■2009年10月
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■官から民へ。。。
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今、色々と郵政民営化問題で問題になっているこの一言。
官から民へ。
私は政府を大きくした方が良いという思想の人間ではありますが、民営化自体は別に悪い概念じゃないとは思っております。
何しろ、官というのは速さと緻密さ、斬新さ、経営観念に欠けるという様々な欠点があります。
だからこそ、民営化を進めるべき部門は民営化でも構わないと思うのです。
ですが、ここで一つだけ問題点が。。。
民営化すべき部門とすべきでない部門。
どこで区分けをするべきでしょう？？
……私の意見は簡単で、ずばり人命と生活に直結している部門は民営化すべきではないと思っております。
まず、道路ですね。
道路を民営化した場合、全てが有料道路になります。はっきり言って、生活出来ません。。。
と言うより、田舎みたいな日に数台しか通らない道路は、舗装が痛んでも山が潰れても、誰も直してくれないでしょう。
……だって採算が取れませんからね。。。
同じように、戸籍管理があります。
戸籍なんて管理してても、金になりません。確か、戸籍謄本を一枚購入しても５００円くらい（我が町の場合ですけれど）。。。
ただでさえ使う機会なんて欠片もないような戸籍謄本。
外注したところで、引き受け手なんてないでしょう。
……水道や電気はどうでしょうか？
両方とも生活に直結しておりますけれど。。。
現在、水道は地方自治体が、電気は電力会社が管理しています。（我が町では、ですが）
さて、両方とも採算は取れるでしょうか？？
答えは簡単で、両方とも採算は簡単に取れるでしょう。
取れるような額に引き上げれば良いだけなんですから！！
水なしで生活出来る方、いらっしゃいますか？？
電気なしで生活出来る方は……僅かにはいらっしゃるかもしれませんけれど、少なくともパソコン依存症の私には不可能な芸当です。。。
では、もし……電気会社が最大の利益を求め始め、電気使用量を莫大に引き上げたら？？
……はっきり言って、払うしかありません。
現在は、電力会社が良心的な価格で（実家暮らしな身の上なので、詳しくは知りませんけれども）電気を販売してくれていますから、こうやって電力の無駄遣いとしか言えないような、非生産的なブログ運営なんて出来るのですけれど。。。
要は……経営者の一存に全てがかかっているとも言える状態なのです。
こういう、生活に直結している部位を、一経営者に委ねているという現状が、私はあまり安心して居られる状況だとは思えないのです。
……尤も、政府が電気を握っていれば……もし今現在、民主党政権が自政権反対者の家庭（つまり私みたいな連中）に電力を送らないなんてやらかすことが出来るため、それはそれで危険ですけれども。。。
経営者と政府権力。
どっちが信頼出来るかって話ではありますね。。。
ただ、国民ってのは有権者でして、国家に対する影響力を持っています。
ですが、株式会社に対して利用者は不買運動以外の影響力を持っていません。。。
そういう訳で、不買が許されないような物品……電気や水なんかを民間企業に委ねるってのは私は感心できないのです。。。
そして、今問題の郵便局。
これはどうでしょう？？
私は民営化反対です。
……我が県は正直な話、思いっきり過疎地域です。
私の知っている郵便局は、配達個数が３０戸程度で、詰め所に一人きり。。。
そういう場所もあるのです。
確かに都会ならば、郵便事業でも収益を上げられるでしょう。様々な運送業者が経営をやって居られるのは、収益が上がっているからです。
ですが、葉書や手紙などの普通郵便ってのは……あの額じゃ絶対に利益は出ないでしょう。
特に田舎……山間部は絶対に利益が出ないと断言しても構いません。
そうした場合、どうなるか？？
葉書も手紙も送ってくれません。勿論、私みたいな人間ならばＥメールやら携帯メールやらありますから、それほど不便はないでしょうが……我が祖母辺りは携帯も扱えませんからね。。。
そういう、サービスに格差が発生し、その格差が許容出来ない類のサービスも、やっぱり民営化すべきではないと思うのですよ。。。
ちなみに、ゆうちょは別。
アレは単独で十分に採算が取れる凄まじい事業です。
ただ、今まではこの利益を郵便事業に突っ込むことで、郵便事業を転がしていた訳です。
……だからこそ……郵政民営化を本気で行い、郵政が本気で利益を目指した場合、最初に行うのは郵便業務の完全撤廃だと思うのですけれども。。。
その辺り、分かっていて郵政民営化賛成と言っている方はどれほどいらっしゃるのでしょう？？
勿論……郵政議員とかってふざけた連中が甘い汁を吸っている事実は看過出来ない弊害ですし、かんぽの宿等の資金運用の下手くそさも……所詮は官の仕事って感じは拭えませんけれども。。。
