■2010年08月
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■中国、ちょっとヤりすぎだ。。。
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暑い日が続く今日この頃、如何お過ごしでしょうか？？
現在私は、あちこちでよく見かける、過去記事をアクセス順に表示するシステムの導入を検討しております。
が、やり方が分かりません。
分かる方、情報下さいまし。。。
調べてみたんですけれど、どうも私は気が向くときと向かないときで検索能力まで変わってくるみたいでして。。。
さて、今日は某所で見た画像によって、中国問題を実感したので。。。
これ、幾らなんでも問題でしょう。
勿論、これがあくまで発電用のダムであるならば、まだ……画像下にある生態系破壊や漁獲量減少程度で済む……と言っても、日本が考えて居るほど漁獲量の問題は甘くありません。
そもそもカンボジアでは食糧生産量の殆どをこのメコン川に依存しております。
年に一度必ず氾濫するほどに雨季と乾季の流量が違うこのメコン川は、メコンの支流であるトンレサップ流域を肥沃化するために必要な、多量の水を供給しているのです。
氾濫がなければ、この地域は乾いたほこりだらけの生産力の低い土地となり、農業生産量が見込めません。つまり、都市を維持することもできなくなる訳です。
下図がメコン川の季節ごとの流量です。
そして、中国がここにダムを作った所為で、メコン川の水位は低下。
自然破壊の所為か捕らえられた魚は小さく、漁獲量は4分の1に減少したとあります。
この時点で、既に中国による下流域への攻撃が行われていると見做すことが当然でしょう。
しかも、現在建設中のダムが完成し、農業用水として用いられた場合……話はますますとんでもないことになるでしょう。
何故ならば、農業用水というのは膨大な水を必要とします。
中国の作る灌漑システム自体、日本のソレほど高性能ではないでしょうし、水路自体の延長もとてつもないでしょうから、本来必要とされる灌漑水量にそのロス率をかけた膨大な水量が必要となってきます。
それらの水量を上流で全て農業用水に奪われてしまった場合、さて、下流域の人間はどうやって生きていけというのでしょうか？？
現在ですら、漁獲量が減少し、メコン川の水位が低下しております。
元々雨季と乾季の流量差が激しいこのメコン川。乾季に水を止められれば、下流の人間は……いや、都市は乾いて死ぬのを待つしか出来ないのです。
……まだまだ問題があります。
ダムを管理しているのが中国人という点です。
まぁ、これらの画像は別にこのメコン川にあるダムではなく、三峡ダムという長江中流域の三峡（重慶直轄市から湖北省宜昌市）一帯にある大型重力式コンクリートダムの話なんですけれど。
ただ、衛生管理の問題という点において、これほど分かり易い画像はないでしょう。
恐らく……というかほぼ間違いなく、上記のメコン川にあるダムも、これらのダムと同じ道を辿るでしょう。
その場合、これらのゴミによる有害物質が……いや、もしかしなくてもメコン川流域が工業地帯としても開発が進むのであれば、工場から流れ出た排水によって汚染された水は、確実に下流に流れ込みます。
良い例として、有名どころの画像を幾つか見つけたので、添付します。
……こういう水が下流側に流れた際、被害を被るのはメコン川下流に位置するカンボジア、タイ、ラオスといった国々の住民たちです。
特にカンボジア。
彼らが一体何の悪いことをしたというのでしょう。
前のエントリで紹介したように虐殺に遭うわ、ダム被害に遭うわ、そして汚水被害が確定しているわ。。。
世界で最も神に見放された場所と言っても過言ではないほど、悲劇を被っていますよね。
日本の技術力で救って挙げられれば良いのでしょうけれど、未だに日本でも無い場所から水を湧き出させる技術は持っておりません。
そして、最後の問題が残っております。
上記の維持管理の問題と密接に絡んでいる問題なのですけれど。
ダムを建造し、管理するのが中国人である……という、最悪最大の問題点です。
上の方で一度述べましたけれど、メコン川ってのは雨季と乾季の流量差が激しい川です。
基本的にダムってのは上流で溜めた水を下流に流す……そのついでに別の場所に水を引っ張ったり発電したりって程度の施設です。
そのメコン川に大量の降雨が流れ込んだ場合、下流に水を放水する以外に対処法はありません。
勿論、ダムの容量分程度の緩衝作用はありますけれど。
で、もし、メコン川が大洪水を起こせばどうなるでしょう？？
上記で紹介したゴミだらけの三峡ダムの事例ですけれど……
……こういう事態も発生しているのです。
