■2011年11月
■中学生でも分かるTPPの問題点。その5。
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ここ数日はTPP問題で黙っていられない事実が発覚するなどして、このコーナーを進められませんでしたが。
ようやく、最終章一歩手前。
投資と雇用の件について語ってみたいと思います。
TPP推進論者が語る内容はこうです。
「TPPによって関税や規制がなくなり、国内の投資が進み、経済が活発化される」
……事実でしょう。
アメリカ資本が大量に流れ込むことで、国内での投資活動は活発化されるでしょうし、経済も発展するかもしれません。
最低でも、投資活動が活発化してGDPが成長するのは間違いありません。
が、しかし。
それは、2.7兆円という経済産業省の資産が出ていたハズです。
しかも、10年累計で。。。
まぁ、それについての是非は兎も角としましょう。
ただ、TPPのお蔭で農業が壊滅するのは間違いありません。
だって海外の農業ってのは規模が全く違います。
こっちがアメリカの農業で↓↓↓

こっちが日本の農業↓↓↓です。。。

まぁ、比べる画像が極端なのは承知の上ですけれど……
基本的に値段=かかった手間ってのが資本主義と言っても間違いありません。
で。
機械とスプリンクラーで大規模農業を行うのと。
機械もろくに入らない棚田でこまごまと作業するのと……
どっちの手間が多くかかりますか??
それが、農業のコスト比となります。
つまり、日本の農業はアメリカやオーストラリアの大規模農業に勝ち目は薄いってことです。
で、GDPの比がどうのこうのと前原氏が語りましたが。
農業のGDP比は1.5%。。。
TPPで増えるGDP比は……0.54%です。
さて、どっちの数値が大きいですか??
と、まぁ、面倒くさい数値以外にも問題があります。
それは、投資が拡大し、GDPが増えたところで、庶民……つまりが我々の生活は向上するのか?ということです。
経済学者の脳みそでは、GDPの増加=生活の向上と見做しているようですが。
生憎と、経済ってのはそんなに簡単には出来ておりません。
当然のことながら、TPPによって海外から安価な人材が入って来ます。
労働資源の自由化(つまりが人の行き来自由)もTPPの要件の一つですから。。。
そうなれば、企業は安価な海外の人材と、高い日本人とどっちを雇うでしょう??
海外を主戦場としている、人件費削減に精いっぱいの企業は、間違いなく日本人を雇わないでしょう。
つまり、日本人の雇用がますます失われます。
面白いデータがありまして、これはアメリカのデータなのですが。
アメリカの生産性と給与水準の推移です。

濃い黒線が給与、薄い灰色が労働者の生産性を示しております。
労働者が頑張って働いても、給与が上がってないのが丸わかりでしょう??
これが、アメリカの社会の現状です。
何故ならば、資本力という権力を握った株主は、ただひたすらに自分たちのお金の増加……つまり、配当金と株価上昇を求めるからです。
同じような現象が、実は日本でも起こっております。

これは日本ですけれど。
企業の業績が上がっても、労働者の給与が上がってないのが分かるでしょう??
株主が力を持つということは、こういうことです。
働いても働いても、労働者には正当な給与が支払われません。
……共産主義を唱えたマルクスは、本当はこういう事態を憂いていた訳ですが……
ま、それは兎も角。
TPPは、海外の投資家のお金を日本に呼び込みます。
彼らは企業の将来なんてどうでも構わないのです。
今、儲ければ良い。それだけで。。。
である以上、「人材の確保や育成なんかにお金をかけるくらいなら、配当金や業績を増やして株価を上昇させろ」と迫るでしょう。
何故ならば、彼らにとって……企業の将来なんかどうでも良くて、ただ売り抜けて利益を最大にしたいだけですから。
その上、高い日本人よりも、安い外国人を雇って済ませるでしょう。
だって、そっちの方が企業の業績は(短期的には)上昇しますからね。。。
少なくとも、自由を謳うアメリカの社会では上のグラフのように、労働者ががんばって生産性を上げても全く給与に反映していないのが分かります。
そういうアメリカ人の株主が日本に流れ込んでくる訳です。。。
私たちの生活が、これでよくなると思いますか??
当然ですが、お金を持っている方や企業主にとって、TPPは素晴らしい政策になるでしょう。
輸出関税が減る上に、安価な労働者も手に入るのですから。
しかし、働いている方々……我々庶民にとっては大打撃です。
幾らいくつかの商品が安くなっても……失業してしまえば、買うどころじゃない訳ですから。。。
はっきり言いまして、私は貧乏人です。
年収、300万円に届くかどうかってところの、中の下ってところの労働者です。
だからこそ……TPPには大反対なのです。
賛成している方々は……雇用される側ではなく、雇用する側。
もしくは、お金をもらう側ではなく、お金を使って利益を上げる側の人間なのでしょうね。。。
そうでなければ、自分の職がなくなるというのに、喜んでTPP推進をしようと思う訳がありませんから。。。
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ようやく、最終章一歩手前。
投資と雇用の件について語ってみたいと思います。
TPP推進論者が語る内容はこうです。
「TPPによって関税や規制がなくなり、国内の投資が進み、経済が活発化される」
……事実でしょう。
アメリカ資本が大量に流れ込むことで、国内での投資活動は活発化されるでしょうし、経済も発展するかもしれません。
最低でも、投資活動が活発化してGDPが成長するのは間違いありません。
が、しかし。
それは、2.7兆円という経済産業省の資産が出ていたハズです。
しかも、10年累計で。。。
まぁ、それについての是非は兎も角としましょう。
ただ、TPPのお蔭で農業が壊滅するのは間違いありません。
だって海外の農業ってのは規模が全く違います。
こっちがアメリカの農業で↓↓↓