……それでも、弱者を切り捨てて良いか？という、ただそれだけを言いたいのです。
資金運用の上達や、利権議員の排除なんかは、別のやり方でも何とかなったのでは？って思う訳です。。。
こんなこと言っていますけれど、民主党のやろうとしていることとは、どうも郵便サービスの回復ではなく、利権議員の復活なので、全く欠片も評価するつもりはありませんけれども。。。
ついでに語ると。。。
私が他にも国営化すべきと思う業種は幾つもあります。
まず、ＪＲやＡＮＡを始めとする航空、鉄道会社。
何故民営化がダメかと言うと……これは下手したら人間が死ぬからです。
尼崎での脱線事故。
あれは、コスト競争を突き詰めた結果のストレスが、暴走を招いた事故です。
似たような、コスト競争故の事故は当然のように起こり得る事態です。
ただ、それが……人命に関わるならば、コストパフォーマンスばかりを見ずに、安全側で動こうとする。それくらい、利用者の方も考えるべき……なのですけれども。。。
最近、高い安いばっかりで、どうも安全面とかは事故が起こってから……って印象が強いんですよね。。。
そして、もう一つ。。。
私は医者……特に産婦人科は国営化するべきだと思っております。
まず、理由の一つに……出生率の低下の原因に、産婦人科医の減少があるからです。
それほど、お産ってのは事故の多い……採算の取れない業務です。
そして、普通の手術と違い、扱っている命が二つですし。
何より、出産時の事故は死亡率が高い。それほど、出産というのは危険であり……これほどまでに医療事故が減少してきた現在。
お産は命がけと思う人間は少なくなり、お産で死亡すれば医者の所為って考え方が強くなってきております。
こんな業務……やってられないのが本音なのでしょう。
だからこそ、産婦人科医は減っていっています。
そういう採算の取れない業種をカバーするのが行政です。
このまま産婦人科医の減少が進むなら……産婦人科医を公務員化しなければ、子供も産めない社会になるでしょう。
現に今、既に産婦人科医不足が深刻になってきていると……ちょっと昔にＮＨＫでやっていました。
まぁ、報道を純粋に信じるつもりはありませんけれど、産婦人科医が他の医者と比べて採算が取り難いだろうってのは何となく分かりますから、信じても良いと判断しています。
……ま、グダグダと長く語りましたけれど。。。
民営化民営化って公務員を諸悪の根源みたいに叫ぶのは、まぁ、思想・言論の自由ですけれど。
それで、国民の生活が本当に良くなるのかを考えてこその政治ですよ？
そして、民営化された場合、社会にどういう影響が出るのかを考えた上で、民営化を望む望まないを選ぶのが国民としての義務だと私は思うのですよ。。。
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私は政府を大きくした方が良いという思想の人間ではありますが、民営化自体は別に悪い概念じゃないとは思っております。
何しろ、官というのは速さと緻密さ、斬新さ、経営観念に欠けるという様々な欠点があります。
だからこそ、民営化を進めるべき部門は民営化でも構わないと思うのです。
ですが、ここで一つだけ問題点が。。。
民営化すべき部門とすべきでない部門。
どこで区分けをするべきでしょう？？
……私の意見は簡単で、ずばり人命と生活に直結している部門は民営化すべきではないと思っております。
まず、道路ですね。
道路を民営化した場合、全てが有料道路になります。はっきり言って、生活出来ません。。。
と言うより、田舎みたいな日に数台しか通らない道路は、舗装が痛んでも山が潰れても、誰も直してくれないでしょう。
……だって採算が取れませんからね。。。
同じように、戸籍管理があります。
戸籍なんて管理してても、金になりません。確か、戸籍謄本を一枚購入しても５００円くらい（我が町の場合ですけれど）。。。
ただでさえ使う機会なんて欠片もないような戸籍謄本。
外注したところで、引き受け手なんてないでしょう。
……水道や電気はどうでしょうか？
両方とも生活に直結しておりますけれど。。。
現在、水道は地方自治体が、電気は電力会社が管理しています。（我が町では、ですが）
さて、両方とも採算は取れるでしょうか？？
答えは簡単で、両方とも採算は簡単に取れるでしょう。
取れるような額に引き上げれば良いだけなんですから！！
水なしで生活出来る方、いらっしゃいますか？？
電気なしで生活出来る方は……僅かにはいらっしゃるかもしれませんけれど、少なくともパソコン依存症の私には不可能な芸当です。。。
では、もし……電気会社が最大の利益を求め始め、電気使用量を莫大に引き上げたら？？
……はっきり言って、払うしかありません。
