■2010年05月
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■批判ばかりはダメなのか？
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普天間基地問題。
個人的に言わせてもらえればもうどうしようもない状態に陥っているとしか思えないんですけれども。
と言うか、そもそもの問題は民主党政府が交渉の基礎を分かっていないところに尽きると思います。
私が今までの人生で経験してきた交渉手順ですけれど。
１．米軍における戦略的条件を確認する（お客様の要望を聞く）。
２．条件に合致する土地を国内から捜す（商品作成が可能かどうかを自社技術より捜す）。
３．地形条件・基地建築価格等の諸条件を確認（相手方の条件にあった物件の、原材料価格・製作費用が捻出可能かどうか、社内条件を確認する。）
４．地元調整・予算の概算計上が可能かどうかを確認する。（製作部署で商品作成が可能かどうかを社内で確認する）
５．最有力候補の現在状況をアメリカに提示。（商品状態を見積もりとしてお客様に説明）。
６．アメリカ（お客様）が納得するまで３～５の手順を繰り返す。
７．交渉成立、商品作成に取り掛かる。
これが、私の知りうる限りの、交渉手順です。
まぁ、私自身、何かを販売するような職ではありませんので、本当の意味で交渉を語ることは出来ませんけれど、大まかな手順はこれで問題ない筈なのです。
基本的に、商品そのものが社命のかかるほどの大型商品だと仮定すればするほど、上記の手順を丁寧に踏まなければならないことが良く分かると思います。
それを、鳩山政権は一体何をしたでしょうか？？
合致していた当初案を没に。（契約を一方的に破棄）
相手方の条件をも聞かずに案を幾つも提示。（この時点で客商売ではあり得ませんね）
切羽詰った段階になって、突然地元民意を確認。（事前説明もなしに製作部署へ突然の連絡）
……考えれば考えるほど、あり得ない大名商売だとは思いませんか？？
カップ麺がどうのこうのとか、高給バーがどうのこうのとは比べ物にならないほど、絶望的な庶民感覚の欠如です。
それを、マスメディアが問い詰めることもなく、暫く放置しているから……当たり前のように交渉が座礁し、どうしようもない状況に陥っていますよね。。。
もうコレは……偶然でもアメリカの横暴でも何でもなく、必然でしょう。
ま、アメリカ政府をお客様とするほど、大切に見なくても構いません。
交渉する場合、相手の言い分を聞いた上で、自身の都合を鑑み、その上で結論を出すのが基本なのですけれど。
民主党政府はそれを行った形跡すら見えない……つまり、民主党政府が相手と交渉する場合の手順すら知らないというのが、そもそもの原因なのですから。。。
ついでに言うと、この状況で民主党支持者の言葉は……
アメリカ軍が横暴である。
マスメディアが叩き過ぎ。
自民党が１０年かかってようやく決めたものを、半年で決められる筈もない。
政府が頑張っているのに、地元住民は反対しかしていない。
国民は内閣を責めるばかりではなく、普天間基地の解決に総力を挙げるべきだ。。。
……呆れる以外に、何が言えるのでしょう。
そもそも、決まっていた当初案を勝手に没にされた挙句、勝手な案を次々に押し付けられている訳ですから、交渉の手順すら無視されたアメリカ軍が苛立つのは当然です。
横暴とかいう発想が出てくる方が間違い。
相手は日本の属国ではありません。対等の立場に立つ、同盟国です。
日本国内の土地に関する問題とは言え、一方的に命令を伝えるだけで問題が解決する訳もないでしょう？？
こちらからの意見が通らないからと言って、相手が横暴だとか見下されているとか……自分自身を優遇されてないと差別されたと感じる何処かの連中と思考回路が同じなんですけれども。。。
……マスメディアが叩きすぎ？？
少なくとも現状において、マスメディアは政府に反対するのが仕事でしょう？？
そういうスタンスを受けれて、自民党政権時にはマスメディアの横暴を放置していたのが民主党支持者ではないのでしょうか？？
事実、安部・福田・麻生内閣の頃、マスメディアの政府批判に何らかの苦情を貴方たちは送りましたか？？
自由民主党への攻撃はメディアの良い政府攻撃で、民主党への攻撃はメディアの悪い政府攻撃ですか？
論外です。
話にすらなりません。
しかも、漢字の読み間違いやバー通いで責められるのと、日米安全保障の難航で責められるのと、どっちが正当な批判ですか？？
