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■日本は情けない引きこもり国家??

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大前研一「日本は情けない引き籠もり国家、全部若者のせい、日本はどんどん萎んでいく」

世界中をまわっていて今、日本ぐらい元気がない国はない。特に異常だと思うのは、グローバリゼーションの進展に背を向けるような日本人の内向き、引き籠もり現象である。

端的に表れているのは就職戦線で、公務員人気が復活して専門予備校の受講生が急増しているという。
目指すのは公務員や看護師という超安定志向。今の若い世代から世界に雄飛しようという気構えや気概はまったく感じられない。留学生の数は減る一方だし、大手のグローバル企業に就職しても海外に赴任してもいいという社員は1割にも満たないだろう。

社内での上昇志向もない。今の新入社員の目線の高さはせいぜい課長クラスまで。
これ以上責任の重い仕事はやりたくないと考えるのだ。

志や目線が低いから難しい仕事を嫌がる。
今の若い世代は高校時代からバーガーショップやコンビニでアルバイトをしているから、マニュアルでこなすような業務が仕事だと思っている。だから会社に入って創意工夫を求められる仕事に直面すると戸惑うし、上昇志向もないので面倒な仕事を振られると会社を辞めてしまう。

仕事を通じてスキルを身に付け、少しずつ出世の階段を上っていく、という考え方はもはや大半が持ち合わせていない。だから同じパターンで転職を繰り返すのだ。チャレンジ精神もなければ上昇志向もなく、簡単な仕事だけを追い求める。贅沢を言わなければそれで食っていける。いや、夢など持たなければ、それで満足さえするのだ。

若い世代がそうなったのは、やはり親の育て方に大きな問題があると思う。娘がいる母親が将来、子供になってもらいたい職業の第1位は何か。看護師である。理由は安定性と先々、自分の面倒を見てもらえるから。そして、息子になってもらいたい職業は公務員なのだ。こういう親に育てられたら、おおむねリスクを取るような生き方はしなくなるだろう。

戦後半世紀以上が経過して、リスクを取るという発想が日本人の染色体から消えてしまったように思える。

『坂の上の雲』ではないが、戦前の日本人は清国やロシアと戦った。第二次大戦ではアジア大陸の奥地まで進軍し、南はインドネシアの島々まで占領した。
。今の日本人の染色体のどこを探しても、そんな勇気も度胸も見当たらない。民族的な連続性がまるで感じられないのだ。
なぜ日本はこうも情けない引き籠もり国家になり果ててしまったのか。考察を重ねると、一つの社会構造の変化にたどりつく。「少子化」である。

終戦直後の昭和20年代、日本の農民人口は全体の50%以上を占めていた。江戸から明治に引き継いだ時代には8割以上が農家で、多くの世帯は子供が5人も6人もいるような大家族だった。しかも家父長制の時代だから、家は長男が継ぐ。すると二男から下は、どこぞで自分で食い扶持を探さなければならない。

戦前に満州や朝鮮半島に勇躍渡った人たちを見ると、二男から下ばかりで、長男はほとんどいない。ハワイやブラジルに渡った移民の人たちもそうだ。
戦後は戦後で、二男以下が職を求めて東京に出てきた。彼らが創業当時の松下(現パナソニック)やソニーやホンダに入って、後に海外に雄飛する戦略の中核を担ったのである。

今時のビジネスマンは海外赴任を打診されると、断る理由を3つも4つも挙げてくる。一番多いのは「長男だから母親の面倒を見なければならない」。二番目が「家内が仕事をしているから」だ。我々の時代なら張り倒されている。

それでも強引に行かせようとすると、「家族崩壊は会社の責任ですからね」「2年で呼び戻してくださいね」など、捨て台詞を残してしぶしぶ(単身)赴任する。しかし気持ちは日本に向いたままだから、現地の言葉を勉強したり、地元のコミュニティに溶け込む努力もしない。中国辺りだと近いから週末ごとに日本に帰ってくる。

昔の日本人ビジネスマンが現地に骨を埋めるような覚悟で海外に飛び出していったのは、やんちゃな二男、三男が多かったから。食うために自分で道を切り開くのは当然と考えていたし、後顧の憂いもあまりなかったからだ。
今は一人っ子の長男が多いから、親を置いてはいけないという気持ちはわかるし、そういう理屈も通りやすい。親としても長男に離れていってほしくないと考える。だから誰も海外に飛び出そうとしない。

内向き、下向き、後ろ向きという日本の引き籠もりの現状を足し合わせて考えると、今の国力低下の元凶は、高齢化よりも少子化によるエネルギー喪失のほうが大きいのではないかと思う。

これで食い詰めている状況なら、自分で生きるために動き出すしかないのだが、親は金を持っているし、500円のコンビニ弁当でそれなりに腹が満たせる環境だから、危機感は薄い。かくして30過ぎても親掛かりのパウチっ子が大量増殖したのだ。

中国は国策として「一人っ子政策」を進めてきた。一人っ子政策の先頭を走っているのが今の30代。今後は少子化問題が懸念されるといわれるが、「上に政策あれば下に対策あり」という国だから、現実は農家の戸籍を借りたりしながら2人3人と子供をつくっていたのが実情だ。

しかし、日本の場合は、何もしないのに一人っ子ばかりになってしまった。今や日本の最大の世帯は、「単身者」「シングル」である。かつては20代後半までには結婚して子供を生み、4人家族というのが平均的な家庭だった。

