■2010年07月
■2010参院選考察。
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という訳で、一日ぐっすりと眠るだけ眠った後、今回の参院選について考察をしてみました。
そもそも、今回の選挙で自民党の勝利と言っていますけれど、それは本当なのでしょうか??
確かに議席数では自民党の方が多く獲得しております。

自民党51に対し、民主党が44でしかない訳ですから、勝利には違いないでしょう。
ですが、コレをご覧下さい。
まず、選挙区制……つまり各地域での結果です。

自民39に対し、民主が28……かなりの勝率であると言えるでしょう。
なお、一人しか候補者を出していない場所であれば……

こうなりますから、自民21対民主8……2倍以上の大差をもって自民党の圧勝と言わざるを得ません。
まぁ、私の選挙区は民主が勝利したみたいですけれど。。。
この状況から考えると……自民党の候補者の方が、民主党の候補者を政治における信頼という点では上回っていると言えるでしょう。
つまり、個々の政治家のレベルという意味では、自民党は民主党を遥かに上回っているのです。
ですが……比例区の結果を見てみましょう。

自民12、民主16、みんなが7で、公明6、共産3……後のは置いておいて、国民新党が0。。。
この数字こそ、党としてのブランドイメージでは、自民党が民主党に敗北しているという証拠でもあります。
それは鳩山元首相辞任という選挙戦略が当たったことでもあるでしょうし、宮崎口蹄疫の状況を無視して選挙活動に没頭した民主党の選挙戦略の結果ということもあるでしょう。
もしかしたら、子供手当てという武器による民主党への得票が有利に働いたのかもしれません。
ただ一つ、この選挙結果は……未だに自民党というブランドイメージは未だに回復し切って居ないことを現しております。
そもそもの選挙結果の得票数をご覧下さい。
民主党:◇全得票数 :18,450,140
◇政党名得票:14,433,171
◇個人名得票: 4,016,969
自民党:◇全得票数 :14,071,670
◇政党名得票:10,657,166
◇個人名得票: 3,414,505
……この状況を考えてみると、自民党と民主党の個人得票数は1~2割の差でしかないのに対し、政党別得票数は4割ほどの差がついております。
つまり政党としてのイメージならば、未だに自民党は民主党よりも劣っているのです。
これは、当たり前ながら自民党が大き過ぎることも、過去の政治を延々と担当してきたことも、全ての政治の汚名を被っていることも理由なのでしょうけれど。。。
つまり、未だに自民党は安穏とはしていられないのです。
個々の能力差によって今回の参院選は確かに勝利しました。
ですが、勝って兜の緒を締めよ。
未だに党としてのイメージでは民主党に負けております。
自民党の勝利を決定付かせ、最低でも民主党が色々と訳の分からない法案を通そうとするのを阻むためには、まだまだ精進が必要だということなのです。。。
加えまして。
国民新党が議席を獲得できなかったのは、政策が完全に異なる与党に組み込まれた結果でしょう。
個人的には彼らの与党の暴走を防ぐストッパーとしての役割は評価できると思うのですけれど、あまり世間受け出来る立ち位置ではありませんね。
どう考えても汚れ役ですし。。。
みんなの党は、あまり良く知らないのですけれど、それほど実績もない彼らがここまで上昇してしまったというのは、未だにマスメディアの影響力が強い証かもしれません。
そもそも……
◇政党名得票 7,229,391
◇個人名得票 714,259
この極端な政党への票と個人への票を見る限りでは、彼らに政治家としてのイメージを託して投票した訳ではなく、第三極というイメージに投票した人間が多かったことを表しているのではないでしょうか??
共産は……まぁ、哀れ。
前回の衆議院選挙で、自民党に制裁を下すために票を分割せず、各地の候補を下げたのがそもそもの誤り。。。
彼らに最も期待されているのは、確固とした自民党政権下において、労働者の人権や最低保障を無視した自由主義へと暴走するのを防ぐ役割だった筈です。
それを、自民党に制裁を下すためという理由で、民主党に与するような真似をしたばかりに、民主党政権が成立してしまいました(あくまで理由の一端でしかありませんけれど)。。。
そして、民主党政権になってどうなったか??
現状の政治に異を唱える人間が全て、自民党へと走ったのです。
今まで自民党の政権下でも、自民党に建設的な異を唱えるため……つまり議会政治のバランスを求める人間達が共産党に投票していた訳ですけれど……今回は、その票が全て自民党に走ったのでしょうね。
だって、現状で民主党が過半数を取ればどういう事態になるか、そういうバランス選挙を求める人間が分からない訳がありません。。。
……こうして、共産党は大幅に議員を失ってしまったという訳です。
と言うか、共産主義ってのは自由主義への対抗勢力ですから、彼らは自由主義の申し子たる自由民主党が居ないと存在感を発揮できないんじゃないでしょうか??
……しかし、イマイチこの比例区という選挙システムは納得が行きません。
各党における、当選した個人の最低得票数を挙げてみますと。。。
民主党:100,932
自民党:108,258
みんな: 37,191
公明党:457,700
たち日:117,636
社民党:130,746
改 革: 65,250
共産党: 43,897
そして未だに未練の三橋貴明氏:42,246票。。。
……確かにそういうシステムなのは理解しておりますし、選挙結果にケチをつける気もありません。
ですが、何となく納得できない気がするのは、私だけでしょうかね??
特に、みんなの党!!
と、まぁ、最後に個人的な意見をつらつらと述べましたけれど、これが今回の選挙結果に対する私の考察です。
基本的に勝利したと言われている自民党には辛めの評価ですね。
私という個人の立ち位置、強きを挫く……ってのが基本ですから。
勿論、現与党に対しても今までと同様の立ち位置を貫かせて貰いますけれども。。。
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そもそも、今回の選挙で自民党の勝利と言っていますけれど、それは本当なのでしょうか??
確かに議席数では自民党の方が多く獲得しております。

