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■米軍基地解決案考察。

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どうも民主党・鳩山政権では問題解決手法そのものが分かっていなかったようなので、個人的な手法でありますけれど、問題解決の思考方法ってのを提示します。
まぁ、民主党関係者が見ているとは思いませんけれども。
あくまで解決に向けた手法を提示してみるだけですので。
どんな問題でも、解決案自体は一つではありませんし。。。

そもそも、米軍基地問題で撤退か移設か現状維持かという議論が出た場合、県外移設派は県内問題を叫び、撤退派は米軍基地問題を叫び、現状維持派はメリットしか叫ばない。
そういう訳の分からないことになっているのが問題をこじらせるそもそもの原因です。

大体、問題というものは純粋に問題しかないということは少ないのです。
あ~。某半島難民問題は除きますね。
あればっかりは日本人の利点が全く私には見えませんから。
そういう極端な例を除いて、実のところ物事はメリットとデメリットに分かれるのです。

今日は米軍基地問題ですので、米軍基地問題の現状……つまり普天間基地が今抱えている問題を考えさせて貰います。

まず、普天間基地をメリットとデメリットに分けて考えましょう。
分かり易いように階層的な書き方をさせて貰います。


普天間基地問題
0:メリット
0:デメリット


……0:ってのは階層レベルの話です。
エクスプローラーを常用している方ならば、何となく意味が分かるかと思いますが。
では、メリットとデメリットを考え、それを階層レベルで提示します。


普天間基地問題
0:メリット
 1:抑止力
 1:経済的効果
0:デメリット
 1:米軍犯罪
 1:事故
 1:騒音問題


……こんな感じでしょうか?
そもそも鳩山首相は五月末が近づいてきた段階で「抑止力とは何なのか理解していなかった」との発言をしました。
それはつまり、普天間基地の……米軍基地のデメリットばかりを注視し、メリットを一切見ていなかったと言えるでしょう。
早い話が勉強不足なのですけれど。
人間、何らかの問題にぶつかったとき、苦情を言われた場合など、デメリットばかりを見てしまうという悪い傾向がありますけれど、それではデメリットごと物事を解消した場合、あった筈のメリットを消し去ってしまうことにもなるでしょう。
それは、はっきり言いまして、損です。
であるからこそ……メリットを残しつつデメリットを解消することこそ、問題解決手法としては最も効果的と言えるのです。

では、メリット・デメリットをもう少し深く掘り下げていきましょう。
っと。先に断っておきますけれど、抑止力以外は全て地元視点でのメリット・デメリットのつもりです。


普天間基地問題
0:メリット
 1:抑止力
  2:国民の生命と安全が守られる(国家レベル)
  2:軍備が安価で済む(国家レベル)
 1:経済的効果
  2:米軍兵士による出費
  2:地主への借地料
  2:国からの補助金
0:デメリット
 1:米軍犯罪
  2:犯罪の増加
  2:裁判権が日本側にない
  2:米軍の威圧感に対する住民不安
 1:事故
  2:航空機による大規模事故
  2:周辺住民の不安
 1:騒音問題
  2:騒音による住民ストレス
  2:畜産業への悪影響


……こんな感じですか?
勿論、沖縄で住んだことはおろか、旅行したことすらない私ですので、具体的な問題がまだまだ甘いのは事実ですけれど。
さて、今まで普天間基地でやってこれたのは、米軍基地に様々なデメリットがあったとしても……
 1:抑止力
  2:国民の生命と安全が守られる
  2:軍備が安価で済む

という点が国家レベルで見れば非常に有意義だった為です。
だからこそ、これらのメリットを手放すわけにはいかず……地元へ高い借地料を払い、尚且つ沖縄の自治体に対して他と比べても高い補助金を払う……つまり、デメリットを上回るメリットを与えることで不満を誤魔化していた訳です。

20091112081238d47.jpg

こういう沖縄優遇策が取られていたようですね。
ま、これは某サイトから持ってきただけで、私個人レベルでは真偽の憲章は行っておりませんけれど。


ですが……次の写真をご覧下さい。

21-01.jpg

このように、普天間基地周辺に人が集まって来た訳です。
その結果どうなったか??
米軍基地によるデメリットを被る人間の数が増えてしまったのです。

0:デメリット
 1:米軍犯罪
  2:犯罪の増加
  2:裁判権が日本側にない
  2:米軍の威圧感に対する住民不安
 1:事故
  2:航空機による大規模事故
  2:周辺住民の不安
 1:騒音問題
  2:騒音による住民ストレス
  2:畜産業への悪影響


赤字で描かれたところですね。
つまり、皮肉にも米軍基地の経済効果があった故に、米軍基地のデメリットを相殺するための補助金があったが故に、住民が集まってきて……デメリット自体が拡大されてしまった訳です。