……自民党が１０年かかって決めたものをすぐに決められる筈もない？
その自民党の１０年の努力を、一瞬で水泡にした人間の言う台詞ですか？？
そもそも、民主党のトップである鳩ちゃん自身が５月末決着を宣言したのです。
自分の言葉に責任すら持てない政治家に、何の信が置けるというのでしょう。
少なくとも政治家というのは、手を動かす訳でも身体を動かす訳でもなく、国民に対して言葉と結果で信頼を勝ち取る仕事です。
と言うか、まだ形にすらなっていない未来を語る以上、政治化には言葉以外に国民を納得させられれる道具がありません。
その政治家が言葉を裏切っている時点で、既にその政治家に価値はないと思うのですよ。。。
……地元住民が反対しかしていない。
そりゃそうでしょ。
交渉の順序を間違ってアメリカ政府を怒らせたからっていきなり泣きついて来られても、正直対処に困るでしょう。
政府が強権を持つ独裁政府ならば兎も角、民主主義で成立している以上、あと一ヶ月で何とかしてとかいきなり言われても、アホか……以外に何が言えるのですか？？
市町村長にも自分自身の立場があります。
住民の意見を無視して勝手に決める訳にもいかず……説明手順をすっぽかした民主党政府に対して、積極的に協力する訳にも行かないのが実情なのでしょう。
……国民が内閣を責めるだけでなく、もっと協力を。
あの～。
リーマンショックに端を発した先の世界同時不況時に、世界的な不況だと言うのにただ反対ばかりをしていたのは何処のどなたでしょう？？
誰かが困っているときに手助けを行う。そうすると自分が困っている時には誰かが手助けをしてくれるかもしれない。
政敵とは言え、困っているときに国民を無視して反対ばかりしまくった人間が、自分が困ったときに助けてくれると期待する方が間違い。
困っている誰かを一生懸命に助けてこそ、誰かの協力・助けを期待しても構わないと思うのです。
……早い話が、民主党擁護者の意見は全て、理に適ったものじゃないということです。
私個人の意見としましては、沖縄県にとって米軍基地があって負担が大きい。
ですが、まず基地があった頃は農地しか周囲にはありませんでした。
これはその決定的な資料です。（１９７０年の写真は防衛のために基地を黒塗りしているらしいです）
この写真データがある以上、そもそも基地周囲に民家があったという意見だけは論外中の論外となります。
ま、多少はあったみたいですけれども。
今のように大多数の人間が反対するほどの民家があるようには見えませんね。。。
勿論、だからと言って沖縄県への負担を考えなくても良いという訳ではありません。
けれども、住宅地に突然基地が出来たので移設しなければならない……と、
基地の周囲に住宅が出来たけれどやはり負担が大きいので移設して貰おう……と。
話すべき論調そのものが変わってくるとは思いませんか？？
私はそもそもの基地負担というものがマイナス面、プラス面しか語られないのが問題だと思います。
米軍犯罪があり、騒音が酷く、事故が怖いというマイナス面も真実ならば、
防衛効果があり、日米同盟の要でもあり、経済効果があるというプラス面もまた真実。
プラス面が国政として手放せない訳ですけれど、マイナス面を軽減せずに移設だけを考えても結論は同じです。
そして、世論ではプラス面を語る人はプラスのみを語り、マイナス面のみを考える人はそれだけを訴える人間が多い。
ですが、実際問題、人間関係でも商売でも同じく、プラス面のみ、マイナス面のみという存在はありません。
同時に考えるのが正常な発想ではないでしょうか？？
だからこそ、考えるべきは……マイナス面の軽減です。
日米地位協定見直しによる、米軍犯罪取締りの自由化。
技術提供、予算提供等による騒音問題改善、基地周辺住宅に対する防音設備への補助。
事故損害の賠償請求権の確保と、整備不良問題を解決するために整備マニュアル等の制度充実を訴える等など。。。
移設する前にやるべきことは多々あると思うのですけれど……まぁ、これは自民党時代から延々と続く問題ですので、この件に関しては民主党のみを責める訳にもいきませんけれど。。。
そういうの全てを満足させる案が、メガフロートだと個人的には考えるんですけれど。
結論としまして。
民主党普天間基地問題は、交渉の基礎を分かっていないのがそもそもの原因。
相手の言い分、こちらの言い分の落としどころを捜すのが交渉だと言うのに、相手の戦略プランすら聞かずに移設先だけを語っているだけで論外。