現在は、電力会社が良心的な価格で（実家暮らしな身の上なので、詳しくは知りませんけれども）電気を販売してくれていますから、こうやって電力の無駄遣いとしか言えないような、非生産的なブログ運営なんて出来るのですけれど。。。
要は……経営者の一存に全てがかかっているとも言える状態なのです。
こういう、生活に直結している部位を、一経営者に委ねているという現状が、私はあまり安心して居られる状況だとは思えないのです。
……尤も、政府が電気を握っていれば……もし今現在、民主党政権が自政権反対者の家庭（つまり私みたいな連中）に電力を送らないなんてやらかすことが出来るため、それはそれで危険ですけれども。。。
経営者と政府権力。
どっちが信頼出来るかって話ではありますね。。。
ただ、国民ってのは有権者でして、国家に対する影響力を持っています。
ですが、株式会社に対して利用者は不買運動以外の影響力を持っていません。。。
そういう訳で、不買が許されないような物品……電気や水なんかを民間企業に委ねるってのは私は感心できないのです。。。
そして、今問題の郵便局。
これはどうでしょう？？
私は民営化反対です。
……我が県は正直な話、思いっきり過疎地域です。
私の知っている郵便局は、配達個数が３０戸程度で、詰め所に一人きり。。。
そういう場所もあるのです。
確かに都会ならば、郵便事業でも収益を上げられるでしょう。様々な運送業者が経営をやって居られるのは、収益が上がっているからです。
ですが、葉書や手紙などの普通郵便ってのは……あの額じゃ絶対に利益は出ないでしょう。
特に田舎……山間部は絶対に利益が出ないと断言しても構いません。
そうした場合、どうなるか？？
葉書も手紙も送ってくれません。勿論、私みたいな人間ならばＥメールやら携帯メールやらありますから、それほど不便はないでしょうが……我が祖母辺りは携帯も扱えませんからね。。。
そういう、サービスに格差が発生し、その格差が許容出来ない類のサービスも、やっぱり民営化すべきではないと思うのですよ。。。
ちなみに、ゆうちょは別。
アレは単独で十分に採算が取れる凄まじい事業です。
ただ、今まではこの利益を郵便事業に突っ込むことで、郵便事業を転がしていた訳です。
……だからこそ……郵政民営化を本気で行い、郵政が本気で利益を目指した場合、最初に行うのは郵便業務の完全撤廃だと思うのですけれども。。。
その辺り、分かっていて郵政民営化賛成と言っている方はどれほどいらっしゃるのでしょう？？
勿論……郵政議員とかってふざけた連中が甘い汁を吸っている事実は看過出来ない弊害ですし、かんぽの宿等の資金運用の下手くそさも……所詮は官の仕事って感じは拭えませんけれども。。。
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まず、ＪＲやＡＮＡを始めとする航空、鉄道会社。
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尼崎での脱線事故。
あれは、コスト競争を突き詰めた結果のストレスが、暴走を招いた事故です。
似たような、コスト競争故の事故は当然のように起こり得る事態です。
ただ、それが……人命に関わるならば、コストパフォーマンスばかりを見ずに、安全側で動こうとする。それくらい、利用者の方も考えるべき……なのですけれども。。。
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私は医者……特に産婦人科は国営化するべきだと思っております。
まず、理由の一つに……出生率の低下の原因に、産婦人科医の減少があるからです。
それほど、お産ってのは事故の多い……採算の取れない業務です。
そして、普通の手術と違い、扱っている命が二つですし。
何より、出産時の事故は死亡率が高い。それほど、出産というのは危険であり……これほどまでに医療事故が減少してきた現在。
お産は命がけと思う人間は少なくなり、お産で死亡すれば医者の所為って考え方が強くなってきております。
こんな業務……やってられないのが本音なのでしょう。
だからこそ、産婦人科医は減っていっています。
そういう採算の取れない業種をカバーするのが行政です。
このまま産婦人科医の減少が進むなら……産婦人科医を公務員化しなければ、子供も産めない社会になるでしょう。
現に今、既に産婦人科医不足が深刻になってきていると……ちょっと昔にＮＨＫでやっていました。
まぁ、報道を純粋に信じるつもりはありませんけれど、産婦人科医が他の医者と比べて採算が取り難いだろうってのは何となく分かりますから、信じても良いと判断しています。
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民営化民営化って公務員を諸悪の根源みたいに叫ぶのは、まぁ、思想・言論の自由ですけれど。
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