だからこそ、自民党は一計を案じます。
国家としては米軍基地のメリットをそのままに、デメリットを削減する方法。
つまり、キャンプシュワブ沿岸への移設です。
ですが……移設には新たに費用がかかる上に、デメリットも人口が減ったことによって低減しただけで全く何の解決にもなっていません。

結局、状況はこうなった訳です。

辺野古移設によって
0:メリット
 1:抑止力
  2:国民の生命と安全が守られる(維持)
  2:軍備が安価で済む(維持)
 1:経済的効果
  2:米軍兵士による出費(微減)
  2:地主への借地料(所有者が変わっただけ)
  2:国からの補助金(維持)

0:デメリット
 1:米軍犯罪
  2:犯罪の増加(周辺人口減少により大幅減)
  2:裁判権が日本側にない
  2:米軍の威圧感に対する住民不安(大幅減)
 1:事故
  2:航空機による大規模事故(人口減少により被害減)
  2:周辺住民の不安(大幅減)
 1:騒音問題
  2:騒音による住民ストレス(大幅減)
  2:畜産業への悪影響(手元資料では不明)
 1:移設による問題
  2:移設費用問題
  2:住民の反対を説得する必要発生
  2:環境への悪影響


青が減少項目、赤が新たに発生した項目です。
……こうして考えてみると、米軍基地を移設する効果自体は確かに有効だというのが分かります。
米軍基地があることによるメリットを生かしつつ、デメリットを削減する訳ですから。
普天間としては基地がなくなることによってデメリットがなくなることによりメリットも失う訳ですから、その辺りの市民感情がどうなっているのか、ちょっと知りたいところではありますけれど。
テレビでも新聞でも、デメリット放送しかしないところが、個人的に気に入りません。
双方の情報を偏り無く放送することによって、私を始めとする一市民意見からも政策に有効な意見が出てくる……かもしれないというのが、自由民主主義最大のメリットなのですから。

それでも、結局のところ……問題の根本的解決にはなっておりません。
移設したところで、米軍基地の経済効果は商売人をあっさりと引き寄せ……普天間周辺で暮らせなくなった人間が追いかけていくのが予想出来ます……折角低減した様々な効果も元に戻るでしょう。
ま、そうやって時間を稼ぐことにより、技術力向上や米軍モラル向上によって様々なデメリットが減っていくのを目指していたのかもしれませんけれど。


実際のところ、米軍基地を撤退しようとすればメリットがなくなります。
つまり、米軍による抑止力が無くなる訳ですから、その代わりとなる抑止力……つまりが自衛隊強化を行わなければなりません。
それにはとてつもなく膨大な金額がかかります。
もし、自衛隊強化をしない場合、中国による沖縄侵攻という最悪のケースが予想される訳ですから、その場合のデメリットを考えると自衛隊強化は安いくらいなんですけれど……米軍基地がある方が経済的には遥かに負担が少ないんですよね。
米軍もアジアに基地を置くというのは非常に戦略上有効な訳で。。。

早い話が、メリットは捨てられないと考えても良いでしょう。
自衛隊そのものの存在が不要と考える日本共産党などは、このメリットを考えることがないでしょうから(戦争は起こらないという前提で彼らは政策を考えています)、確かに撤退論を唱えるでしょう。
ですが、生憎と私は戦争は起こらないという前提に立って政治を考えるのは無理です。
たったのこの百年間で世界大戦が二度も起こっているのです。
もう二度と起こらないという前提に立つのは、人類史が文献として戦争が起こった時代と、戦争が起こらなかった時代が同じ長さになった時だけです。
つまりが、あと2000年間戦争が二度と起こらなければ、戦争なんて二度と起こらないと仮定しても良いでしょう。
でも、現状では無理なので、メリットとしての抑止力は考慮します。

……そうした場合、打つ手は限られてきます。
米軍基地を沖縄に設置し、尚且つデメリットを削除する方法しか取れない訳です。
だからこそ、もう一度デメリットを再検討するのです。

0:デメリット
 1:米軍犯罪
  2:犯罪の増加
  2:裁判権が日本側にない
  2:米軍の威圧感に対する住民不安
 1:事故
  2:航空機による大規模事故
  2:周辺住民の不安
 1:騒音問題
  2:騒音による住民ストレス
  2:畜産業への悪影響

ここから、無くせるものは無くし、減らせるモノは減らす案を考えるのです。
けれど、無くせるというモノは、事実ありません。
犯罪はあってはいけませんけれど、旅行者ですら犯罪を起こすのが現状です。
そして、米軍内の規律自体に日本側から口を出すことは不可能でしょう。
政府を通じて抗議するというのは可能でしょうけれど。。。

