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■日独友好??

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何か変な法案で麻生氏が責められていたので、個人的に思ったことを連ねます。
そもそも、日独交流百五十周年に当たり日独友好関係の増進に関する決議って何じゃらほい……ってことで検索してみました。

日独交流百五十周年に当たり日独友好関係の増進に関する決議 (第一七七回、決議第五号)


 今から百五十年前の一八六一年、我が国は日・プロイセン修好通商条約に調印し、日本とドイツの前身であるプロイセンとの間に公式な関係が樹立された。
 一八七一年にプロイセンを中心に統一を達成したドイツは、我が国が近代化に当たり模範とした国の一つであり、日独両国はお互いに影響を及ぼし合いながら、友好関係を築いてきた。
 両国は、第一次世界大戦で敵対したものの、先の大戦においては、一九四〇年に日独伊三国同盟を結び、同盟国となった。その後、各国と戦争状態に入り、多大な迷惑をかけるに至り、両国も多くの犠牲を払った。
 しかし、両国は奇跡の経済復興を遂げ、同時に戦争への反省に立ち、今日、自由、民主主義、人権の尊重という基本的な価値観を分かち合いつつ、世界の平和と繁栄のために緊密に協力している。さらに、両国の国民は、相互の文化と価値観に対する尊敬の念を基礎に、広範多岐にわたる交流を着実に進めている。
 本院は、日独交流百五十周年に当たるこの機会に、今後とも我が国は、信頼関係に基づくパートナーであるドイツと共に、国際平和の実現に向けて最大限の努力を継続する所存であることを、ここに銘記する。
 右決議する。


http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/topics/ketugi110422(3)-1.html


というものです。
では、自民党の十名ほどの議員は何に反対したのでしょうか??


日独友好関係増進決議:共同提案の自民「事実誤認」

 ◇荒れる衆院、造反・抗議・退席
 衆院は22日の本会議で、1861年のドイツ(当時はプロイセン)との修好通商条約締結から150周年を記念した「日独友好関係増進決議」を与党などの賛成多数で採択した。しかし、共同提案した自民党で一部議員が採決直前に「事実誤認がある」と反発。安倍晋三、麻生太郎両元首相を含む約40人が棄権し、議場で反対する議員も出た。

 問題になったのは、第二次世界大戦について「両国は1940年に日独伊三国同盟を結び各国と戦争状態に入り、多大な迷惑をかけた」という部分。衆院本会議に先立つ自民党代議士会で「39年にドイツのポーランド侵攻が始まっており、(三国同盟が発端というのは)間違いだ」などと批判が相次ぎ、石原伸晃幹事長が「各自の判断で採決に臨んでほしい」とその場を収めた。

 民主党の安住淳国対委員長は記者会見で「会派として合意したのに、直前にああいう対応をするのは見苦しい。反省してほしい」と自民党を批判。一方、自民党の逢沢一郎国対委員長は会見で「執行部として重く受け止めなければならない」と神妙に語った。

 共産、社民両党は原案にあった「侵略行為」との文言が削除されたため反対。たちあがれ日本は自虐的すぎると反対した。【中山裕司】


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110423ddm005010156000c.html




あくまで私は自民党支持者ではなくて、麻生氏の政策のファン程度ですし、歴史問題に関して多大なる知識を持った有識者という訳でもありません。
ありませんが……この決議に反対したくなる理由は分かります。

まず第一に、日本とドイツでは過去の戦争に対する姿勢が違うということです。

日本:近隣諸国へ侵略行為を行って多大なる迷惑をかけた。
独逸:ドイツ国民はナチス党に騙された被害者だが、同じドイツ国民の起こした戦争虐殺行為による被害は賠償金を支払うことにする。


こういうものです。
つまり、ドイツは公式には第二次世界大戦に対する謝罪は行っておりません。
ドイツ国民はあくまでもナチスとヒトラーに騙された被害者……というスタンスなのです。
たまにこの認識を持たずにドイツを見習って日本も戦争被害者への個別賠償を行うべきだ……という声がありますが、日本の場合は個別賠償しようにも近隣諸国(満州や朝鮮半島)に残したインフラが残っており、それらの資産と相殺するという形を取ることにして各国へ賠償を行い、それらは完済しているのです。

