■2010年04月
■検察審査会に疑問??
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民主・辻氏、検察審査会に疑問=司法制度見直しで議連発足
民主党の「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」(会長・滝実衆院法務委員長)が28日発足し、衆院議員会館で初会合を開いた。議連の事務局長に就任した辻恵副幹事長は、検察審査会がJR西日本の歴代社長や小沢一郎同党幹事長を起訴相当と議決したことを念頭に、「国民の感情で簡単に被告席につけてしまっていいのか」と述べ、審査会のあり方に疑問を呈した。
初会合には、辻氏や陣営幹部が政治資金規正法違反罪で起訴された小林千代美衆院議員ら国会議員約20人のほか、元検事の郷原信郎名城大教授が出席。郷原氏は「検察がわれわれに理解できないような捜査をやって、(捜査が)止まってしまったら、それをあおるような方向でこの制度が使われている」と指摘した。(2010/04/28-18:31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010042800912
……民主党ってのはバカですか??
基本的に裁判を行うってのは疑惑を0%とするか100%とするかの作業を行う行為です。
そして、検察はそれが90%くらいの疑惑だったら証拠品を集めて裁判所に公訴を行います。
これが通常の司法システムです。
ですが、政治が圧力をかける等、犯罪関与が疑わしいというのに検察が公訴を行わない場合……つまり現状のような疑惑が残ったまま社会的に放置されている場合に、民意が後押しする形で公訴が行われる。
それが検察審査会という機関の行動です。
当然ですけれど、審査申立は、告訴者、告発者、事件についての請求をした者、犯罪被害者(被害者死亡の場合は親類)によって行われる訳ですから、この場合は小沢一郎氏に対して告訴・告発を行った方がいらっしゃったのでしょう。
彼らの疑惑を放置して社会不安を残すのを良しとしないためにこそ、検察審査会というのが存在しているのです。
刑事ドラマ等においてアリバイを聴かれたら「俺を犯罪者扱いするのか?」って台詞がありますけれど……あれと似たようなものです。
アリバイ証明は犯罪者扱いするためではなく、本人の犯罪関与を否定するためにこそある訳です。
だから疑惑がある状態で裁判が行われるのは当然です。
むしろ、疑惑が残ったままだというのに捜査が不起訴処分となっていた方がおかしいのです。
勿論、あくまでまだ疑惑段階ですから有罪と決まった訳ではありません。
最高裁判所が無罪判決を行うか、あるいは地方・高等裁判書が無罪判決を下して控訴が行われない場合に初めて無罪が決定するのです。
だからこそ、起訴された程度で国会議員の進退をイチイチ問い正すのは過ちです。
疑惑がある程度の状態でやめていてはキリがありませんから。
何故ならば近代裁判というシステムは「疑わしきは罰せず」という姿勢を貫いております。
有罪と認められるほどしっかりとした証拠がない限りは、有罪判決が出ることはありません。
であればこそ、犯罪関与が疑われたならば、正当に裁判を行った上で無罪判決が出るのを待つ……というのが本来の姿勢。
尤も、人間のやることですから裁判所も絶対ではありませんけれど……それでも裁判所が間違えているなんて前提は考えないのが近代法治国家の暗黙の了解ですからね。。。
裁判結果に従うというのが国会議員として正常な態度だと思うのです。
今の日本の報道機関や民意は起訴されれば有罪と持っていく節が強く……現に民主党は野党時代に起訴された国会議員は辞めるべきだという姿勢を貫いておりました。
それはそれで民主党が党としての意見だと言うのならば構いませんよ??
疑惑のある政治家が国会に残っているのが社会不安を招くというのが党としての意見である場合……党の意見を貫き通す形で、起訴相当とされた小沢一郎氏が政治家を辞するのならば。。。
現在の民主党が問題とされているのは、小沢一郎氏の犯罪関与が疑われるってことよりは遥かに、以前自分たちが発言した内容と現在自分たちが行動している内容に乖離が見られるってところなのですから。。。
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