……何となく感じ続けている未来への不安と、不安から貯蓄を増やす行動……の正体とも言えるでしょう。

頼るべき絶対の根拠。
確かにソレは一歩間違えれば大虐殺を起こしかねない諸刃の剣です。魔女狩りや異教徒狩りを仕出かしたキリスト教の歴史を見れば分かります。
ですが、現代の日本において絶対的に足りて居ないのはコレというのに間違いはないと思います。

だからこそ、現在に必要なのは国家……民族への帰属意識だと思うのです。
……日本人であること。
それこそが、同じ日本人を救う理由にもなり、日本人であるという理由が不安を打ち消す理由にもなる。
私は……ただそれだけの自覚だけで、日本は良くなると確信できます。

少なくとも、日本人の現状と世界と比較した時の行状の良さ、その行動結果全てを見る限り、私が日本人であるということに胸を張る。そのことに欠片も躊躇すべき点は見当たりません。
私は一般的な日本人であると思っております。思想その他に多少の偏りはありますが、一応前科はありませんし、就職も普通にしております。
だからこそ、自分が日本人だと胸を張れるということは、他の日本人の9割くらいは日本人として胸を張ることに違和感を覚えないだろうと思うのです。

つーか。
現在、全体主義社会を目指しているだろう民主党、社民党
共産主義という枠組みを実現しようと頑張っている日本共産党。。。

……日本人という自分たちの定義を満たす最大限に友好な枠組みを捨ててどうするつもりなのでしょう??
現実問題としまして、頑張っても成果(報酬)が出ない……税金が高額とか、そういう理由があった場合、それでも頑張ろうと思うならば、報酬以外の枠組みが必要というくらい、誰でも分かります。
その中でも最も簡単に理解でき、実感でき、納得し易い枠組み……日本人という枠組みを自分たちの思想に利用しなくてどうするのでしょう??
少なくとも、私が日本を全体主義国家として成立させるためには、日本人という人種の優位性を前面に押し出す以外、やりようがないと思うのですけれど。。。

……今日の話が何だったかと言うと。。。
地域の運動会に狩り出され、ボランティアしていた私ですが、開会式で君が代が流れたことに安心した一方、こんな当たり前のことで安心しなきゃいけない現代の日本が哀しくなったので、日本人という意識を再認識した
ただ、それだけの話でした。。。
と言うか、本当に日教組って日本の癌ですよね。
少なくとも、個人主義こそ全てと思い、小さい政府を極限まで完成させた日本でなければ、国家帰属意識を捨てることが必要にはならないと思うのですけれど。。。


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