日本は戦争で近隣諸国に迷惑をかけた……それに対する謝罪をしているからそれで良いでしょう。
しかしドイツはあくまでもナチス党による被害者というスタンスです。
それを両国ともに同じ立場に押し付けるというのは……
ぶっちゃけて言いますと、第二次世界大戦時にドイツの支配下にあった諸国からドイツが賠償請求を喰らってもおかしくない……そういう決議となってしまいます。

Second_world_war_europe_1941-1942_map_ena.jpg

現在のEU諸国殆どですね。
ちなみにこれらのEU諸国。
現在はドイツを始めとする貿易赤字が積もり積もって凄まじいことになっております。
デモというか暴動というか……凄まじい状況ですよね。


下手にデモを起こしている国民がEU屈指の黒字国の財産……つまり言いがかりでも何でもドイツによる賠償を求め始めると、恐らくそれに反発したドイツがまたしても戦争を起こしかねない……そういう事態に達します。
勿論、コレはあくまでも最悪の想定です。
それでも、やっぱり日本からそういう事態を招きかねない決議を行うのは間違っていると思いますし、日本の価値観をドイツに押し付けるのは間違っていると思うのです。

そもそも侵略が悪という国際的な法が決められたのは、1974年12月14日の国連総会決議3314により現代国際法上の侵略の定義によって初めて定まった訳です。
当時の法律にない出来事に対し、遡及法を用いて謝罪を行う/賠償を行うという理念事態、法治国家では考えられません。
日本の謝罪もそう考えると無茶苦茶なものだと言えるでしょう。
ちなみに日本が何故侵略国家として謝罪しなければならないかというと、村山談話によって侵略の罪を自ら認めたから……当時侵略行為は罪ではなかったにも関わらず……なのですね。
(だからこそ、一部の有識者の間では村山内閣が戦後最悪の売国奴と呼ばれているのは、そういう理由からです。)
ドイツを日本の自虐史観に巻き込むなというのは、そういうことです。
当時罪ではなかった侵略行為に謝罪するというのは、論外なのです。
特に謝罪=賠償となってしまう西洋人的感覚においては。

人道的とか道徳的なことを語るつもりはありません。
それは日本人的な感覚でしかないからです。
西洋的道徳では、謝罪=非を認め賠償を行う、ですから。。。

どっちが正しくてどっちが間違っているとは言えません。
日本人的には侵略は悪であり昔のことでも悪いことは悪い……という感覚が一般的かもしれませんが、西洋の道徳ではそれは間違いですからね。。。


同時に、事実誤認というのもそうでしょう。
日本が戦争を行ったのは、ハルノートという無茶苦茶な条項を叩きつけられたからであり、ドイツが戦争に至った理由もまた別にある筈なのですから。
というよりも、そういう切り口からこの決議の改定を行おうとしたのが自民党議員たちの思惑だったのではないでしょうか??
それを民主党が、議論すらも行わないままにまたしても強行採決を行おうとし……というのが目に浮かぶようです。
実際、どういう決議をしていたかは見ていませんが。。。
というか、そうやって自民公で共同提出した法案にしては、妙に荒れてますよね??
事前の根回しというか、日独友好決議を出す……という名目だけで同意を取り、決議内容は全く協議していなかったのではないか?
と、私は推測します。
それを自民党ばかりが悪いかのような論調で語るのはどうかと思うのです。


これが、今回の決議に対する私の意見です。

何よりも言いたいのは、日本の道徳的正義と西洋の道徳的正義は違う……という一点でしょう。
これは中国・韓国などへの対応も同じ傾向が見受けられますが。
国が違えば風習も道徳も正義も違います。
それを全く認めずに、自分なりの正義ばかりを押し通し、押し付ける。
それは、差別的行為となんら変わりはありません。

だからといって中国の中華思想や侵略・虐殺の肯定を認める訳にもいかず……そのあたりは国際法を適用していくしかないのでしょうけれど。


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