だから、これらを減らす策を考えます。
と言っても、そう難しくはありません。

犯罪に関してはそもそも……米軍犯罪を日本で裁けないというのが問題なのです。
裁かれないと思えば、兵士たちは遵法意識が無くなるでしょうし、日本の司法が通用しないことによって住民の不安も拡大されます。
だからこそ、犯罪に関しては……日米地位協定こそが全ての元凶と考えられます。
これは政府間合意ですので、日本側によって何とでも出来る問題であり、新しく費用がかかる問題でもありません。
今すぐにでも手をつけられるのですよ。

事故に関しては、純粋に整備不良が問題でしょう。
どうもアメリカ軍ってのは大雑把というイメージが私にある所為か、そういう勝手な推測をしてしまうのかもしれません。
ですが現実問題としまして、ヘリや航空機は万全の状態であれば飛ぶように出来ています。
……そうでないのならば、兵器としての信頼に関わりますからね。
である以上、日本側から出来ることと言えば……
・米軍側の整備マニュアルの点検、もしくは日本側のマニュアルの情報開示、双方を見比べることによってより良いマニュアル作成を心がけ、その整備員への教育手法まで徹底する。
・事故が生じた場合の責任所在を明確にしておく。
・基地周辺の地図の提供、GPS等によるパイロット負担の軽減等、事故を減らすための協力を惜しまない。

……交換部品等への口出しも行いたいところですが、軍事機密が関わってくるため、それはちょっと難しいでしょう。
アメリカ製よりは日本製の精密器具の方が遥かに信頼性が高いと……そう思えるのですけれど。
これらで確実にゼロに出来るとは思えませんけれど、こういう努力によって事故率を下げることは可能でしょう。
加えて、米軍機による事故確率と日本国内の車両事故率、航空機事故率、列車事故率などを比較する表を開示し、そこまで脅威ではないという宣伝を行うことも、住民への不安を和らげる意味では有効でしょう。

騒音問題。
これも日本の技術力をもってすれば何とかなると私は思っていますけれど。
事実、米軍機の騒音は凄まじいものがあります。
私などは山の中で、米軍機が飛んでいくのをほぼ同じ高度で眺めていた訳ですけれど、音が後から通っていくような、胃に響くばかりか肌を叩くような、音が刺激でしかないあの感覚は……実際に遭遇してみないと言葉では言い表せないのが現実です。
ですが、今現在は大昔と違いまして、ステルス機も出来ました。
騒音を遮るような、カラオケルームの防音設備も随分と進歩しております。
各々の家に対してこういう設備の補助金を出すなどの援助を行う……各個人に対して政府に出来るのはそれくらいでしょうか?
ついでに言えば、音とは空気の振動でしかありません。
そして、振動である以上、全く逆の波をぶつけてやれば、その振動をかき消すことが可能です。
……だから、私は中空から放たれる轟音が地表面に届く前に相殺するような音波塔を開発すれば、沖縄基地周辺の騒音問題を随分と解消できるのではないかと思っております。
ま、最後のは現状では実現していない技術力ですので、そういう開発に資金援助を行うという国家方針を打ち立てることで、住民の生活を向上させることが可能だと思います。
勿論、そういう技術開発費がかかる訳ですから、今度は開発費用の概算……つまり騒音問題を解決した場合のメリット・デメリットを考え直す必要がありますけれど。。。


……というのが私の問題解決プランです。
別に米軍基地だけではなく様々な問題に対しても、

①、メリットとデメリットを考える。
②、それぞれを深く掘り下げる。
③、メリットが代替可能か考える。
③-1、可能な場合、代替案と現状とどちらが有意義かを考える。
④、不可能な場合、デメリットを一つ一つ検証する。
⑤、デメリットを解決する手法をそれぞれ考え、解決策でのデメリットを考える。


という手順で行えば、複雑そうに思えた問題が、意外と簡単に……最低でも何を行ったら良いのかを整理することが可能となるのです。

ちなみに、QC法という品質管理の方法に似ていますけれど、一応、別物です。
(QC法の存在はつい最近知りました。)
と言うか、誰でも本来はこうやってブレイクダウン……細分化して物事を考えている筈なんですよ。
系統立てるのが面倒なので、ついその辺りをサボった結果、思考がこんがらがって把握不可能になるだけで。。。
それを整理しようという方法ですね。。。


あくまでこれは私の意見、私のやり方です。
私がプラスと思っていることも、誰かから見ればマイナスになるでしょう。
ですが、常にメリット・デメリットを把握し、比較する(出来れば数値で)ことを心がければ、非常に分かり易く物事を論じることが可能となります。

今日は、それをちょっと紹介しようと思ったのと。
米軍基地問題での反対派・賛成派双方の議論があまりにも平行線で下らないので……。


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