民主党がまず学ぶべきことは、法律や憲法・政治以前に、対等の相手と会話を交すことから学びなおすべきである。
以上。。。
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１．米軍における戦略的条件を確認する（お客様の要望を聞く）。
２．条件に合致する土地を国内から捜す（商品作成が可能かどうかを自社技術より捜す）。
３．地形条件・基地建築価格等の諸条件を確認（相手方の条件にあった物件の、原材料価格・製作費用が捻出可能かどうか、社内条件を確認する。）
４．地元調整・予算の概算計上が可能かどうかを確認する。（製作部署で商品作成が可能かどうかを社内で確認する）
５．最有力候補の現在状況をアメリカに提示。（商品状態を見積もりとしてお客様に説明）。
６．アメリカ（お客様）が納得するまで３～５の手順を繰り返す。
７．交渉成立、商品作成に取り掛かる。
これが、私の知りうる限りの、交渉手順です。
まぁ、私自身、何かを販売するような職ではありませんので、本当の意味で交渉を語ることは出来ませんけれど、大まかな手順はこれで問題ない筈なのです。
基本的に、商品そのものが社命のかかるほどの大型商品だと仮定すればするほど、上記の手順を丁寧に踏まなければならないことが良く分かると思います。
それを、鳩山政権は一体何をしたでしょうか？？
合致していた当初案を没に。（契約を一方的に破棄）
相手方の条件をも聞かずに案を幾つも提示。（この時点で客商売ではあり得ませんね）
切羽詰った段階になって、突然地元民意を確認。（事前説明もなしに製作部署へ突然の連絡）
……考えれば考えるほど、あり得ない大名商売だとは思いませんか？？
カップ麺がどうのこうのとか、高給バーがどうのこうのとは比べ物にならないほど、絶望的な庶民感覚の欠如です。
それを、マスメディアが問い詰めることもなく、暫く放置しているから……当たり前のように交渉が座礁し、どうしようもない状況に陥っていますよね。。。
もうコレは……偶然でもアメリカの横暴でも何でもなく、必然でしょう。
ま、アメリカ政府をお客様とするほど、大切に見なくても構いません。
交渉する場合、相手の言い分を聞いた上で、自身の都合を鑑み、その上で結論を出すのが基本なのですけれど。
民主党政府はそれを行った形跡すら見えない……つまり、民主党政府が相手と交渉する場合の手順すら知らないというのが、そもそもの原因なのですから。。。
ついでに言うと、この状況で民主党支持者の言葉は……
アメリカ軍が横暴である。
マスメディアが叩き過ぎ。
自民党が１０年かかってようやく決めたものを、半年で決められる筈もない。
政府が頑張っているのに、地元住民は反対しかしていない。
国民は内閣を責めるばかりではなく、普天間基地の解決に総力を挙げるべきだ。。。
……呆れる以外に、何が言えるのでしょう。
そもそも、決まっていた当初案を勝手に没にされた挙句、勝手な案を次々に押し付けられている訳ですから、交渉の手順すら無視されたアメリカ軍が苛立つのは当然です。
横暴とかいう発想が出てくる方が間違い。
相手は日本の属国ではありません。対等の立場に立つ、同盟国です。
日本国内の土地に関する問題とは言え、一方的に命令を伝えるだけで問題が解決する訳もないでしょう？？
こちらからの意見が通らないからと言って、相手が横暴だとか見下されているとか……自分自身を優遇されてないと差別されたと感じる何処かの連中と思考回路が同じなんですけれども。。。
……マスメディアが叩きすぎ？？
少なくとも現状において、マスメディアは政府に反対するのが仕事でしょう？？
そういうスタンスを受けれて、自民党政権時にはマスメディアの横暴を放置していたのが民主党支持者ではないのでしょうか？？
事実、安部・福田・麻生内閣の頃、マスメディアの政府批判に何らかの苦情を貴方たちは送りましたか？？
自由民主党への攻撃はメディアの良い政府攻撃で、民主党への攻撃はメディアの悪い政府攻撃ですか？
論外です。
話にすらなりません。
しかも、漢字の読み間違いやバー通いで責められるのと、日米安全保障の難航で責められるのと、どっちが正当な批判ですか？？
……自民党が１０年かかって決めたものをすぐに決められる筈もない？
その自民党の１０年の努力を、一瞬で水泡にした人間の言う台詞ですか？？
そもそも、民主党のトップである鳩ちゃん自身が５月末決着を宣言したのです。