こっちが日本の農業↓↓↓です。。。

まぁ、比べる画像が極端なのは承知の上ですけれど……
基本的に値段=かかった手間ってのが資本主義と言っても間違いありません。
で。
機械とスプリンクラーで大規模農業を行うのと。
機械もろくに入らない棚田でこまごまと作業するのと……
どっちの手間が多くかかりますか??
それが、農業のコスト比となります。
つまり、日本の農業はアメリカやオーストラリアの大規模農業に勝ち目は薄いってことです。
で、GDPの比がどうのこうのと前原氏が語りましたが。
農業のGDP比は1.5%。。。
TPPで増えるGDP比は……0.54%です。
さて、どっちの数値が大きいですか??
と、まぁ、面倒くさい数値以外にも問題があります。
それは、投資が拡大し、GDPが増えたところで、庶民……つまりが我々の生活は向上するのか?ということです。
経済学者の脳みそでは、GDPの増加=生活の向上と見做しているようですが。
生憎と、経済ってのはそんなに簡単には出来ておりません。
当然のことながら、TPPによって海外から安価な人材が入って来ます。
労働資源の自由化(つまりが人の行き来自由)もTPPの要件の一つですから。。。
そうなれば、企業は安価な海外の人材と、高い日本人とどっちを雇うでしょう??
海外を主戦場としている、人件費削減に精いっぱいの企業は、間違いなく日本人を雇わないでしょう。
つまり、日本人の雇用がますます失われます。
面白いデータがありまして、これはアメリカのデータなのですが。
アメリカの生産性と給与水準の推移です。

濃い黒線が給与、薄い灰色が労働者の生産性を示しております。
労働者が頑張って働いても、給与が上がってないのが丸わかりでしょう??
これが、アメリカの社会の現状です。
何故ならば、資本力という権力を握った株主は、ただひたすらに自分たちのお金の増加……つまり、配当金と株価上昇を求めるからです。
同じような現象が、実は日本でも起こっております。

これは日本ですけれど。
企業の業績が上がっても、労働者の給与が上がってないのが分かるでしょう??
株主が力を持つということは、こういうことです。
働いても働いても、労働者には正当な給与が支払われません。
……共産主義を唱えたマルクスは、本当はこういう事態を憂いていた訳ですが……
ま、それは兎も角。
TPPは、海外の投資家のお金を日本に呼び込みます。
彼らは企業の将来なんてどうでも構わないのです。
今、儲ければ良い。それだけで。。。
である以上、「人材の確保や育成なんかにお金をかけるくらいなら、配当金や業績を増やして株価を上昇させろ」と迫るでしょう。
何故ならば、彼らにとって……企業の将来なんかどうでも良くて、ただ売り抜けて利益を最大にしたいだけですから。
その上、高い日本人よりも、安い外国人を雇って済ませるでしょう。
だって、そっちの方が企業の業績は(短期的には)上昇しますからね。。。
少なくとも、自由を謳うアメリカの社会では上のグラフのように、労働者ががんばって生産性を上げても全く給与に反映していないのが分かります。
そういうアメリカ人の株主が日本に流れ込んでくる訳です。。。
私たちの生活が、これでよくなると思いますか??
当然ですが、お金を持っている方や企業主にとって、TPPは素晴らしい政策になるでしょう。
輸出関税が減る上に、安価な労働者も手に入るのですから。
しかし、働いている方々……我々庶民にとっては大打撃です。
幾らいくつかの商品が安くなっても……失業してしまえば、買うどころじゃない訳ですから。。。
はっきり言いまして、私は貧乏人です。
年収、300万円に届くかどうかってところの、中の下ってところの労働者です。
だからこそ……TPPには大反対なのです。
賛成している方々は……雇用される側ではなく、雇用する側。
もしくは、お金をもらう側ではなく、お金を使って利益を上げる側の人間なのでしょうね。。。
そうでなければ、自分の職がなくなるというのに、喜んでTPP推進をしようと思う訳がありませんから。。。
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