建設してから、たったの一年ちょっとで！！
さて。
基本的にメコン川の雨季はとてつもない水量になっております。
もしもそこに台風が直撃したら？？
洪水が発生し、更に水量は跳ね上がるでしょう。
そして、メコン川上流部に位置するダムが、たった一つでも崩壊を起こせば？？
洒落にならない土石流になります。
何しろ、溜めている水が一気に下流に流れ込むのです。
ダムの破損した堤体や、土砂、流木、岩石などを含む土石流です。
それらがとてつもない勢いで次のダムに流れ込む訳ですから、一つ下のダムはそんな水量を受け止められる設計にはなっていないでしょう。
そして決壊したダムは、以下ループ。
それらが、ラオス、タイ、カンボジアを直撃する訳です。
はっきり言いますけれど、想像すらしたくない大被害になるでしょう。
……そして、中国人の施行技術と維持管理能力ではそうなる可能性が非常に高いのが予想出来るのです。。。
ま、これは私が日本の河川の常識でこうなるって予測しただけですから、ここまで壊滅的な被害が出るとは限らないのですけれど……最悪の事態を想定し、それに対処するのが政治のお仕事なんですよね。
別に私は中国に開発を行うなとは言いません。
と言うか、言えません。
ただ、他国の住民のことを全く考えない、環境を全く慮らないその開発手法は害の方が大きいということにそろそろ気付いて欲しいだけです。
しっかりと環境サイクルを生かした開発さえ行えば、下流に甚大な被害を与えたばかりか、自国を腐らせながら開発するような愚行を犯さなくても済むのです。
そして、日本を始めとする先進国はその手法を持っております。
特許料を支払い、武力ではなく対話をもって接すれば、日本なんてネギを背負ったカモの如く、技術力を幾らでも放出してくれるでしょう。
それらの特許料や環境対策費を払わずに、ただ無闇矢鱈の開発を進めていくならば、確実に待っているのは自国の崩壊、そして飢えた人口を養うための海外侵略以外にはあり得なくなりますよ？？
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これ、幾らなんでも問題でしょう。
勿論、これがあくまで発電用のダムであるならば、まだ……画像下にある生態系破壊や漁獲量減少程度で済む……と言っても、日本が考えて居るほど漁獲量の問題は甘くありません。
そもそもカンボジアでは食糧生産量の殆どをこのメコン川に依存しております。
年に一度必ず氾濫するほどに雨季と乾季の流量が違うこのメコン川は、メコンの支流であるトンレサップ流域を肥沃化するために必要な、多量の水を供給しているのです。
氾濫がなければ、この地域は乾いたほこりだらけの生産力の低い土地となり、農業生産量が見込めません。つまり、都市を維持することもできなくなる訳です。
下図がメコン川の季節ごとの流量です。
そして、中国がここにダムを作った所為で、メコン川の水位は低下。
自然破壊の所為か捕らえられた魚は小さく、漁獲量は4分の1に減少したとあります。
この時点で、既に中国による下流域への攻撃が行われていると見做すことが当然でしょう。
しかも、現在建設中のダムが完成し、農業用水として用いられた場合……話はますますとんでもないことになるでしょう。
何故ならば、農業用水というのは膨大な水を必要とします。
中国の作る灌漑システム自体、日本のソレほど高性能ではないでしょうし、水路自体の延長もとてつもないでしょうから、本来必要とされる灌漑水量にそのロス率をかけた膨大な水量が必要となってきます。
それらの水量を上流で全て農業用水に奪われてしまった場合、さて、下流域の人間はどうやって生きていけというのでしょうか？？
現在ですら、漁獲量が減少し、メコン川の水位が低下しております。
元々雨季と乾季の流量差が激しいこのメコン川。乾季に水を止められれば、下流の人間は……いや、都市は乾いて死ぬのを待つしか出来ないのです。
……まだまだ問題があります。
ダムを管理しているのが中国人という点です。
まぁ、これらの画像は別にこのメコン川にあるダムではなく、三峡ダムという長江中流域の三峡（重慶直轄市から湖北省宜昌市）一帯にある大型重力式コンクリートダムの話なんですけれど。
ただ、衛生管理の問題という点において、これほど分かり易い画像はないでしょう。
恐らく……というかほぼ間違いなく、上記のメコン川にあるダムも、これらのダムと同じ道を辿るでしょう。
その場合、これらのゴミによる有害物質が……いや、もしかしなくてもメコン川流域が工業地帯としても開発が進むのであれば、工場から流れ出た排水によって汚染された水は、確実に下流に流れ込みます。
良い例として、有名どころの画像を幾つか見つけたので、添付します。