自分の言葉に責任すら持てない政治家に、何の信が置けるというのでしょう。
少なくとも政治家というのは、手を動かす訳でも身体を動かす訳でもなく、国民に対して言葉と結果で信頼を勝ち取る仕事です。
と言うか、まだ形にすらなっていない未来を語る以上、政治化には言葉以外に国民を納得させられれる道具がありません。
その政治家が言葉を裏切っている時点で、既にその政治家に価値はないと思うのですよ。。。
……地元住民が反対しかしていない。
そりゃそうでしょ。
交渉の順序を間違ってアメリカ政府を怒らせたからっていきなり泣きついて来られても、正直対処に困るでしょう。
政府が強権を持つ独裁政府ならば兎も角、民主主義で成立している以上、あと一ヶ月で何とかしてとかいきなり言われても、アホか……以外に何が言えるのですか？？
市町村長にも自分自身の立場があります。
住民の意見を無視して勝手に決める訳にもいかず……説明手順をすっぽかした民主党政府に対して、積極的に協力する訳にも行かないのが実情なのでしょう。
……国民が内閣を責めるだけでなく、もっと協力を。
あの～。
リーマンショックに端を発した先の世界同時不況時に、世界的な不況だと言うのにただ反対ばかりをしていたのは何処のどなたでしょう？？
誰かが困っているときに手助けを行う。そうすると自分が困っている時には誰かが手助けをしてくれるかもしれない。
政敵とは言え、困っているときに国民を無視して反対ばかりしまくった人間が、自分が困ったときに助けてくれると期待する方が間違い。
困っている誰かを一生懸命に助けてこそ、誰かの協力・助けを期待しても構わないと思うのです。
……早い話が、民主党擁護者の意見は全て、理に適ったものじゃないということです。
私個人の意見としましては、沖縄県にとって米軍基地があって負担が大きい。
ですが、まず基地があった頃は農地しか周囲にはありませんでした。
これはその決定的な資料です。（１９７０年の写真は防衛のために基地を黒塗りしているらしいです）
この写真データがある以上、そもそも基地周囲に民家があったという意見だけは論外中の論外となります。
ま、多少はあったみたいですけれども。
今のように大多数の人間が反対するほどの民家があるようには見えませんね。。。
勿論、だからと言って沖縄県への負担を考えなくても良いという訳ではありません。
けれども、住宅地に突然基地が出来たので移設しなければならない……と、
基地の周囲に住宅が出来たけれどやはり負担が大きいので移設して貰おう……と。
話すべき論調そのものが変わってくるとは思いませんか？？
私はそもそもの基地負担というものがマイナス面、プラス面しか語られないのが問題だと思います。
米軍犯罪があり、騒音が酷く、事故が怖いというマイナス面も真実ならば、
防衛効果があり、日米同盟の要でもあり、経済効果があるというプラス面もまた真実。
プラス面が国政として手放せない訳ですけれど、マイナス面を軽減せずに移設だけを考えても結論は同じです。
そして、世論ではプラス面を語る人はプラスのみを語り、マイナス面のみを考える人はそれだけを訴える人間が多い。
ですが、実際問題、人間関係でも商売でも同じく、プラス面のみ、マイナス面のみという存在はありません。
同時に考えるのが正常な発想ではないでしょうか？？
だからこそ、考えるべきは……マイナス面の軽減です。
日米地位協定見直しによる、米軍犯罪取締りの自由化。
技術提供、予算提供等による騒音問題改善、基地周辺住宅に対する防音設備への補助。
事故損害の賠償請求権の確保と、整備不良問題を解決するために整備マニュアル等の制度充実を訴える等など。。。
移設する前にやるべきことは多々あると思うのですけれど……まぁ、これは自民党時代から延々と続く問題ですので、この件に関しては民主党のみを責める訳にもいきませんけれど。。。
そういうの全てを満足させる案が、メガフロートだと個人的には考えるんですけれど。
結論としまして。
民主党普天間基地問題は、交渉の基礎を分かっていないのがそもそもの原因。
相手の言い分、こちらの言い分の落としどころを捜すのが交渉だと言うのに、相手の戦略プランすら聞かずに移設先だけを語っているだけで論外。
民主党がまず学ぶべきことは、法律や憲法・政治以前に、対等の相手と会話を交すことから学びなおすべきである。
以上。。。
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