今は晩婚だから20代から30代にかけてはまだ独身、30代から40代にかけては離婚して1人に、50代、60代以降は定年離婚や熟年離婚、死に別れて1人と、あらゆるセグメントで単身者が一番多い。

少子化という社会現象が日本経済、企業社会に与える影響は思っている以上に大きい。消費を喚起できないのも、企業の活力が落ち込んでいるのも、不景気の一言では片付けられない。少子化をとらえたマーケティングや人事政策を行えば、もっと深掘りできるはずだ。そして政治。少子化によるエネルギー喪失を埋め合わせる方策を、真剣かつ早急に考えて打ち出さなければ、人口構造的にリスクテイカーのいないこの国は(そして企業も、家庭も)どんどん萎んでいくだろう。



実に面白いことを書いていたので、紹介します。
流石にちょっと長すぎたため、多少カットしていますけれど、それでも長すぎますね、コレ。。。

何というか……突込みどころ満載
言っていることは間違えていないのかも知れませんけれど、何というか、多々間違っている感あり。。。

まず、最初に。
公務員人気が高いのは、リストラという背景がある以上、どの大企業においても人生を預けるに安心出来ないという事情があります。
そもそも、リストラという制度があると言うのに、日本では新入社員以外の採用が少ない。
つまり、一度首を斬られたら復活し辛い社会システム。だと言うのにリストラの恐怖は付きまとう。
ならば、リストラのない公務員を目指そうとするのは自明の理。
それを覇気がないから?
そういう問題じゃないでしょう。
責任を負いたくないのも同じ。
解雇という絶対的恐怖が背景にあって、責任を負おうと思う人間が何処に居ますか?
マスメディアがリストラ=人生の終わりみたいなドラマを垂れ流した結果、リストラへの恐怖は日本人の潜在意識にしっかりと刻み込まれ、生活を……人生を続けたい人間は責任を回避しようとするのです。

まぁ、社会不安というのが潜在的に広がりすぎ、未来に希望を持てない人間は常に保身を考えるでしょう。
……それと同じ。
賭けに勝った時の利益がしっかりと見えなければ、人間は賭け金を払おうとすら思いません。
特に日本人は堅実で……配当金すら分からない博打に身を費やそうという人間はほぼ居ないのでしょうね。。。


それと、日本人が海外に行きたくないのは、単に日本が素晴らしく、他の国家とは比べ物にならないから……という結論が出ないのはどうしてでしょう??
確かに日本人は出不精です。それは認めます。
私自身、今でも台湾の桜並木くらいは見に行きたいと思いますけれど、以前行きたいと思っていた様々な観光地……万里の長城とかはその国家の実情を知るにつれ、行きたいくはなくなってしまいました。
いや、真面目に。。。

基本的に日本人ってのはリスクを避ける傾向が強いのでしょう。
元々農耕民族です。確実で堅実な積み重ねを重んじるのは民族性以外の何でもないでしょう。
観光して気分良くなるというメリットに、命を賭けられる日本人ってのはよほど奇特な人物でしょう。
少なくとも……私には無理です。

と言うか、海外に進出する行為は、それほど素晴らしいのでしょうか??
勿論、ずっと国内に閉じこもりっぱなしで鎖国を行えば、周囲の文明についていけなくなるのは当然です。
ですが、現状のように海外から様々なものを取り入れ、同時に吐き出し……交流は続いているのです。
ならばこそ、無理に海外に飛び出そうとする行為に何の意味があるのでしょう。

少なくとも中華人民共和国の人間が、海外に出て各地の現地人と摩擦を引き起こしている現状を考えると……
国内の人間は国内で消化する。
交流はあくまで経済的理由や政治的理由に逼迫させられた訳ではなく、個人意志で行う。

それこそが最も世界平和に近い人口分布ではないかと思うのですよ。。。


結局のところ。
同じ内容で同じものを見たとしても、私と大前研一氏とでは此処まで見解が変わります。
私は国内生活肯定派。大前氏は国内生活否定派なのでしょう。

そして、日本人に今足りてないのは自信です。
将来への希望です。
リスクを犯してでも手に入れたいと思うほどの輝ける未来なのです。

その点は私と大前氏も同じ意見だと思います。

ならばこそ……現状の日本を素直に受け止めた上で、良いところを並べ……日本の未来に期待を持たせなければならないのではないでしょうか??
徒に現状の日本の問題点を並べ挙げ、未来への希望を失わせたところで、日本が良くなる可能性はゼロです。


人にやる気を出させる方法は大きく分けて五つあります。
その中の三つ、欲望を喚起する、競わせる、恐怖で突き動かす……は、置いておいて。
後の二つ……褒める叱るという手段があります。
褒めるのは、相手が何が良いかを分かって居ない時。
叱るのは、相手が何が悪いのかを分かって居ない時。

それぞれの時に行うべき行為です。

現在の日本人は、未来への希望が持てず、自信を喪失しております。
つまり、日本の短所は毎日毎日聞かされて良く分かっているのです。だからこそ、自信を失っているのです。
なら、ここで日本の短所を責めて……叱ったところで何の意味があるのでしょう。

今の日本に最も必要なのは、長所を認め、過去の歴史を認め……今の何が良いか。何を伸ばしたら良いかという指針を日本人全てに教え込むことだと思うのです。

大前氏の理論が間違っているとは言いません。
ですが、弱気になっている人間を叱り飛ばして動かそうとするそのやり方は、多分、逆効果です。


今、日本の未来を憂いた上で為すべきことは……多分、日本を褒め、認め、素晴らしい・とてつもない国家だと日本人全てが認識することだと私は思うのですよ。。。


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