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ふと見て思ったこと。


日本には人権問題が存在します。
事実、人権問題はけっこう問題になっています。

では、どんな問題が存在しているでしょうか？？
松山市のＨＰにあった通りの文言を記します。

●人権が尊重される社会を実現するための重点課題

○同和問題
　私たちは「生まれ」や「出身」などによって偏見や先入観で人を判断したり、差別してしまうことがあります。同和問題もそのひとつです。
　「今でも部落差別はあるのですか」ということをよく聞きますが、確かに昔のように公然と差別的な言葉をつかったり、差別的な態度をとるということは少なくなりました。しかし、今もなお結婚や就職のときに差別を受け悩み苦しんでいる人がいるのです。
　この問題を一日も早く解決するためには同和問題を正しく認識する必要があり、一人ひとりが人権感覚を高める努力をしましょう。

○女性問題
　わたしたちの暮らしのなかに「女のくせに」といったような会話がよく聞かれます。男女の性別による役割は生まれた時からそなわっているものではなく、文化や社会の中でつくりあげられたものです。女性も男性も自分の能力や個性を発揮し行動や生きかたを広げることができる社会をつくりましょう。

○子ども
　子どもに対して、親の意見を押しつけていませんか。また、他人の子どもと比較していませんか。
人権は、すべての人々が幸せに生きていく当然の権利ですので、子どもにも保障されなければなりません。未来を担う子どもの人権を認め健やかに育つための環境をつくりましょう。

○高齢者
　高齢者の人権を考え、すべての人が能力や意欲に応じて社会生活ができ、安心して暮らせる社会を実現しましょう。

○障害者
　心身に障害があるから「かわいそうだ」、「気の毒だ」という気持ちは障害があるから”普通”ではないという意識からくるのではないでしょうか。今、わたしたちに求められていることは、違いを認め合って共に生きることです。
　障害のある人も、ない人と同じようにあたりまえに社会に参加できる。「共に生きる社会」を実現しましょう。

○外国人
　「外国人だから」といって排除してしまってよいのでしょうか。
　人種や民族の違い、そして文化や生活習慣の違いを認めようとせず、外国人だからという理由だけで差別してしまうことがあります。わたしたちも外国に行けば外国人です。文化や生活習慣による違いをその国固有の特徴として認めさまざまな文化、価値観を認めあい、明るく暮らせる社会をめざしましょう。

○HIV感染者等
　HIV感染者などに対する偏見や差別があります。病気についての正しい知識と理解を深め、偏見や差別を解消しましょう。

さて。
何か抜かっているのではないでしょうか？？
じっくりと見てみて下さい。



そう。
一番最初に出てこなければならないものが抜かっております。


○健常者の人権が保障されるという前提。

これが、抜かっているのです。
ついでに言うと、犯罪者の人権ってのも最後の最後に入ってこなければならないでしょう。
だからこそ、日本の人権問題は狂っているのです。

そもそも、健常者が当然のように人権を享受できている社会が存在していて始めて、それから外れてしまった人間の人権を保障し始めなければなりません。
それを無視して、社会的弱者をまず救う。
その態度自体は当たり前ですけれど、大事ものです。
が、これら弱者を救うことばかりを見て、健常者の人権を無視する活動ばかりが持て囃されております。

おかしいでしょ？？

誰かの人権を守るために、誰かの人権を傷つけているのです。

だからこそ、犯罪加害者の人権を救うために、最も救うべきである犯罪被害者の人権を守らない。

同和問題を解決するために、健常者の利権を無視する／もしくは同和出身者から健常者への加害を認めない。

女性を大事にする余り、男性の利益や権利を無視している。
実際、男女共同参画の平成２２年度予算は5兆7,805億円です。
既に男女の失業率は同じ数値を記録しているとか。。。
これ以上、女性の地位を向上させる必要があるのでしょうか？？

子供の人権を守らなければならない。
確かにそうでしょう。
ですが、子供を守るあまり、躾けをしたり、悪さをした子供を怒鳴っただけで子供の人権侵害だと逮捕される世の中は果たして正しいのでしょうか？？

高齢者を守らなければならない。
確かにそうでしょう。
ですが、高齢者の医療・年金を守るあまり、若者に仕事が回らない世の中が正しいとは思えません。

障害者を守らなければなりません。
ですが、障害者を強制的に雇う一方で、もっと頑張っている健常者が失業する世の中はおかしいのです。
日本は自由ですから、障害者も健常者も同じように雇われる機会を得られるべきですけれど、障害者が一方的に優遇される世の中はどこか間違っております。

外国人の権利は守らなければなりません。
確かに守るべきです。
ですが、外国人は既に彼らの政府によって守られております。
今から日本政府が生活保護等で彼らを守ろうとするのは、彼ら母国の政府が機能していないとバカにしているようなものなのです。
ついでに言えば、日本という国家は本当に外国人差別があるのでしょうか？？
勿論、外国人に対して奇異の目で見てしまうことはあるでしょう。
特に田舎とか、日本人以外は非常に珍しいものですし。。。
ですが、平等とは誰に対しても競争する機会が同じように与えられることです。
差別とは、競争しようにも競争する機会そのものが奪われることです。
日本の野球記録の本塁打記録を知って居るでしょうか？？

1 55本塁打：王　貞治 64年：巨人
2 55本塁打：T・ローズ* 01年：近鉄
3 55本塁打：A・カブレラ* 02年：西武
4 54本塁打：R・バース 85年：阪神
5 52本塁打：野村　克也 63年：南海

……です。
では、次に大相撲の横綱は？？
白鳳：モンゴル出身。
朝青龍：モンゴル出身。。。
……まぁ、朝青龍はもう引退してしまいましたが。

彼らが本塁打記録を樹立しようとすると、外国人だからという理由で打線から外される。
それは、外国人差別です。
モンゴル出身だからという理由で、白鳳が７連続優勝しても横綱になれない。
それは、外国人差別でしょう。
ですが、どうですか？？
本塁打記録は外国人が１～４位まで独占し、横綱は二人ともモンゴル出身力士。。。
本当に彼らが日本人と違うという理由で活躍の機会を奪われておりますか？？
である以上、日本において外国人差別はほぼあり得ないという証拠でもある訳です。。。

ＨＩＶ感染者は……
まぁ、置いておきましょう。
そろそろ特効薬も作成されそうですし。
もうＨＩＶ患者の差別なんて全く無くなると思っております。。。


という訳で。
今日は差別問題を語る前に、最も大事な前提が抜かっているのでは？？という話でした。。。


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