自民党51に対し、民主党が44でしかない訳ですから、勝利には違いないでしょう。
ですが、コレをご覧下さい。
まず、選挙区制……つまり各地域での結果です。

自民39に対し、民主が28……かなりの勝率であると言えるでしょう。
なお、一人しか候補者を出していない場所であれば……

こうなりますから、自民21対民主8……2倍以上の大差をもって自民党の圧勝と言わざるを得ません。
まぁ、私の選挙区は民主が勝利したみたいですけれど。。。
この状況から考えると……自民党の候補者の方が、民主党の候補者を政治における信頼という点では上回っていると言えるでしょう。
つまり、個々の政治家のレベルという意味では、自民党は民主党を遥かに上回っているのです。
ですが……比例区の結果を見てみましょう。

自民12、民主16、みんなが7で、公明6、共産3……後のは置いておいて、国民新党が0。。。
この数字こそ、党としてのブランドイメージでは、自民党が民主党に敗北しているという証拠でもあります。
それは鳩山元首相辞任という選挙戦略が当たったことでもあるでしょうし、宮崎口蹄疫の状況を無視して選挙活動に没頭した民主党の選挙戦略の結果ということもあるでしょう。
もしかしたら、子供手当てという武器による民主党への得票が有利に働いたのかもしれません。
ただ一つ、この選挙結果は……未だに自民党というブランドイメージは未だに回復し切って居ないことを現しております。
そもそもの選挙結果の得票数をご覧下さい。
民主党:◇全得票数 :18,450,140
◇政党名得票:14,433,171
◇個人名得票: 4,016,969
自民党:◇全得票数 :14,071,670
◇政党名得票:10,657,166
◇個人名得票: 3,414,505
……この状況を考えてみると、自民党と民主党の個人得票数は1~2割の差でしかないのに対し、政党別得票数は4割ほどの差がついております。
つまり政党としてのイメージならば、未だに自民党は民主党よりも劣っているのです。
これは、当たり前ながら自民党が大き過ぎることも、過去の政治を延々と担当してきたことも、全ての政治の汚名を被っていることも理由なのでしょうけれど。。。
つまり、未だに自民党は安穏とはしていられないのです。
個々の能力差によって今回の参院選は確かに勝利しました。
ですが、勝って兜の緒を締めよ。
未だに党としてのイメージでは民主党に負けております。
自民党の勝利を決定付かせ、最低でも民主党が色々と訳の分からない法案を通そうとするのを阻むためには、まだまだ精進が必要だということなのです。。。
加えまして。
国民新党が議席を獲得できなかったのは、政策が完全に異なる与党に組み込まれた結果でしょう。
個人的には彼らの与党の暴走を防ぐストッパーとしての役割は評価できると思うのですけれど、あまり世間受け出来る立ち位置ではありませんね。
どう考えても汚れ役ですし。。。
みんなの党は、あまり良く知らないのですけれど、それほど実績もない彼らがここまで上昇してしまったというのは、未だにマスメディアの影響力が強い証かもしれません。
そもそも……
◇政党名得票 7,229,391
◇個人名得票 714,259
この極端な政党への票と個人への票を見る限りでは、彼らに政治家としてのイメージを託して投票した訳ではなく、第三極というイメージに投票した人間が多かったことを表しているのではないでしょうか??
共産は……まぁ、哀れ。
前回の衆議院選挙で、自民党に制裁を下すために票を分割せず、各地の候補を下げたのがそもそもの誤り。。。
彼らに最も期待されているのは、確固とした自民党政権下において、労働者の人権や最低保障を無視した自由主義へと暴走するのを防ぐ役割だった筈です。
それを、自民党に制裁を下すためという理由で、民主党に与するような真似をしたばかりに、民主党政権が成立してしまいました(あくまで理由の一端でしかありませんけれど)。。。
そして、民主党政権になってどうなったか??
現状の政治に異を唱える人間が全て、自民党へと走ったのです。
今まで自民党の政権下でも、自民党に建設的な異を唱えるため……つまり議会政治のバランスを求める人間達が共産党に投票していた訳ですけれど……今回は、その票が全て自民党に走ったのでしょうね。
だって、現状で民主党が過半数を取ればどういう事態になるか、そういうバランス選挙を求める人間が分からない訳がありません。。。
……こうして、共産党は大幅に議員を失ってしまったという訳です。
と言うか、共産主義ってのは自由主義への対抗勢力ですから、彼らは自由主義の申し子たる自由民主党が居ないと存在感を発揮できないんじゃないでしょうか??
……しかし、イマイチこの比例区という選挙システムは納得が行きません。
各党における、当選した個人の最低得票数を挙げてみますと。。。
民主党:100,932
自民党:108,258
みんな: 37,191
公明党:457,700
たち日:117,636
社民党:130,746
改 革: 65,250
共産党: 43,897
そして未だに未練の三橋貴明氏:42,246票。。。
……確かにそういうシステムなのは理解しておりますし、選挙結果にケチをつける気もありません。
ですが、何となく納得できない気がするのは、私だけでしょうかね??
特に、みんなの党!!
と、まぁ、最後に個人的な意見をつらつらと述べましたけれど、これが今回の選挙結果に対する私の考察です。
基本的に勝利したと言われている自民党には辛めの評価ですね。
私という個人の立ち位置、強きを挫く……ってのが基本ですから。
勿論、現与党に対しても今までと同様の立ち位置を貫かせて貰いますけれども。。。
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