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■人権か、戦術か、戦略か。。。

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中国でストライキが大々的に高まっております。
……と、さっきクローズアップ現代でやっておりました。
未だにNHKは歴史関係以外は非常に価値のある報道をするから困ります。。。

……見捨てるに見捨てられない状況。


っと。
それは兎も角。
中国でストライキ。

私個人としましては、この動きは当然のことだと思っております。
そもそも今までの賃金が安すぎました。
そして、その安価な賃金を目当てに各国の企業が進出し過ぎました。

おかげで中国は発展を遂げ、日本ではあり得ないほどの速度で成長しております。

当然ながら、国家が発展すれば様々な商品価値が上がります。
真っ先に人件費が上がり、様々な商品価値が上昇し、先進国との差がどんどん埋まっていきます。
それは当然の出来事でしょう。
物価とは即ち、その商品にどれだけの労力が費やされているか?で決まって来るのです。
(設備や原材料を含みます)
だから、中国が近代化すればするほど、人件費が上がり……様々な商品価値が上昇するのは当然のことなのです。
同じように円高になって原材料費が下がり、デフレで人件費が下がっていく日本で商品価値が下がるのも当然のことなのですね。。。

ただ、それを良しとしなかったのが中国共産党
人件費を安価に保ったまま……つまり労働者を低賃金で搾取したままに、国際競争力を保とうとしておりました。
そのツケが一気に出たのが今回のストライキ騒動。
何故か外資企業ばかりでストライキが起こっているのは、多分、ストライキをして要求を呑んでくれるのが外資企業だけと中国人民が理解しているからなのでしょうけれど。。。


問題はこのストライキ騒動をどう捉えて良いか……です。
短期的な人権思考中期的な戦術思考長期的な戦略思考で捉え方が丸っきり変わり、結論が出ないのです。


短期的な人権思考で話をすると、ストライキは実に歓迎すべき出来事です。
何しろ、今までの中国人民の、労働に対する対価は安すぎました。
私は基本的に労働者・人権寄りの人間……つまり左翼側の人間ですから、労働者が労働に対する対価を受け取るのは当然だと思っております。
むしろ、今までの貨幣価値で利潤を得ようとしていた企業による搾取……即ちブルジョワジーによる搾取が問題だとも思っております。
だから、このストライキ騒動は、例え日本企業が犠牲になっていたとしても、人権的には歓迎すべきだと思うのです。。。


ですが、中期的戦術思考となると話が変わってきます。
何しろストライキを起こしているのが中国人です。
彼らの正義とはお金です。
ただ、お金のみ。
文革によって拝金主義のみが全てという民族に成り下がっている中国人がストライキというモノを覚えたらどうなるか……想像なんてしなくても先が読めます。
労働を全くせずにお金が手に入ると思い込み、ストライキの嵐となるでしょう。
本当にコレは完全なる予定調和です。
必ずそうなります。
運が良ければ中国共産党が天安門事件みたく戦車でやらかして、ストライキの芽が摘まれることもあるでしょうけれど、どうやら中国共産党は外資系企業でのストライキは黙認しているようで。。。
ただ、このまま外資系企業のみにストライキが収まっている訳もないでしょう。
ストライキは必ず中国全土に波及します。
そうなると、各地の企業としては利益なんて見込めなくなり、撤退せざるを得ないでしょう。
何しろ、労働価値がドンドン落ち続けるのに、賃金はドンドン嵩上げしていくのですから。
企業としては損益分岐点に到達してまで中国に居続ける理由なんてありません。
特に外資系企業というのは、所詮余所者。
利益が得られないとなれば、すぐに撤退するでしょう。。。


そうなると困るのは中国人民そのものです。
生産ラインも彼らには単純労働しか期待しておらず、技術力というものを彼らに与えておりません。
そして中国共産党もその状況で国富が稼げるのを良いことに、安寧とその労働状況に満足し、彼らに技術力を供与するような政策を打ち出して来ませんでした。
つまり中国は……漢江の奇跡が訪れなかった韓国になるのです。
あの時代の韓国はパク=チョンヒが日本からの経済協力金という名の賠償金をもって必死にインフラを整備し、経済基礎を築いたからこそ、今でも韓国製品は世界のトップクラスに位置しております。
……ま、今の韓国は技術力を放棄して日本の部品を組み立てているだけの存在でしかないんですけれど、それでもあの当時築き上げた基礎があったからこそ、今の韓国の発展があった訳です。
が、中国にはそれがありません。
基礎を築かないままです。
中国共産党の法律によって、中国から撤退した企業はその設備を中国共産党に奉納しなければならないと決められているらしいのですが。
ただ設備だけ得ても何も出来ません。
結局、物作りに必要なのは確固とした職人による技術力です。
それがないまま、単純労働力だけで発展してきた中国は、技術力の基礎がありません。
この状態で外資が更に安価な労働力を求めて撤退してしまった場合……中国は非常に困ったことになると予測できるのです。
しかも、労働者はストライキの味を占めております。
失業者と需要不足によって一番困ったことになるのは中国人民であるような、そんな未来が想像できるのです。


だけど、長期的戦略で考えると、更に酷い話になります。
太古の昔より、失業者で溢れかえった国家が取る戦略とは一体何があるでしょう??
人間の労働力を大量に用い、新たな労働場所を勝ち取り、尚且つ国内の景気刺激策と成りうる、膨大な国家支出を実現しうる政策。
……即ち、戦争です。
この場合は、侵略戦争ですね。
国内世論の不満も他所へ逸らせるというオマケ付きです。
勿論、戦略的観点から見た場合、中国が侵略する先は……資源があって軍事力に乏しい国家となるでしょうから、タイやマレーシア、カンボジア、ベトナム、インドネシア辺りの東南アジアになるとは思いますけれど。
歴史的な問題から見ると、日本も他人事ではないでしょう。
しかも、中国人の消費良が増加するに従って、世界から食料がドンドン減少していくというオマケ付き。。。
下手すれば、中国対欧米諸国という大航海時代末期の様相になるかもしれません。


つまり、中国の労働条件が改善されると思ってストライキ問題を看過していた場合、確実に中国に失業者が溢れ返り、戦争が起こる……可能性が高いのですよ。。。

人権的に見た場合、さて、何をどのようにすれば良いのでしょう??

個人的に言わせてもらえれば、中国共産党が経済的な観点だけではなく、国家としての総合力を重視し、食料自給率や環境問題、人権問題にもっと力を注ぎ込んでくれることこそ、最も必要なことだと思うのですけれども。。。

勿論、これはあくまで私の勝手な予想でしかありません。
私が危惧する方向へ世界が進まないことを祈るばかりの今日この頃です。。。


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