■2011年12月
■面白い論文を見つけました。
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牛肉自由化の問題点を語ろうと思って調べていた訳ですが。
TPPの問題は、たかが牛肉の一品目であれだけの騒ぎになったのに、それが幾多もの品目に範囲が広がるTPPは大丈夫か?って趣旨なんですけどね。
現在、食料品にかかっている関税はものすごく広範囲に及んでおり、それらが一気に解放されるとなると……
ついでに言うと。
最長で関税撤廃を10年かけてゆっくりと下げるという話もあるそうですが。
アメリカやオーストラリア……農作物を売りたい国が多々あるというのに、そんなのを飲んでくれるでしょうか??
そしてその交渉の矢面に立つのは民主党政権ですよ??
んなもの、相手は即時全撤廃を求めてくるに決まってます。
勿論、飲む飲まないは交渉次第でしょうけれど、それを今の政権に期待出来ますか??
しかも、一対一でもヤバいというのに、多対一の状況で。。。
どんなに頑張っても守れるのは米くらいで……それも自由化を出来るだけ先延ばしにする……米韓FTAと同じ結末になるでしょう。
ちなみに私は、米の関税を10年間段階的に引き下げるという条件すら、怪しいと思ってます。
現に早くも、アメリカはコメの関税撤廃を求めてきておりますし。。。
まぁ、まだこんなのは牽制程度でしょうけれど。
そして。
牛肉の自由化によって、牛肉が多く安価に食卓に並ぶようになったということですが。
http://ci.nii.ac.jp/els/110000976728.pdf?id=ART0001150122&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1324028067&cp=
長いので結論部分を述べますと。
牛肉自由化によっての影響は四つある。
1.部分肉の価格低下。
2.枝肉価格の低下。
3.子牛価格の低下。
4.輸入牛肉の販売経路の多元化。
そして、その他の特徴として、卸売価格の販売低下が見られるにも関わらず、小売価格の目立った低下は見られていないということである。
さぁ、本当にその牛肉は自由化によって安価に手元に運ばれているのでしょうか??
あ、勿論、流通量が増えたのは間違いありません。
事実、私の記憶にも自由化以降、牛肉が食卓に上る機会が増えたのは間違いありません。
ま、うちで食べるのは国産牛ばっかりで、アメリカ産牛肉が口に入ることはほぼないのですが。
(食べ放題の焼肉屋でたまに食べると、酷く薬品臭くてあまり好きじゃないんですよね、オーストラリア産はもうちょいとマシですが。その店のが酷いだけかもしれませんけれども)
しかし、このレポートを読む限り、そして中の資料を読む限り、小売価格に差はないのです。
つまり……単純に牛肉を食べる習慣が増えただけ……では、ないでしょうか??
あ、外食する場合は別ね。
アメリカ産牛肉を提供するハンバーガーや焼肉屋などは安価に仕入れることが出来、商売が上手くいったことでしょう。
末端価格がどれほど変動したかは分かりませんが。
企業利益になったのは間違いないと思いますよ??
だって仕入れ価格が安価になった訳ですからね~。
結局のところ。
TPPの問題点のいくつかは完全にTPPそのものの問題ではなく、国内問題そのものかもしれません。
まず、民主党政権と我が国の交渉力の欠如。
デフレによって浮いた労働力を向かわせる先がない現状。
流通の煩雑化によって小売価格低下の恩恵を受けられない国民。
失業者に対するセーフティネットなど。
そもそも、TPPをやるにしても、こういう国内問題をまず解決してからすべき……なのでしょうね~。
色々調べまわった結果、TPPは労働力余剰気味の国家には向かず、同等の経済規模の供給力不足の国がある場合には素晴らしい政策なのだ、という結論に達します。
正確には、TPPの恩恵を最大限に生かすにはそういう条件になる……かな?
「今の」日本に向いているかと言われると……やはり首を傾げざるを得ない訳ですが。。。
修正。
指摘のあった通り、論文の年度が酷く古いものだと気付きました。
風呂場でブログ文章を脳内で読み返し(大体一晩は覚えてます)、論文の年度を確認してなかった……と思いついた矢先で、情けない限りです。
しかし、吐いた唾は飲めず、一度表に出した発言は消えることはないので、この文章は残しておきますけれど。

それにしても、その小売価格を見て再度思ったのですけれど。
日本人って本当に円高の恩恵、全く受けてないんですね。。。
というそうですが、この小売価格を見る限り……2002年と2007年はほぼ同じ価格です。
生鮮肉はBSEで価格が跳ね上がってますから無視しますけれど。
関税が減れば値下げするのに、円高は無視されているという事実。
どうも消費者が問題にすべきは、関税などよりも遥かにその構造の方だという気がしてきました。。。
無論、生産農家にとってはそっちの方が良い訳ですが。。。
さて、原油価格にしろその他の海外輸入品にしろ……どういうからくりなのでしょうね~。
本記事に1クリックの価値くらいは見出せたって方は、ブログランキングよろしくお願いします。
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TPPの問題は、たかが牛肉の一品目であれだけの騒ぎになったのに、それが幾多もの品目に範囲が広がるTPPは大丈夫か?って趣旨なんですけどね。
現在、食料品にかかっている関税はものすごく広範囲に及んでおり、それらが一気に解放されるとなると……
ついでに言うと。
最長で関税撤廃を10年かけてゆっくりと下げるという話もあるそうですが。
アメリカやオーストラリア……農作物を売りたい国が多々あるというのに、そんなのを飲んでくれるでしょうか??