……こういう水が下流側に流れた際、被害を被るのはメコン川下流に位置するカンボジア、タイ、ラオスといった国々の住民たちです。
特にカンボジア。
彼らが一体何の悪いことをしたというのでしょう。
前のエントリで紹介したように虐殺に遭うわ、ダム被害に遭うわ、そして汚水被害が確定しているわ。。。
世界で最も神に見放された場所と言っても過言ではないほど、悲劇を被っていますよね。
日本の技術力で救って挙げられれば良いのでしょうけれど、未だに日本でも無い場所から水を湧き出させる技術は持っておりません。
そして、最後の問題が残っております。
上記の維持管理の問題と密接に絡んでいる問題なのですけれど。
ダムを建造し、管理するのが中国人である……という、最悪最大の問題点です。
上の方で一度述べましたけれど、メコン川ってのは雨季と乾季の流量差が激しい川です。
基本的にダムってのは上流で溜めた水を下流に流す……そのついでに別の場所に水を引っ張ったり発電したりって程度の施設です。
そのメコン川に大量の降雨が流れ込んだ場合、下流に水を放水する以外に対処法はありません。
勿論、ダムの容量分程度の緩衝作用はありますけれど。
で、もし、メコン川が大洪水を起こせばどうなるでしょう？？
上記で紹介したゴミだらけの三峡ダムの事例ですけれど……
- 三峡ダム区で地質上の問題５３８６カ所…巨大な水圧原因 -
三峡ダム区地質災害防止作業指導事務室チーム（三峡地防弁）によると、同地区内ではがけ崩れの発生や地盤の変形など5386カ所で地質上の問題が発生していることが分かった。最大で深さ175メートルに及ぶダム湖の巨大な水圧を受け、地盤にひずみが発生していることが原因とされる。チャイナネットが報じた。
同ダムは2008年末に、水位を最大の175メートルにする計画だった。しかし実際には172．5メートルで打ち切り。同時点で、132カ所でがけくずれなどが発生。崩れた土砂の体積は約2億立方メートルで、約2000人が緊急避難した。
三峡地防弁では、その後も1年当たり約6000人を投じて、調査を続行。年間平均で延べ16万1000回の調査を行った結果、がけ崩れの発生懸念など5386カ所に問題があることが分かった。
重慶市内の雲陽県涼水井地区では2009年3月以来、川岸が長さ430メートル、体積にして400万立方メートルにわたり崩壊。長江の主要航路に土砂が崩れこむ恐れもあるとして、厳重な監視対象になった。同地区に近い村では、地盤の変動で民家が徐々に引き裂かれながら移動するなどの被害も出た。
……こういう事態も発生しているのです。
建設してから、たったの一年ちょっとで！！
さて。
基本的にメコン川の雨季はとてつもない水量になっております。
もしもそこに台風が直撃したら？？
洪水が発生し、更に水量は跳ね上がるでしょう。
そして、メコン川上流部に位置するダムが、たった一つでも崩壊を起こせば？？
洒落にならない土石流になります。
何しろ、溜めている水が一気に下流に流れ込むのです。
ダムの破損した堤体や、土砂、流木、岩石などを含む土石流です。
それらがとてつもない勢いで次のダムに流れ込む訳ですから、一つ下のダムはそんな水量を受け止められる設計にはなっていないでしょう。
そして決壊したダムは、以下ループ。
それらが、ラオス、タイ、カンボジアを直撃する訳です。
はっきり言いますけれど、想像すらしたくない大被害になるでしょう。
……そして、中国人の施行技術と維持管理能力ではそうなる可能性が非常に高いのが予想出来るのです。。。
ま、これは私が日本の河川の常識でこうなるって予測しただけですから、ここまで壊滅的な被害が出るとは限らないのですけれど……最悪の事態を想定し、それに対処するのが政治のお仕事なんですよね。
別に私は中国に開発を行うなとは言いません。
と言うか、言えません。
ただ、他国の住民のことを全く考えない、環境を全く慮らないその開発手法は害の方が大きいということにそろそろ気付いて欲しいだけです。
しっかりと環境サイクルを生かした開発さえ行えば、下流に甚大な被害を与えたばかりか、自国を腐らせながら開発するような愚行を犯さなくても済むのです。
そして、日本を始めとする先進国はその手法を持っております。
特許料を支払い、武力ではなく対話をもって接すれば、日本なんてネギを背負ったカモの如く、技術力を幾らでも放出してくれるでしょう。
それらの特許料や環境対策費を払わずに、ただ無闇矢鱈の開発を進めていくならば、確実に待っているのは自国の崩壊、そして飢えた人口を養うための海外侵略以外にはあり得なくなりますよ？？
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