■2010年08月
■私が小沢一郎氏を嫌う理由。。。
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この小沢一郎氏の発言が私にはどうしても受け入れられません。
特に、天皇陛下の国事行為は内閣の助言と承認をもって行うことという部分。。。
確かに憲法にはそう書かれております。
おりますが……何か、違う。
何処か、気に入らないし、受け入れられない。
その理由がようやく分かりました。
その理由とは……天皇陛下をどう捉えているかにあったのです。
私が今まで様々なインターネットから各政党の天皇陛下の意見を見た上で要約しますと、天皇陛下の捉え方というのは凡そ五つに分類することが出来るのです。
上から順番に、敬意の多寡で並べてあります。。。
1.天皇陛下は現人神であり、日本人全ての上位者であり逆らえない存在。
……所謂戦前の教えであり、そして今でも本気の右翼の方々はこういう捉え方をしているでしょう。
私は流石にそこまで信仰の対象とは思っておりませんが、そういう考え方も別に否定は致しません。
まぁ、そういう方々からしてみれば、この小沢氏の発言は死刑に値するレベルではありますけれども。。。
2.天皇陛下は日本国の象徴であり、日本国そのものの代表なのだから、国家を愛し敬うのと同じレベルで天皇陛下をも敬わなければならない。
……これが現在の右翼と呼ばれる方々の基本的な考え方だと思います。
ついでに言えば、その敬意の根源が長々と続いてきた日本の歴史に対してだったり血筋に対してだったりしておりますけれど、その辺りはまぁ、私から見れば些細な差です。
兎に角、その存在ゆえに尊敬に値すると上位者として天皇陛下を敬うのがこの分類です。
3.天皇陛下は一人の日本人に過ぎないけれど、その責任と職務は尊敬に値する。
私がこの考え方です。
自由とは紛れもない我々の権利であり財産でもあります。
加えて、全ての人間は生まれながらにして平等なれど、その価値は義務の多さと責任の重さによって変わってくるのです。
である以上、生まれながらにして重い責任を背負い、多大な義務を背負っている存在はその義務と責任の対価として、誰よりも尊い価値を有していると認めざるを得ません。
その責任と義務をもって、天皇陛下を尊敬に値する目上の方だと敬うという考え方なのです。
4.天皇陛下もただの一人の人間に過ぎない。
日本共産党の考え方ですね。
この理論に従って、皇室を撤廃しようとしております。
ま、考え方としてはそういう考え方もあると思います。
実際、生まれながらにして背負わざるを得ないその責任と義務は……考えるだけで気が遠くなります。
そうである以上、天皇陛下や皇室の方々をその責務から解き放とうと考える人間が居てもおかしくはないでしょう。
ま、日本共産党がただ人類皆平等の考えだけでこの視点を持っているかどうかの確信は持てませんが、理論としては一考の価値はあると思っております。
5.天皇陛下は人権も意志も認められないただの政治の道具である。
これこそ、私が見る限り小沢一郎氏の発想だと思うのです。
天皇陛下は政治の道具でしかない。
そこには意志も発言権も何も無く、ただ内閣の助言と承認という形式に基づいて逆らわず動けば良い。
そういう発想です。
そもそも、宮内庁長官に意見するなら辞表を提出してからにしろ……上司の間違いを指摘するだけで職を賭けろ……即ち組織の上限関係を絶対視しないならば組織から外れろという発想は独裁的な発想です。
勿論、決定的な命令に従わずに反抗するならば組織には必要ない存在かもしれませんが、宮内庁は突然の民主党の要請にしっかりと応じた上で内閣府に対して諫言をしたのです。
ま、そもそもが内閣の人間でもない一幹事長如きがそれに反論するってのも本来おかしな話なのですが、それを言い出すと多分三権分立の最初から話をしなければならないので飛ばしますが……
命令には従った上で、次からはそういうことが無いように意見する。
これは……間違っていますか??
裁判所からの指示や、法的根拠に基づく指示、もしくは業務上の君が代起立に従わずに自己の意志を通そうとするような、義務を無視して自分の意志を貫く行為ではありません。
義務を果たした上で、上司に意見をしただけです。
それなのに、そうやって上司に意見すること自体がおかしいと斬り捨てる。
それは、間違いなく部下を人間ではなく道具としか思っていない独裁者の思考です。
日本には思想・言論の自由があります。
私が職場で上司批判をしようとも自由です。
と言うか、よく上司に対しても意見をしております。
この画像はこういう風にした方が意図が伝わるのではないか?とか、そういう風に。
これで職を賭けろと言われているんですよ、早い話が。。。
しかも、別に上司でも何でもない、行政府からしてみれば、全くの赤の他人から。。。
ふざけた話としか思えません。
そもそも、天皇陛下は内閣の助言と承認で動く訳ですけれど、まず小沢一郎氏は内閣府の人間ですか?
そして、宮内庁長官に対して、行政府として何か発言できる立場ですか??
憲法を持ち出す前に、小沢一郎氏は自分の立ち位置を行政府の上に置いているのが明白なのです。
そしてそれは同時に天皇陛下よりも自分の立ち位置を上においているのでしょう。
大体が、内閣総理大臣は国会の議決によって、天皇陛下によって任命されるのです。
あくまで、俗な言い方をすれば雇われ社長に過ぎません。
そして天皇陛下は確かに内閣の助言と承認によってしか動くことを認められていませんけれど、それはあくまで陛下ご自身は憲法によって行動を制限されているため、陛下ご自身の意志が内閣の助言の正当性を認め、自ら行動する意志をお示しになったのを、内閣の承認によって憲法の束縛から天皇陛下が解放される。
あくまで憲法>陛下>内閣の順番です。
ここで内閣>陛下と勘違いをしているのが明白なのが、私の癇に障ったのでしょう。。。
私は人間の価値は責任の重さによって決まると思っております。
だからこそ、責任の重い職に就いている方は尊敬出来ると思っておりますし、責任が重い職に就いても責任を全うしようとしない人間は侮蔑に値すると思っております。
同時に、本当の責任の所在を理解していない人間も侮蔑に値すると思っております。
内閣総理大臣として日本の行政に対する責任よりも、党の代表として票の獲得に対する責任の方が重いと勘違いしている人間とか……
国務大臣として日本国の立法に対する責任よりも、幹事長として党の運営責任の方が重いと勘違いしている人間とかね……
まぁ、別に誰とは言いませんけれども。。。
以上の理由を持ちまして、私は小沢一郎氏を尊敬できないばかりか、むしろ侮蔑し、更には嫌っている訳です。。。
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