そしてその交渉の矢面に立つのは民主党政権ですよ??
んなもの、相手は即時全撤廃を求めてくるに決まってます。
勿論、飲む飲まないは交渉次第でしょうけれど、それを今の政権に期待出来ますか??
しかも、一対一でもヤバいというのに、多対一の状況で。。。
どんなに頑張っても守れるのは米くらいで……それも自由化を出来るだけ先延ばしにする……米韓FTAと同じ結末になるでしょう。
ちなみに私は、米の関税を10年間段階的に引き下げるという条件すら、怪しいと思ってます。
現に早くも、アメリカはコメの関税撤廃を求めてきておりますし。。。
まぁ、まだこんなのは牽制程度でしょうけれど。
牛肉の自由化によって、牛肉が多く安価に食卓に並ぶようになったということですが。
http://ci.nii.ac.jp/els/110000976728.pdf?id=ART0001150122&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1324028067&cp=
長いので結論部分を述べますと。
牛肉自由化によっての影響は四つある。
1.部分肉の価格低下。
2.枝肉価格の低下。
3.子牛価格の低下。
4.輸入牛肉の販売経路の多元化。
そして、その他の特徴として、卸売価格の販売低下が見られるにも関わらず、小売価格の目立った低下は見られていないということである。
さぁ、本当にその牛肉は自由化によって安価に手元に運ばれているのでしょうか??
あ、勿論、流通量が増えたのは間違いありません。
事実、私の記憶にも自由化以降、牛肉が食卓に上る機会が増えたのは間違いありません。
ま、うちで食べるのは国産牛ばっかりで、アメリカ産牛肉が口に入ることはほぼないのですが。
(食べ放題の焼肉屋でたまに食べると、酷く薬品臭くてあまり好きじゃないんですよね、オーストラリア産はもうちょいとマシですが。その店のが酷いだけかもしれませんけれども)
つまり……単純に牛肉を食べる習慣が増えただけ……では、ないでしょうか??
アメリカ産牛肉を提供するハンバーガーや焼肉屋などは安価に仕入れることが出来、商売が上手くいったことでしょう。
末端価格がどれほど変動したかは分かりませんが。
企業利益になったのは間違いないと思いますよ??
だって仕入れ価格が安価になった訳ですからね~。
結局のところ。
TPPの問題点のいくつかは完全にTPPそのものの問題ではなく、国内問題そのものかもしれません。
まず、民主党政権と我が国の交渉力の欠如。
デフレによって浮いた労働力を向かわせる先がない現状。
失業者に対するセーフティネットなど。
そもそも、TPPをやるにしても、こういう国内問題をまず解決してからすべき……なのでしょうね~。
色々調べまわった結果、TPPは労働力余剰気味の国家には向かず、同等の経済規模の供給力不足の国がある場合には素晴らしい政策なのだ、という結論に達します。
正確には、TPPの恩恵を最大限に生かすにはそういう条件になる……かな?
「今の」日本に向いているかと言われると……やはり首を傾げざるを得ない訳ですが。。。
修正。
指摘のあった通り、論文の年度が酷く古いものだと気付きました。
風呂場でブログ文章を脳内で読み返し(大体一晩は覚えてます)、論文の年度を確認してなかった……と思いついた矢先で、情けない限りです。
しかし、吐いた唾は飲めず、一度表に出した発言は消えることはないので、この文章は残しておきますけれど。

それにしても、その小売価格を見て再度思ったのですけれど。
日本人って本当に円高の恩恵、全く受けてないんですね。。。
2002年初頭までには1ドル=130円台まで値を下げた。
2007年12月18日は1ドル=87円台まで上昇した。
というそうですが、この小売価格を見る限り……2002年と2007年はほぼ同じ価格です。
生鮮肉はBSEで価格が跳ね上がってますから無視しますけれど。
関税が減れば値下げするのに、円高は無視されているという事実。
どうも消費者が問題にすべきは、関税などよりも遥かにその構造の方だという気がしてきました。。。
無論、生産農家にとってはそっちの方が良い訳ですが。。。
さて、原油価格にしろその他の海外輸入品にしろ……どういうからくりなのでしょうね~。
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